こんにちは、ばりぐっど大瀬戸支局です!
大瀬戸町雪浦地区で開催される「雪浦ウィーク」。
今年の日程は、5月2日(水)、3日(木)、4日(金)、5日(土)に決定しました!
雪浦ウィークのこの4日間は、雪浦を愛し活動する人々が、そこでの暮らし、生産、創作、趣味の場を開放しています。
雪浦ウィークは今年で20周年!
おめでとうございます(拍手)!!
20周年を記念すべく、今回より5回シリーズで『雪浦ウィーク特集』を行います!
第1回の今回は…
Contents
雪浦ウィークの20年の軌跡
お話をうかがったのは、雪浦ウィーク実行委員会事務局の山田千晶(やまだ ちあき)さん。
少人数からはじまった雪浦ウィーク
雪浦ウィークの起源は、雪浦Uターン、Iターン者による個人の窯開きや少人数での個展。
主催者が思っていた以上に、多くの来訪者でにぎわい、新聞にも掲載されるなど反響があったそうです。
「他の人も巻き込んで、何かできないだろうか。」
そんな思いから広がっていったのが、現在の雪浦ウィークの原型となるもの。
これは1999年当時の、貴重な手書きマップです。
今では、ゴールデンウィークの定番イベントとしてメディアでも多く取り上げられ、西海市内外で認知度を広げている雪浦ウィーク。年々活気を増し、人口約1200人という集落に、イベント期間中の4日間で今や1万人を超す来訪者が訪れるほど。
なぜ、ここまで大きなイベントに成長できたのでしょうか!?
その理由として、山田さんは以下の雪浦ウィークの特徴を教えてくださいました。
地域全体がイベント会場
雪浦ウィークは1ヶ所の会場ではなく、雪浦の地域全体がイベント会場となっています。マップを片手に各店舗をめぐりながら、その道中、そこにある自然や風景、地域の人々におのずとふれることができます。
海も山も…
川も人も…
畑も空気も…
雪浦のすべてが見どころです。
実際、来訪者へのアンケート結果では、
「地元の方に親切にしていただいた」「路地や庭がきれいで癒された」
「ゆっくりと自然を満喫できてよかった」
など自然、景色、暮らし、人に魅力を感じたという声が多いとのこと。
雪浦をまるごと体感してください!
参加者全員が主催者
雪浦ウィークは、何をするにもみんなで決めて、みんなで行います。
本番までに何度も話し合いをもうけ、一つ一つ確認しながら進めていきます。
屋外の準備も、みんなで協力して。
ひとりひとりが、「自分がやらなければ。」という意識を持って雪浦ウィークを盛り上げています。
また、雪浦ウィークでは参加者自身も、訪れる人々との出会いや交流を楽しんでいるのです。
訪れる側も迎える側も、双方が共に楽しめる、顔の見える交流が行われます。
人々の笑顔とポジティブな思いが行き交う雰囲気は、そこにいるだけで気持ちがワクワクするはず!
雪浦ウィークがもたらす雪浦の活性化
雪浦ウィークのあとは、移住相談が多いということ。
それは、雪浦ウィークが雪浦での暮らしをイメージできるコンセプトになっているからではないでしょうか。
とはいえ、全国的に田舎の過疎化が深刻になっている今、雪浦も例外ではありません。
「雪浦を何とかしたい!」という想いで、2015年に「NPO法人雪浦あんばんね」が設立され、交流拠点「ゆきや」ができました。
そして、今現在、宿泊施設として「森田屋」を建設中です。(森田屋の詳細は、今回の雪浦ウィーク特集の第5回にて)
山田さんのお話から見えたのは、雪浦ウィークの拡大とともに、雪浦そのものが新たな取り組みを重ね、発展し続けているということ。
総務省全国過疎地域自立促進連盟会長賞(平成25年)も受賞し、全国的にも地域の自立と風格の醸成を目指し、創意工夫により地域の活性化が図られている優良事例とされた雪浦。
「これは、なんでもない田舎で起こっている奇跡なのです。」
と山田さん。
"雪浦ウィークの軌跡をたどって見えた雪浦の奇跡"
その背景にあるものとして、雪浦に住む人々がそこでの暮らしを心から楽しみ、多くの人にその魅力を十分に感じて欲しいという、雪浦に住む人々の深い地域愛を感じました。
雪浦ウィーク特集第2回では、雪浦ウィークで活躍する、雪浦の子どもたちの地域愛にふれます。
お楽しみに!