3年前の夏、大島のオリーブベイホテルのプールサイドでで地元の音楽ユニットがミニライブをしました。
優しいギターと水面の揺らぎのような癒しの歌声。
それがアコースティックユニット『水鏡』さんでした。とてもステキなユニット名の由来をChizuruさんにお聞きすると
「私は24年間アルファベットの世界にいましたので、日本語にしたかったのです。私たちの奏でる音楽が、水面に映る景色のように伝わっていき、人々の心に浸透して、鏡のように反射してほしい、という願いを込めて、『水鏡』という名前にしました」Chizuruさんはアメリカで生活していらっしゃったので、英語の楽曲がとてもナチュラルでそれがとっても魅力でした。
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磨かれていく鏡の様に
このミニライブから、さいかいミュージックフェスや長崎県内のイベントに参加して、毎週末どこかで歌っていたり、一日2ステージをした事もある人気ユニットになっている『水鏡』さん!どんなお気持ちなのかお尋ねしてみました。
「2020年3月から、西海市民として相方の夫と一緒に音楽を始めましたが、当初は人前で歌うことなど考えてはいなくて、ただふたりで演奏して楽しんでいました。
少しずつライブのお誘いを頂くようになり、聴く人がいる、という状況で、自分たちのオリジナル曲をグレードアップしたり、カバー曲を自分たちなりにアレンジするようになりました。
楽しみながら練習するので、ライブより練習の方が今でも好きですが、聴いてくださる方々に、少しでも歌の心が伝わればとても嬉しいです」との事。
西海に暮らす中で
そのオリジナル曲も酔っ払った時にできた曲や、愛娘へのプレゼントのために作った曲などバラエティも豊かです。西海市で暮らしていく中でできた曲のエピソードをお聞きしました。
「『西海の夕凪』という曲は、広い意味での西海をテーマにした曲です。
国道202号線の海沿いの道が、カリフォルニアのハイウェイ1 (1号線)の風景に似ていて、そこから大島大橋を渡り崎戸の町に着いた時、紺碧の空とブルーグリーンの海に深く感動しました。 自然と歌詞が浮かび、ボサノバ調の曲に仕上がりました」海に沈みゆく夕陽や波の音が聞こえてくるような素敵な曲です。
福岡の大学で少しの期間バンド活動をしていた晋さんとChizuruさん。
それぞれの人生を歩み、3年前に再び結成し「さいかいミュージックフェス」にも3回出場、佐世保市のフェス、長崎市のコンサート、諫早市など活動も西海市だけではありません。
愛と平和を願うコンサート
そんな『水鏡』さんにはずっとしたかったコンサートが2つありました。
ひとつは長崎市でのコンサート。ご自身も難病の当事者であるからこそ、伝えられる想いやメッセージを音楽を通じて届けたい。そのコンサートが12月10日にあり、こちらはオンラインで参加できます。
そしてもう一つは5月から計画していた大島文化ホールでのクリスマスコンサートです。
今回水鏡さんと親交のある4つのユニットでちょっとおとなのコンサートを12月18日に予定されています。こちらは入場無料でどなたでも来ていただけます。
西海市内では、大島文化ホールや四本堂公園や西海橋公園など、音楽を楽しめるステキな場所がたくさんあります。こういうイベントだけでなく、砂浜や芝のあるベンチで歌や音楽が流れていたらステキですね!