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【ウエストのおんな~赤とんぼと秋の黄昏刻~第12話(最終話)】<やっぱりファンヒーター>

『馬肥ゆる、住子も肥ゆる秋の空』

サラリと川柳を詠んでみたくなる今日この頃。

私はアラフィフパート主婦の海近住子(うみちかすみこ)、西彼在住である。

 

寒い!

急に寒くなった!

朝晩はまあまあに寒かったが、昼間はまだ大丈夫な気温だったのに

 

いきなりの『からっ風』

 

前もって『どかーーんと寒くなりますよ』ってお知らせしてくれないとアラフィフの身体は即対応できないのよ。

 

すでに朝晩のエアコン暖房は早い時期からスイッチオンしているが

ぼちぼちエアコンの暖房では満足できなくなってきた!

 

 

今年はエアコンが3台『ぶんぶん』フル稼働なので電気代もかなり気になる。

特に電気代を払わない次男坊が気持ちのいいくらい『ぶんぶん』するので内心気が気でないのだ。

8月の末に

「自分で払う!」

 

と言ってジャパネットたかたで買った自分の部屋のエアコン。

しがないアルバイターでは24回払いをジャパネットから丁重に断られ、結局母の通帳から毎月引き落とし。

 

なのに彼から母へのお支払いがいまだ1回もなく、母は毎夜涙で枕を濡らしているという・・・。

 

エアコン代払わない

電気代払わない

だけど飯は食う

 

みたいな・・・。一番ダメなタイプじゃん。

ちくしょーー!正社員になったあかつきには、テンコ盛りにふんだくってやるわ。

ところでエアコンの暖房の風に吹かれながら、「なんだかなぁ」とモンモンしていた旦那がファンヒーターのタンクに灯油を入れてきた。

どうやら灯油をゲットしてきたらしい。

 

お♡

 

やはりここまで寒くなってくると、旦那もエアコンの温風だけでは満足できず、とうとうデカイ腹・・・いや重い腰があがったという訳だ。

 

今年初のファンヒーター スイッチオン!

 

そうそう! この力強さ!

ガンガン攻める温風!

やっぱファンヒーターだわ~

ファンヒーターは『ぽちっ』とボタンを押すと、とにかく全力で「すぐに温めますからーーー!!!待っててくださいーーー!」とゴーゴー言いながら、ひたすら一途に頑張ってくれる。

 

エアコンはと言うと、「はぁ、あっためんの?ちょっと時間かかるけどいいの?いや、すぐにって言われても色々準備あるしさ。じゃ待っとけば?そのうち温風出るから」って感じでサッサと仕事をしない。待たせたあげく、そんなに温かくない!みたいな。

 

これ どっちのタイプの彼氏がいいかとなると、やっぱり私は『ファン ヒタ夫』君が断然いい。

『エア コン太』君の冷たい感じも『いいなぁ』と思った時期もあったが、いやいや!やはりこの年になると

 

尽くされたい・・・。

そんなこんなで、やはりこれから先はファンヒーターが我が家の中心的存在になる。

ところがである!

ファンヒーターを使うにあたって、まず灯油を買ってこなくてはならない。そしてファンヒーターの給油のお知らせランプが点滅すると、タンクに灯油を入れなくてはならないのだ!

誰が買いに行く?誰が給油する?

 

誰がって、旦那と私の二択だろ!

 

おととしまで、灯油缶は勝手口の外に置いていたので給油ランプがつくと、どっちが行くかで小競り合い。外は寒いし、おまけに缶からタンクに移し替えるときに使うあの手動式のポンプ?

 

ちゅーーこんっ! ちゅーーこんっ!

ひたすらに ちゅーーこんするのも大変である。

気をつけとかないと大盤振る舞いして溢れさせることも多々。

 

なので私は去年、この給油問題について画期的な解決策を提案したのだ。

それは

玄関の中に灯油缶

誰が玄関の中に灯油の缶を置いちゃダメだって言ったんだ?外寒いんだから玄関の中ぐらい入れていいだろうよ!

家の中に灯油の臭いが充満するのかと思いきや、臭いは全くしない!それよりも毎朝義母たちの台所からフワフワやってくる焼き魚臭の方がかなりキビシイ・・・。

 

電動式にすればいいじゃん

誰が手動式にこだわった?いつまで「ちゅーこん」するの? 電動式買おうよ!電動!ちゃんと溢れないようにストップしてくれる優れものよ。

 

てことで、画期的解決策を提案した私が実践するハメになった。

でもまぁ、おかげ様で今までのようにそこまで苦にならず、給油の作業はできるようになった。

 

あとは最大の問題点、誰が灯油を買いに行くか。

ここはこれからまた作戦を練らなくてはならないようだ。

あ!電動の給油ポンプ、ぜひウエストでも販売して下さい!

うちのもうすぐ壊れそう・・・。

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