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女将がもてなす 築100余年の古民家で過ごす至福のひととき

こんにちは。
ばりぐっど編集部です。
みなさんこちらをご存知でしょうか。
西海町太田和(さいかいちょうおおたわ)の国道から少し入ったところに
築100余年の古民家を改装したお店があります。
「茶寮 京翠(さりょう けいすい)」です。(✳︎以下、京翠とします)
ここは地元の方でも知る人ぞ知る隠れ家的なお店です。
そんな京翠の女将さんが今回インタビューをする中島 俊子(なかじま としこ)さん。
今回は知られざる京翠について、詳しくお話をお聞きしたいと思います。

知られざる大人の隠れ家!
1日1組のみ「茶寮 京翠」とは

京翠は1日1組のみの完全予約制のお店です。
「築100余年の古民家で西海の恵みを“自分たちだけの貸切”という特別な空間で、時間を気にすることなくゆっくり過ごしてほしい」という思いから生まれたお店です。
2階が押花や絵画のギャラリー、1階がお食事をするスペースになっています。
お店を始めて7年目、あまりテレビや雑誌等に載せていないのでお客様のほとんどが1度来た方の紹介など口コミで来店される方が多いそうです。
お客様の層は、市内外のお友達グループ、ご家族のお祝いや法要、県外からお客様が来るときにご利用になる地元の方など年齢等も様々です。
リピーターのお客様の中には月に数回訪れる方もいるのだとか。
小さな看板を目印に小道を入っていく所は、まさに隠れ家といった感じです。

茶寮 京翠の女将さんはどんな人?

中島さんはこれまで長い間、実家が営んでいた観光業に携わっており、独立後はカフェの経営など様々なサービス業をされて来ました。
両親の介護をきっかけにカフェを一度閉め、介護中心の生活を送る中で、
親名義の空き家があることがわかり、見に行ったのが今の京翠です。

「最初はお化け屋敷かと思うくらい薄暗くてちょっと不気味でした」
と笑いながら話す中島さん。

せっかくだし家族や友達と集まる場所になればと改装を決意。
もともとDIYやインテリアが得意な中島さんは知り合いの大工さんとほぼ2人で改装を始めました。
完成に近づくにつれ、やっぱり人をおもてなしする仕事がしたいと思い、飲食業で働いていた娘さんを呼びお店を始める事にしたそうです。
お客様との話す時間も大切にしているそうで、中には「お料理だけじゃなくて、女将さんとの楽しいお喋りが好きで来てるのよ」と言ってくれる方もいて、そんな声が原動力になるそうです。

きらりと光る!
京翠のこだわり × ◯◯

その①こだわり×食材
コースの中で、メインになるのは大きな器に豪快に盛られたお造り。西海市と言えばやはり新鮮な海の幸の宝庫です。中でも、伊勢海老は絶品です。
伊勢海老を中心に近海で採れる新鮮なタイやヒラマサなどの魚介類をふんだんに使ったお造りは、お客様に西海の魚の美味しさを知ってもらうのに欠かせない逸品です。
もちろん野菜やお肉なども地産の旬の物を使う事にこだわっています。

その②こだわり×おもてなし
「お料理が美味しいだけではお客様は次に繋がらない」というのが、お店をする上で常に思っている事だそう。
美味しい料理はもちろん、お客様が門を入った所からおもてなしは始まっていて、五感全てを満たして帰って頂きたいと語ります。
お店の入口の演出や料理のあしらいに季節を感じさせる花を添えたり、古民家の空間に西洋の置物などを飾り、長崎らしい異国情緒を感じさせるインテリアにしたりと目や肌でも感じてもらう雰囲気作りは外国のお客様にも喜ばれるそうです。

その③こだわり×場所
西海市出身の中島さん。お客様の集客を考えると西海は決してアクセスがいい場所ではないですが、この場所でお店をされたのには、建物があったからという理由だけではないそうです。わざわざ西海まで美味しいものを食べたいと来てもらうからこそ、風土も含め西海の魅力が伝わるのではないかと思うそうです。

「何か美味しいものを食べに行きたいね」
「ドライブしながら西海の方に行ってみる?」
そんな会話の中で、普段はなかなか味わえないちょっと贅沢な時間を過ごしたい時には、特別な場所として茶寮 京翠へ行ってみてはいかがでしょうか?

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