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《ウエストのおんな『空一面のいわし雲』第9話》~家族になろうよ~

10月の末は、ハロウィンで世の中大盛り上がりでしたな。我が家は仮装して喜ぶような人間はいないので、すんなり何事もなく平穏なハロウィンを過ごした。

 

そういえば娘が高校生の時、娘と共に汗水流して練習に励んだ部活仲間のかわいい娘たちにハロウィンのプレゼントを手作りしてあげた。

 

何を作ったかと言うと・・・

 

ゆび❤

の形をしたクッキーである。

 

これがまた思った以上にリアルに出来上がり、娘の友達に大好評だったということで、気分がかなりアゲアゲだったことを思い出す。

 

なので今年、またアゲアゲ気分を味わいたくなった私は久々に『ゆびクッキー』を作り、周りの人に無理矢理プレゼントフォー・ユーしたのである。

 

私のハロウィンに付き合わされたみなさん、アイムソーリーヒゲソーリー。

 

おかげさまで、アゲアゲ気分で私のハロウィンは終わったのだった。

 

ということで、11月に突入ーーー!!

平成最後の10月が終わり、平成最後の11月が来た。すぐに平成最後の12月が来て、平成最後の大晦日が来る。そしてそして平成最後のお正月がやって来て

 

私はまた一つ年を取る・・・。

 

ウエストの店頭に正月グッズが並び始めると、平成最後のNewYearを迎えるまでいよいよカウントダウン開始である。

 

早速11月に入った昨日、長男が北九州から帰って来た。何用かというと、小中学校の同級生の結婚式に出席するため。

 

考えてみればもう24歳。結婚してもおかしくない年齢である。

実際私も24歳で結婚したクチである。しかし自分の子どもがその年齢に近づくと、なんとも複雑なモヤモヤ感が生まれる。

 

そのモヤモヤ感というのは、同じ年の子が結婚するという羨ましさ。立派に独立して自分の家庭を持つのねという母目線。そしてうちの子らは何やってるんじゃい!といういらだち!(笑)

 

だって我が家の子ども達を見ていると、まだまだお子ちゃま風をビュービュー吹かせてるからね。結婚なんて全くもって想像できない。

 

海近家総出で想像できない。(笑)

 

次男なんか職場の社長さんから「早く結婚しなよ」と言われたらしいが

 

「この給料じゃ無理っすね!」

と、切り捨てたらしい。現実的な所をシビアに突いた次男だが、母が思うに

 

問題はそこかな~?

自分の趣味以外興味ないのが問題じゃないかな〜?

 

確かに「今のお給料じゃ彼女が出来てもデートすらできんよ」と言うのは理解する!

 

でもキミのお父さんを見てみなさい。

 

独身時代、オランダ村でコックをやっていたキミのお父さんの給料は

 

8万円だったとか。

8万円の給料から月々4万5千円のローンでTOYOTAの『しゃこたんクレスタ』をご購入されたそうですよ。

 

残りの3万5千円でデート賃をまかなっていたのだと思うと母は涙で前が見えません!

 

やろうと思えば何でもできる!

・・・・・・・・。

 

いやいや・・・・・。8万の給料で月4万5千円のローン組むって

 

さすがにアンポンタン? それともチャレンジャー?

若いって怖い物知らず・・・。

 

結局8万円では先行き不透明なので、給料の良いところへ転職した。やはり経済力というものは重要なところである。

 

やっぱ次男くんは正しい。

お給料は大事である!

 

ここまで来ると母の願いというのは、『いつかは自分の力で生きて行っておくれ』ということだけである。

 

嫁をもらえとか、給料の高いところに行けとか、もうそんなことなんかどうでもよい。

 

 

そりゃぁ 昔はいい就職先で仕事をしていただき、これまでキミたちに投資してきた分をガッポリと回収しようと目論んでいたが、そう上手く行かないということを

 

母も学習させていただいた。(泣)

 

非常に高い授業料を払ったような気もするが、人生死ぬまで勉強である。

 

おかげ様で私の『心』は一面に広がる大海原のようなそれはそれは広大な『心』に成長した。

 

こうなれば頼みの綱は娘である。

 

常々「私は玉の輿に乗る」と言っているたくましい娘に全てを託すことにしよう!

 

どうぞ娘と一緒に婆も受け入れてくださる

 

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同居してくれなくてもOK、むしろNO同居で、ゆくゆく押し車を押して歩いてウエストまで行けるように、ウエストの隣りに婆の家を建ててくれて、なおかつマメにお小遣いをくれる

 

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