今回は西彼杵高校女子バレー部へ取材に行ってきました。7月に行われた天皇杯・皇后杯全国バレーボール選手権大会では競合チームを破り見事優勝!
練習風景を見学し、井上監督の魅力に迫りました。
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転校から3ヶ月で優勝
今年の3月で九州文化学園を定年退職をされた井上監督は、4月から西彼杵高校のバレー部監督として就任しました。その時に、井上監督ともっとバレーをしたい!というバレー部員17名が転校。その3ヶ月後には大会で優勝という快挙を成し遂げました。
練習にお邪魔しました
新1年生も含め、現在部員は22名です。
高校の体育館は工事中。とのことで、西海市大瀬戸総合運動公園の体育館で練習が行われていました。
体育館に入った瞬間ピリッと緊張した空気を感じました。
練習中、一つのセットが終わると丁寧に指導が入ります。
頻繁に「ありがとう」と言ったのか?感謝はしているのか?という監督の言葉が印象に残りました。
井上監督へインタビュー
練習の時の厳しい表情とは裏腹に、笑顔でインタビューに答えていただきました。言葉を丁寧に選び話される姿が印象的でした。
Q:監督はいつからバレーをはじめましたか?
A:中学生の時バレー部に入りバレーを始めました。その後大濠高校と日本体育大学で選手としてバレーをしていました。
Q:西海市の感想を教えてください。
A:今までも「人の真実(こころ)を動かすバレー」をやってきたけど、さらにその進化ができると確信しています。
本当に純粋な気持ちになる。西海市の人は涙が出るぐらい心が優しい。たくさんのおいしい野菜やはちみつなど差し入れをいただくこともあります。地域の人の温かさを身近に感じられ生徒の表情も明るいです。
Q:転校でバタバタしていたと思いますが、たった3ヶ月で優勝されました。特に工夫したことはありますか?
A:今までやっていたチームが移動をしただけで、練習は特に変更していない。今までどおり、やるべきことをやってきた結果です。
Q「人の真実(こころ)を動かすバレー」とは具体的にどのような意味なのか教えてください。
A:真実はひとつ。バレーボールの試合の中で、いろんな場面があります。どんな考えや気持ちを出してやるのか、選手ひとりひとりがどういうふうな視点・観点で取り組んでいるのか。理不尽なことも言い訳せず感謝の心を持ってみた時に、「あ、そうか!ここをこういうふうにしていったときに成長できるな。」と気が付く。全ては最初から目には見えるものではない。
やったふりや社交事例・お世辞などは全部嘘じゃ無いですか、でも真実はいつも一つしかない。真実を求めて、日々のバレーに全力を注ぐ。そのような意味での「人の真実(こころ)を動かすバレー」です。
自分の心を誤魔化さず、目には見えない気持ちや心に正直になり、感謝の気持ちを持つことは実生活においても大切なことだなと感じながらお話をうかがいまいした。
今月の大会予定は、
8/19・22 長崎県協会長大会
8/26.27 九州ブロック国体予選です。この大会では九州で勝ち残った4枠しか出られないそうです。
頑張ってください!!応援しています。