こんにちは、ばりぐっど編集部です。
令和4年12月1日、西海市に新しいグループホームがオープンします。その名も『101ハウス』。
障がい者グループホームとは、障がいのある方が必要な支援やサポートを受けながら、共同生活を行うことができる住まいのことです。
『101ハウス』を立ち上げた、代表の加藤さん(右)と取締役の石黒さん(左)。お二人とも20代の若き看護師です!
加藤さんは、3年前に西海市に移住し、無人島田島や農漁村を活用した職業体験学校『101カレッジ』を運営しています。
学生の頃は、陸上競技に打ち込むスポーツマンだったという加藤さん。将来を考えるにあたり、「人を救える能力スキルを身につけたい。」という思いのもと看護学校に進学。
卒業後は看護師として病院勤務を経た後、福祉の現場に飛び込みました。それから福祉が活動のベースとなり、自ら子ども食堂の企画・運営なども行っています。
その中でも、過去に重度の知的障がいの方と関わった経験から障がい者支援への思いを強く抱き、西海市に移住した当初よりグループホームの立ち上げを考えていたそうです。
施設の立ち上げについて地域の方々に理解を得ることが大切だと考え、地域への事前説明会も行いました。加藤さんは、「立ち上げまで想像以上に長い道のりでしたが、地域の方々に声をかけてもらったり、畑作りの手伝いや家電をいただいたり、温かい人と地域に恵まれています。」と地域への感謝を語ります。
取締役の石黒さんは、加藤さんの専門学校時代からのご友人。加藤さんの活動や思いに共感し、1年半前に長崎に移住。看護師として病院に勤務する傍ら、加藤さんと共に立ち上げに取り組んできました。
石黒さんはご家族も病院勤務だった影響と、「人を助けることができるようになりたい。」という思いから看護師になられたそうです。『101ハウス』について、「自然に恵まれた環境の中で、利用者の方々安心できる暮らしをサポートしていきたいです。」と笑顔で語ります。
西海の海と山に囲まれ、地域の温かい人々に恵まれた環境の中で開所するグループホーム『101ハウス』。施設見学をさせていただきました!
古民家を改装した、田舎の実家に帰ってきたような風情が漂う一軒家。
縁側のある和風の造りが、心落ち着く空間です。
地元の食材を使った食事を提供していきたいとのこと。
2階に屋根裏部屋のような、天井が低いお部屋がありました。全部屋に冷暖房を完備しており、快適に過ごせます。
『101ハウス』は、利用者側の経済的負担の軽減を考慮しながらも、利用者の方々が自分らしく快適に暮らすための支援を目指しています。基本的に日中支援は行なっていませんが、季節のイベントなどは計画していくとのこと。また『101ハウス』では、支援者として色々な人が関わり活躍できる場として、短時間勤務など地域の雇用創出も重視しています。
まずは見学や体験から大歓迎!若き看護師が、温かく迎えてくれますよ!!
多様性の尊重が目指される現代社会において、障がいの有無を超えて色々な人が交流し、活動していく場としての意味と可能性を持つ『101ハウス』。今後の展開が楽しみです。
【SNS情報】
インスタグラム
https://www.instagram.com/sai_sus0921/
(アカウント名 sai_susu0921)