今回は広報10月号【市民の活躍】に登場されます原田 美喜子(ハラダ ミキコ)さんについてご紹介します。
原田さんは崎戸町で【お宿 はらだ】をご夫婦で営まれており、一般社団法人「山と海の郷さいかい」の民泊家庭に登録し、修学旅行生に体験民泊を提供されています。
体験民泊では、どのような活動が行われ、どのような思いでされているのかなど取材してきました。どうぞ、ご覧ください!
Contents
原田さんご夫婦のご紹介
ご主人様は、九州の美術大学を卒業し現在もイラストレーターとして活躍中で、主にロゴ制作をされています。
奥様の美喜子さんは、WEB関係のお仕事をされており、大崎高校や個人のHPなど多数手掛けられています。
約30年前に福岡で小料理屋さんをされており、お店のHPを作ったことをきっかけに独学で学ばれていったそうです。
美喜子さんに色々とお答え頂きました!
Q.ご出身は?
私は久留米市出身で、学生時代だけ東京にいましたが、福岡にずっと長くいました。
Q.どうして崎戸町へ?
5年前に主人の父の介護のため、福岡から主人の出身地である崎戸町へ戻ってきました。
夫婦共に全ての仕事をネットで行っており、5年前頃からWi-Fiを使えばネットで仕事ができる環境が整い、こちらに帰ってきました。
-美味しいコーヒーを頂きながら、お話を伺っているとかわいい猫が寄って来てくれます。3匹の猫を飼われており、学生さん達からも喜ばれるそうです。
体験民泊について
始めたきっかけは?
主人が料理好きで、料理をふるまいたいと1日1組限定で宿が出来たらと思っていました。
そんな時に『山と海の郷さいかい』にて西海市の民泊家庭の募集があり、まずは修学旅行生からやってみようと今年の4月から体験民泊を始めました。
Q.やってみてどうですか?
やってね本当に良かったです!物凄くみんな素直なんですよ。
民泊をしている仲間には、主に60~70代の同年代の人が多く、とても皆さん働き者で考え方が前向きで、それぞれに色んな事が出来るんですよ。
皆さん得意分野があり凄く多才な方もおられ、西海市って凄いなと思います。
Q.原田さんの所ではどのような体験ができる?
魚釣りや押し寿司作り、絵が得意なのでストーンアートをやっています。
Q.やりがいは?
来られて、皆さん凄く喜んでくれます。まずは素材がいいから料理が美味しいですし、自然の景観など「西海市が素晴らしい」と、多くの方が言ってくれます。
自分達が気づかない当たり前だと思っている風景にも凄く感激してくれて、みんな西海市のことが好きになって帰ってくれます。
そんなにも素晴らしいところなんだと、改めて西海市の良さを再認識させてもらっています。
Q.どれくらいのペース?
修学旅行のシーズンで異なり、4・5月は1軒~2軒、6月は6軒、7月は2~3軒、8・9月がなくて、10月にちょっとあるくらいでした。
体験民泊の1日の流れ
<修学旅行の場合>
学校のスケジュールによって、時間は様々だそうです。
14~16時 まず来られて、夕方までに時間があれば磯釣りをします。
夕食前 33度線展望台に連れて行きます。
食事 料理をみんなで一緒に作ります。
お皿洗いや片付けは、みんなで行います。
就寝 1グループ4~6人で利用されます。
翌朝 時間がある子達は、もう1回魚釣りに行ったりします。朝の方が釣れやすく、自分で釣った体感を体験して欲しいそうです。
魚釣り以外にも、近くの浜辺で石を拾いストーンアートをしたりします。
解散 午前中で帰られる学校が多いですが、お昼まで食べる際にはみんなでお昼を食べます。
あっという間に体験民泊の時間は過ぎるそうです。
美喜子さんのお気持ち
Q大変だったことは?
民泊をしていては、何にもないですね。もう楽しいだけ!こんなに楽しくてお金もらっていいのかなと思っています。
魚釣りに行って土砂降りになったとか小さなハプニングはありましたが、子供達が何かしたとか何か起こったということはなかったです。
Q気を付けていることは?
せっかく西海市の田舎に来ていますから、西海市で採れた食材を使い食べたり、料理を一緒に作ったり普段では出来ないことを体験してもらいたいです。
Q.印象に残っていることは?
修学旅行で来た子が、「もう本当に凄い!西海市、最高!!」と凄く感激してくれまして。
「西海市に住みたい!全部ストレスが無くなりそう!こんな素敵な所に住んでいたら西海市の人は絶対ストレスないでしょっ!!」と言われた時には、驚きました(笑)
えーそうなんだ!!ストレスないと思われるくらいの環境なんだなと嬉しくなりました。
Q.民泊の良さは?
子供達が本当に素直で、お話でお聞きしていた以上にみんないい子達なんです。何よりも嬉しいのは、凄い喜んでくれて、つまらなかったとか楽しくないという子が全然いませんね。
何でも美味しいし景色もきれいだしって、本当に西海市は凄い!住みたい!って言う子が多かったから嬉しかったですね。
Q.他の民泊家庭との関わりは?
民宿を始めてから、月に1回集まって地域の民宿仲間と意見交換をしています。周りの民宿の人達とこういう料理があるよなど、意見交換して交流することが楽しいですね。
今までは仕事の関係上、自分よりも年が若い方との関わりが多かったので、今やっと同年代の人と繋がりが増えて嬉しいんです。
Qそれぞれの民泊家庭の工夫が凄いですよね?
皆さん伺うと凄いんですよ。物凄く広い畑があったり、葡萄を育てていたり、とうもろこしをもぎって蒸してあげたりと、それぞれの家族の方達が工夫をされていて凄くいいと思います。
やっぱり生活の糧になって楽しくなるって皆さん言われています。普段は若い人と喋ったり触れ合う機会もないのに、学生さん達から「おじちゃん・おばちゃん」と親しく呼ばれて、なんか皆さん嬉しいみたいです。
Q.体験民泊についての思い
西海市のこの取り組みは、西海市を知ってもらう機会にもなりますし経済面でも貢献なりますので、物凄くいいと思います。
何より心に残るみたいです。実際に学生時代に体験できないことを体験民泊で泊まって家の手伝いをしたり、作品を作ったり、今までは魚を触ったことがない人が魚釣りを初めて経験したり、一生の思い出に残ると思うんですよね。
なので、西海市の体験民泊は修学旅行の形として凄くいいと思います。
Q.みなさんへ一言
ぜひお部屋が余っていたり、何かやってみたい気持ちがあられる方は、1歩踏み出したら凄く楽しいですよ。
生活に張り合いが出てとても良いと思いますので、もっと色んな方に参加して欲しいなと思います。
色んな知り合えるきっかけができるから、本当に『体験民泊』っていいなと実感しています。
おわりに
いかがでしたか。原田さんご夫婦のせっかく西海市に来たのなら・・・・と、学生さん達に色々経験してもらいたいという思いやりの気持ちが溢れていますよね。
民泊家庭の方それぞれが同じ気持ちで、西海市に来て喜んでもらいたい、西海市を盛り上げたいという想いを感じます。
美喜子さんもおススメする『民泊』に、少しでもご興味があられる方は思い切って踏み込んでみてはいかがでしょうか。素敵な体験や出会いが待っていることと思います。
お読み頂き、ありがとうございました。