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西彼発!『休日農業』サラリーマンパパがこれからの農地活用と西海市を考える

みなさんこんにちはー! ばりぐっど編集部のキタガワです。

 

今回は編集長に『インタビュー記事』を書くように言われましたが・・・。う~む誰にしよう・・・。誰も思いつきません(汗)

 

悩んだあげく、一番身近だけど私にとって一番ナゾな人物。『我が家のパパ』をターゲットにしちゃいました。

 

数々のナゾの中から選んだお題はパパが営む『休日農業』。

 

どうして休日に農業をやるのか?というところから、地元地区のみなさんで取り組んでいる『活動』についての話しを聞きました。

 

そこから見え隠れする問題点や、それをどう改善に向けていけばよいのか?など、フツフツとその胸に秘めていた思いを火山の噴火のごとく吹き出るままに熱く語っていただきましたよ。

 

そもそも我が家のパパって言われても『誰?』って話しですよね。

 

我が家のパパ『北川誠(きたがわまこと)さん』は西海市西彼町に生まれ育って49年。今年はいよいよ50歳の節目の年を迎えます。

 

生まれてこのかた一度も西彼町から出たことのない生粋の西彼人は初めての就職先も地元『長崎オランダ村』だったそうです。

 

今は片道47km、1時間30分かけて長崎の職場に通勤しているサラリーマン。

 

職場は長崎に変わりましたが、当時西彼を離れなかったのは西彼から『離れる』という考えが初めから無かったと笑います。

 

現在毎日の長距離通勤ができるのも、それだけこの町が好きなのだと改めて誠さんの深い地元愛を感じました。

 

それではサラリーマン北川誠さんに胸の中のフツフツを聞いていきましょう。

 

サラリーマンでも農業はできる!『休日農業』我が家の場合

若い時は深く考えたことがなかった農業を「やらなくてはいけない」と思ったのは、父親が病気になり農業を辞めたことがきっかけだと言います。

 

「親が守って来た土地を荒らすわけにはいかない!」そう強く感じたそうです。

 

しかしサラリーマンの自分にできる作業量や作業時間は限られている為『作れるものを作れる量』にしぼり、休日だけ作業するようにしました。

 

誠さんが営む『休日農業』は自分の生活スタイルに合わせて選択した農業のカタチなのです。

 

そんな中で気づいたことはやはり農業後継者がいないことで年々荒地が増えていること。

 

その現状を肌で感じた誠さんはどうにか地元地域の力でなんとかならないかと色々調べたそうです。

 

その結果、西海市の事業の中に自分の考えと一致するものを発見!その事業の中の活動が『山内ふるさと保全の会』誕生に続くのです。

 

『山内ふるさと保全の会』から広がる誠さんの思い描くシナリオとは?

『山内ふるさと保全の会』とは、西彼町平山郷山内地区の農地を維持管理する団体の名称で、市から交付金を受けながら農地や景観整備の活動を山内のみなさんで行っています。(草刈り・水路清掃・農地回りの植樹など)

 

この活動も約10年行ってきましたが、やはり『農地は作物を育ててはじめて農地の役割を果たすのではないか』と思った誠さん。

 

今のまま活動を続けても農地を荒らさないという『維持』はできるが『改善』にはならない。

 

『じゃあ!遊休農地を活用しよう!』

 

農業後継者のいない農地を地元だけで活用するのは難しい。

 

だから市内外、県外の農業に興味のある人、土と触れ合いたい人、農業を楽しみたい人などを集い使ってもらってはどうか?

 

そうすることで地元住民と農地借用者とのかかわりができ、地域が元気になり、農地の活性にもなるのではないか?と話します。

 

問題点をマイナスのままではなく、プラスになるような取り組みを行う!

 

自分の想い描くこの構想を西海市と一緒に考え行動していければ、それがやがて西海市全体の元気にも繋がるのではないかと誠さんは胸を張ります。

 

最後に・・・

 

壮大な想いを抱きながら、サラリーマンと『休日農業』の二足のわらじで日々頑張る誠さん。

 

今回のインタビューで思いがけず誠さんの大きな志を知ってしまった私ですが、知ってしまった以上、ここは応援するしかないでしょう。

 

ぜひこの想いを叶えて欲しいし、たくさんの方に興味を持っていただきたい。

 

生粋の西彼人は地元山内地区だけではなく、そこから繋がるこれから先の西海市の未来もしっかりと考えているのでした。

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