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【ウエストのおんな〜北風と手ぶくろと私〜第4話】<カッスカスの指に優しいウエスト>

仕事帰り、いつものようにウエストで買い物して外に出ると「おってと! 辺りはすっかり真っ暗じゃないか!」と、いう季節になりました。

ワタクシ、西彼在住のアラフィフパート主婦『海近住子』と申します。

 

カサカサしますよね!

 

いろんなところがカサカサしますよね! 皆さんっ!

 

今年はいい具合に乾燥肌から回避していたと思って、お肌のお手入れを怠っていたら

 

あぁ、やっぱり私の足のスネは 砂漠化していた。

ボロボロです。粉、ふき麻呂です。

 

あら!

こんなに皮がむけて、私ったら脱皮してひと回り体のサイズが大きくなるのかしら??

私、すでに成体よ。

 

もう!

毎日職場のお姉さま達から10時と3時の休憩時間に「大きくなぁ〜れ」とエサを与えられ、順調に育てられているのに!

 

なので、コッソリこの前テレビで放送してた『体幹リセットダイエット』を夜な夜なやってみたりしている。

 

今日で1週間。ダイエットは必ず三日坊主だが、なんと今回は1週間も続いている。

きっと3ヶ月後にはガリガリ住子になって、職場のお姉さま達から「あいつ何やりやがった!?」のおとがめがあるに違いない。

 

まぁいいさ。

「そんなことないですよ〜♪」か?

「え〜?何も変わってないですよ〜♫」か?

「そんな裏切ることなんてしませんから!」とか?

 

いい訳の練習をたっぷりしておこう。

 

なにせ ガリガリ住子になっちゃうもんで。(予定は未定)

 

話しは戻るが、乾燥するとスネがボロボロだけじゃなく、指の腹もカスカスに乾燥する。それがよくわかるのがスマホやら銀行のATMやら。

 

タッチパネルにタッチしてもタッチしても、反応しない。

 

特に銀行のATMは本当に反応してくれないので少々悪意を感じてしまうほどだ。

あ!もう一つ!

スーパーのレジ袋!

 

普通なら気にも止めない。

なぜならスーパーウエストで買い物すれば、店員さんが手際よくレジを通しながら、レジ袋にバランスよく商品を入れくれるからだ。

 

私は財布のファスナーをチリチリッと開けて、お支払いの準備だけしていればよい。

 

が!問題はウエスト以外でお買い物をしたときだ!

自分で商品をレジ袋に入れないといけない。

さっそく貰ったレジ袋に買った商品を入れようとしたとき・・・

 

む?

レジ袋の口が張り付いて開けないじゃないかーー!イライラ!

ははん。だからセルフで商品を詰める台には、湿らせたスポンジが置いてあるのね!

アラフィフおばちゃんの指は水分も油分も飛んでしまい、カッスカスなのでこれで指湿らせて袋の口を開けてね♡ってことか。

 

若い頃は考えてもみなかったことで、今、不便さを感じているとは・・・。

 

老いるって嫌ね。

 

でも、ちゃっちゃと袋詰めして帰りたいから、ありがたくそのスポンジで指を湿め湿めさせてもらうのだ。

 

おかげさまでレジ袋の口もスムーズに開くことができ、ストレスフリーで颯爽とスーパーを後にできる。

 

しかーし

 

スポンジを用意してくれているにもかかわらず、その大事なスポンジの水分が飛んでしまいカッスカスのパッサパサの場合がよくある。

 

残念っ・・・

 

だってそこにスポンジがあれば、絶対にそのスポンジはたっぷりと水分を含み、私の砂漠化した指をオアシスに変えてくれると思って疑わないじゃない!

なのに私もカスカス、スポンジもパサパサじゃ救いようがない!

 

私はこの乾燥した指でいつまでレジ袋の口と格闘しなくてはいけないのだろうか?

 

しょうがない・・・

 

『台ふき』

 

と書いてあるふきんを使わせていただこう。

その名の通り『台』を拭く『ふきん』である。

よくスポンジの横にスタンバイしている。

少々ためらいはあるが致し方ない。

舌で指をペロペロするよりだいぶマシだ!

人目だって気にはなるが、背に腹は変えられない!レジ袋とエンドレスで格闘する時間はないので『台ふき』でちょちょいと指を湿らせ、サッサと事を済ませてスーパーを後にする。

 

この時、ウエストはカッスカス指を持つアラフィフにトコトン優しいと心底思うのである。

たまによそのスーパーに浮気すると、ウエストの存在が大きいことに気づく。

 

やっぱり ウエスト最高!

 

どうぞこれからも末永く、カッスカス指のアラフィフに優しいウエストでいてね。

 

よし!

 

今すぐ ウエストにレッツラゴーー!

 

私、急にウエストの優しさが恋しくなっちゃった♡

☆気になる【ウエストのおんな〜北風と手ぶくろと私〜第5話】はこちらから

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