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【西海市の療育施設】大島児童発達支援館『よつば』をご紹介します!

【療育】ってどんなことをするの?西海市にも【療育施設】ってあるの?

【療育】という言葉を聞いたことがあっても、いざ問われるとよくわからないことも多いかと思います。今回は令和4年1月より西海市大島町に開所しました大島児童発達支援館『よつば』について、取材してきました。よつば通所3年目ママの筆者が、体験談も交えてご紹介したいと思います。

関係があられる方もない方も、色々な方に知ってもらえたらと思います♪

 

大島児童発達支援館『よつば』のご紹介   

場所は西海市大島町にあります。元 間瀬保育園の建物を使用されています。

代表の廣畝 耕一(ヒロセ コウイチ)さんにお話しを伺いました。

Q.西海市にはいくつの療育施設がありますか?

就学前対象の療育施設は、西彼町の『陽だまり』と大島町の『よつば』の2カ所です。

Q.『よつば』ではどういう活動をしていますか?

自由遊びと30分の設定遊び、最後に保護者との振り返りをしています。

Q.利用時間とクラスはどうなっていますか?

月曜~金曜の午前の部10:00~11:30、午後の部13:00~14:30(令和6年度は水曜午前の部はお休み)があります。年長、年中、年少、未満児のクラス(各4~5人)に分かれており、決まった時間に週1回ご利用頂いています。

Q.職員の職種と人数は?

保育士や児童指導員の職員が8人勤務しています。

 

Q.利用者はどういう経緯で来られますか?

1歳半・3歳半・5歳児の検診が多いです。1歳半検診で紹介され2歳から利用される方もいます。

 

 

教室の流れをご紹介

~ある日の教室の様子です~

「こんにちは~」元気な挨拶で職員みんなでお迎えしてくれます。先生方の笑顔に癒されます♪

○お部屋に入る前にボードを見ながら、今日の活動内容について親子それぞれに説明されます。

情報を視覚的に見せて、子ども達にわかりやすく伝わる様に工夫されています。

○まずは40分の自由遊びです。子ども達は、毎回満面の笑みで楽しんでいます。

丁寧な支援が出来るように必ず子ども1人に対して、職員の先生が1~2人ついて一緒に遊んでくれます。保護者は傍で見守ります。

お集まりをします。挨拶や日付・天気を言って、お名前を呼び名札を貼ります。

子どものペースを大事にして進めてもらっています。

○30分の設定遊びです。制作ルールサーキットコーナー遊びを週替わりで実施されます。

この日は制作遊びで、寒天ゼリーの型をとりスプーンですくったりしています。五感や指先を使う工程を入れて、子ども達が楽しみながら頭や身体の使い方を身に着けられるよう創意工夫されています。

○時間まで自由遊びです。その間にその日のリーダーの先生と保護者で、振り返りをお話しします。

以上が、教室の流れです。

 

楽しい様子をご紹介

活動の様子をご紹介していきます。

<自由遊び>

室内遊びのお部屋には、ブランコやトランポリン、ボールプールにジャングルジム、そして走り回れる広さがあります♪暑い時期も体いっぱい遊べるので有難いです。
おうちでは中々させてあげられないこんな遊び方も、ここでは思い切り遊べます。楽しさが伝わりますよね♪
天候が良い時には、お外遊びもします。砂場は人気スポットです♪

<設定遊び>

各教室で同じテーマの遊びを、年齢に応じて達成する目的や内容を変えられています。年中・年長クラスになると、就学に向けての活動内容が設定されています。
過ごしやすい季節になると、近くの公園や海までお散歩の活動の日もあります。
子ども達に色々な体験をさせてもらっています。
自分で好きなおやつを選んで、お買い物をしています。
職員の先生方の手作りおもちゃがいっぱいの縁日遊びです。色んな種類が準備されており、子ども達も大喜びです。

他にも季節の行事を取り入れたり、食育をテーマにしたお菓子作りをしたり、動物ふれあい体験など、楽しい活動をされています。

お話しを訊きました

<保護者さんのお話し>

Q.お子様の様子はどうですか?

・よつばの日は「やったー」「楽しみ」と子供は喜んでいます。楽しいみたいです。

Q.よつばへ来てみてどうですか?

・世間話ができるのもいいですね。外との関わりが出来て、リフレッシュになります。

・出来ないに目がいってしまうので、ここでは先生方がいっぱい褒めてくれるので嬉しいです。

*よつばでは、誰かと比較しての相対評価ではなく、その子がどうかという絶対評価をするので褒めてもらうことが多いそうです。

 

<廣畝さんのお話し>

Q.どのような特徴があり、気を付けていることは?

 子ども達には成長のバランスが整っていないことが多く、ある部分が得意でも、他の部分が遅れていることがあります。こういった場合、無理に苦手な部分を伸ばそうとはせず、子どもの得意なところを伸ばして自信を持たせられるよう心がけています。 

 

Q.『よつば』の強みは何ですか? 

 子どもが自分で考える「間」を大切にすることです。悪いことをしたとき、すぐにダメと言うのではなく、「どうしてそうしたの?」と聞きます。子どもが理由を話しやすいようにし、それが良いか悪いかを一緒に考えます。これにより、ただ怒られるのではなく、自分で考えて学ぶ力を育てます。

 

Q.やりがいを感じることは?

 子ども達が自由遊びで凄く笑顔を見せてくれる時には、楽しんでくれていると感じとても幸せです。子ども達にとって安全な場所を提供できたと思える瞬間が、一番やりがいを感じます。

 

Q.工夫していることは?

子ども達1人ひとりに合わせた対応を事前に考えています。例えば、明日Aさんが来るとします。この子がどういう子かは分かっているので、動きに対応するためのパターンを複数種類準備します。

もしAさんが活動に参加したがらなくても、その気持ちを認めつつ、どうやって活動に戻すかを考えています。これらのパターンは前日や移動中にしっかりシミュレーションを何回もしています。常に子どもたちが安心して参加できるように工夫しています。

廣畝さんと子ども達です。「頑張りすぎないで」といつも保護者へも気遣いを頂いています。

 

Q.メッセージをお願いします。

療育や発達支援について特に考えず、ぜひ気軽に遊びに来てください。特に15:30~16:30の時間帯はお遊び教室として開放していますので、公開体験ができます。発達が気になるとか、子育てがつらいと感じたら、ぜひ相談に来てください。

ここは療育施設ですが、子育てをする親子さんや孫育てをしている方、子ども達など、どなたでも歓迎します。将来的には、子育て支援センターのように多くの方に利用していただきたいと思っています。その際にはご予約をお願いしています。お待ちしています!

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。【療育】での活動内容、そして西海市にこういう施設があるということを知ってもらえたかと思います。

普段がんばっている子ども達が週に1回、好きなことを好きなだけやってもいい、いつも味方の優しい先生が一緒になって遊んでくれる、そんな心の拠り所になる場所です。子どもはもちろん、子育てをしている親にとっても大事な空間なんだと思います。

お読み頂き、ありがとうございました。

「陽だまり」ホームページ ご参照下さい↓↓

西海市療育支援相談センター 陽だまり | 社会福祉法人 三恵会 (nagasaki-sankeikai.com)

Information

社会福祉法人 三恵会
西海市大島児童発達支援館 「よつば」

所在地 :  〒857-2426
       長崎県西海市大島町1876-49
電話・FAX: 0959-23-0130 / 0959-23-0140
利用時間:午前の部 10:00~11:30
     午後の部 13:00~14:30
     公開体験 15:30~16:30 
          (要予約)

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