ながさきプレス元編集長に聞く!thinc!第4回『地域に根ざす編集者のしごと』~仕事やプロジェクトに活かす「編集思考」~

  『挑戦することを尊重するカルチャーをつくる』をビジョンとして、アイデアをカタチにする勉強会『thinc!』 第4回目は2月6日、会場は雪浦の森田屋さんで開催されました。 今回は西海市だけでなく、琴海や諫早か …

 

『挑戦することを尊重するカルチャーをつくる』をビジョンとして、アイデアをカタチにする勉強会『thinc!』

第4回目は2月6日、会場は雪浦の森田屋さんで開催されました。

今回は西海市だけでなく、琴海や諫早からも33名の有志が参加。

 

 

スピーカー(発表者)は長崎プレス元編集長のはしもとゆうきさん。

 

 

モデレーター(司会)はデザイナー山田健太さん。

 

では、はしもとさんの楽しい発表の流れを簡単に紹介します。

 

 

そもそも編集とは何?

「ある目的や意図」を達成するために「必要な材料・素材を集め」「取捨選択・整理・構成すること」

 

そうなのです。本や雑誌をつくるだけじゃない「編集行動」は、わたしたちが無意識でたくさんしている身近なことなのです。

送る相手によって文章を考える手紙やメール、料理、買い物、旅行プランなどがそうですね。

 

 

「編集的な考え方」「思考プロセス」は広い意味で編集であり、私たちの生活の中でもいろいろな場面で活用できます。

 

 

 

☆どうして編集思考が必要なの?

目標を明確にしないまま、いきなり材料に飛びつくと達成や成功が描けない。

結果、プロジェクトの短命化、かかわる人々の思考疎通困難、
アウトプットがぼやける=伝わらない、何が目的なのか、何がしたいのかわからない。

 

よくある失敗の例として、「あちこちで見かけるゆるキャラ」「オシャレなパッケージにしたら売れるはず」など、明確な意図や目標がないまま飛びついてわからなくなる。

 

 

仕事やプロジェクトに活かす編集思考が失敗しないためには、【ブレない芯】が大切だ!

 

今回の大切なまとめは

ある「意図や目的」を達成するために
「適切な素材(ひと・もの・こと)」を集め、
取捨選択・整理をし
「最も適した方法(伝え方)でアウトプット(表現)」すること。

みなさん真剣に、はしもとさんの発表に聞き入っていました。

 

では「編集思考を体験しよう」

と、言うことでここからみんなでお弁当作りです。

 

1回目のお弁当作りは、8つのグループに分かれ、
「OLが会社に持っていくお弁当」「スポーツ好きな男の子のお弁当」などの
お題に合わせ、容器・主食・おかずなどを選びます。

男性もOLの気持ちになって、できたお弁当を発表。

 

なぜこんなご飯にし、おかずを選んだのかを説明。

 

聞いている方も、いろいろな切り口や考え方を学べました。

 

 

2回目のお弁当作りは「ダイエット中のちょっとずぼらな電車通勤のOL」「今日は初めてのデート。彼女が作るピクニックお弁当」など、少し情報が加わっています。

2つ目のお弁当になると、みなさんに余裕や笑顔が出てきました。

1回目より選んだ理由が詳しくわかり、チーム内でもスムーズに意見がまとまり時短にもなります。

 

お題が「目的や意図」
料理が「素材や材料」
お弁当作りが「目的・意図に沿って取捨選択・整理・構成」

この掛け合わせが「編集思考プロセス」だと体験し、コツも学ました。

コツを掴んだみなさんは、どのチームも美味しそうなお弁当を力説。

 

 

 

編集思考をあっという間に伝えたはしもとさんとは、いったいどんな人なのでしょう。

 

はしもとゆうきさんの経歴~地域に根ざす編集者になるまで~

1988(昭和63年)長崎生まれ

2007(平成19年)富山大学芸術文化部 デザイン工学科 入学

2009(平成21年)大学3年次に休学、長崎へ帰郷

2009年~2011年フリーペーパーを自費出版、編集者の道へ、大学中退

2011年(平成23年)ながさきプレス入社、編集・デザインに携わる

2015年(平成27年)ながさきプレス編集長に就任

2016年(平成28年)ながさきプレス退社。フリーランスの編集者へ

2018年(平成30年)西海市へ移住。地域おこし協力隊としても活動

 

2009年ニュージーランドへの短期留学がターニングポイントに!

環境やライフスタイルにふれた経験がきっかけで、「働き方」「暮らし方」について考えるようになった。

自分が暮らす長崎でアクションを起こせないかと考えて「暮らしを見直すフリーペーパー」を発行。いつの間にか編集者の道へ。

 

 

はしもとさんのライフワークの大きな意図と目的は、

人が人らしく、健やかにいきいきと、自分の個性や能力をいかし生きられるように。
新しい生き方や働き方、実感の伴う小さなスケール(コミュニティ)での暮らし方といった、生きる知恵やヒントを、さまざまな形で伝えていくこと。

 

西海市の古民家に住み、『農林漁業体験民宿(民泊)』や『おんじやんおんばやんプロジェクト』などの活動に深く関わっています。

 

 

参加者との質疑応答では、プロの編集者として、インタビューのコツや地域おこしについてなど楽しく答えてもらいました。

 

堅苦しくなく、初めての方とも語り合える雰囲気がthinc!の良さでもあります。

 

 

みんなでテーブルを囲みさらに会場は盛り上がりました。

 

 

今回学んだことは、日々の生活の中でも「編集思考」を意識すればいろいろな場面で役立ちますね。

はしもとゆうきさんの明るい人柄もアウトプットされた、楽しくてためになったthinc!4でした。

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