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【ウエストのおんな ≪木枯らし吹く日のちゃんこ鍋≫ 第6話】~ハッピーバースデー~

おかげ様でワタクシも昨日、晴れて50歳まであと一歩という年齢に到達。

 

祝フォーティーナインとなりました。

自動的に娘も晴れて、20歳(はたち)となったわけで、同じ日に誕生日を迎えるのは双子だけではないんだなぁ・・・。

 

同じ日に誕生日が来るとなると、昔はケーキもそれぞれ2つ用意したりして祝っていたが、私用のロウソクを

 

「仏壇のロウソクでよかよね?」

 

などど私の年齢が上がるにつれ、ちゃかされることが多くなってきた。ケーキも2つから1つになり、バースデーケーキもショートケーキになりと、規模も縮小。

 

娘が一人暮らしを始めてからはなおさらである。

 

変わらないものといえば、旦那がその日のバースデーディナーを毎年作ってくれることだろうか。

 

ノリに乗った年は、前菜やらスープやらメインやら、コース料理のように作って食卓に出してくれるのだ。

毎回、家族で美味しくいただいている。

 

致命的に料理が苦手な私との、この差がきっと彼の『優越感と満足感』をサワサワとくすぐるのだと思われる。

 

ならばその『サワサワ』を上手く利用し、十分に気持ち良くなるようにしてあげれば、これからもまた美味しい料理をバンバン作ってくれるという訳なのだ。(笑)

 

それともう一つ、

 

「この日は何か作らんば、悪い予感がする」

 

とかいう恐怖感が、何があってもバースデーディナーを作らねばいかん!という気持ちを駆り立てるのかもしれない。

 

いや私、そんな追いつめてませんけど?

まぁ確かに、その日は絶対にキッチンには立ちませんけどね。(笑)

 

そして今年のバースデーもいつもと変わらず、手際良く調理された旦那の手料理をいただきながら49歳の初日を堪能させていただいた。

 

今年もあざーず!感謝である。

 

しかし料理ができる旦那さんというのは、本当にありがたいことである。もしも病気で倒れたとしても、ごはんだけはチャッチャと作って食べさせてくれる。

 

その時は本当に

 

『神』に見えるし『崇拝する』

 

ただ、そのあとに、キッチンのシンクに山盛りとなった洗い物を見ると涙が出るのは仕方のないことなのだろう。

 

そこまで求めるのはイカン!と大きな深呼吸を何十回もしてから、山盛りの洗い物と涙の格闘をするのである。

 

さて、今年は一人暮らしをはじめてから初のバースデーを迎えた娘。 楽しいバースデーを過ごせただろうか。

 

そんな娘から数日前に呼び出しがあり、すごすごと出かけた。「久々に会うし近々誕生日だしランチでも食べようか」ということになった。

 

娘は中高で部活に命をかけていたのでそれはそれは小さい身長ながら、体を動かすことでガッチリとたくましい体を形成してしまった。

 

大学へ入ってからは、そのガッチリ体形から女子のカラダを取り返すべく涙ぐましい努力を重ねている。

 

そんな中、『5キロ痩せた!』との報告。確かに『ガッチリ感』が少し薄れているように見える。

 

ん?今回の呼び出しはその報告会?

まぁねぇ、一人暮らしできっとちゃんとご飯食べてないんだろうなぁというのと、年末からのインフル騒動で痩せたというのも無きにしも非ず。

 

こうやって会った時くらいはたくさん食べてもらおうと思う母心だが、その心配をよそにしっかりデザートまで胃袋に流し込む男気なところは健在な様子。

 

無理しないように徐々に女子のカラダを取り返して欲しいと思うのである。

 

「お母さんはどうよ?」

 

出た! その質問! いやもう白状すると、いつの日からか『体重計』なるものが怖くて怖くて視界に入らないところにお引越しをさせていたのだ。

 

体重をはからなくとも、毎日履いてるズボンの履き心地で自身の『ヤバ度』がわかる。

 

股ずれがスゴイ

 

お腹の脂肪か?肉か?のこぼれ具合もスゴイ

ベルトって何ですか?

 

すっかりベルト無しでも落ちないズボン。ベルトの意味がありません。

 

今の夢はこのお腹の肉が胸へと大移動してくれることだけ。

 

でも49歳になったことだし『49歳の自分と向き合おう』と、これを機に隠しておいた体重計を引っ張り出してみた。

 

思うに3キロ4キロは絶対に増えているはず。それくらいの体の重みを感じるわけで、冗談抜きでその重みが右ひざに痛みを走らせているのだ。

 

そろりそろりと体重計に足を乗せてみる。

 

わ!! わーーー!!!(汗)

 

たらふくバースデーディナーをいただいたツケが如実に数字となっている!

 

受け入れがたい真実

しかし姿見に映る自分はまさしく土偶

うむ・・・しっかりと自分と向き合うことができた。

 

できれば夢、幻であって欲しいと切に願いつつ、私の49歳はこんな感じでゆる~くスタートしたのだった。

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