こんにちは、ばりぐっど編集部です。
雪浦ウィークまで1ヶ月を切りましたね!
雪浦ウィーク特集第3回は、長きにわたり出展している地元メンバーの店舗をご紹介します。
Contents
雪浦ウィーク実行委員会会長が20年を振り返る!『童心窯』
雪浦川を目の前にして入り江に建つ、素敵な黒いログハウス調の家。
染付焼き物の展示があり、絵付け体験もできます。
加えて、いこいの家(コーヒー・焼き芋・焼きジャガ)、三和(家具)、アトリエ183(レース編みアクセサリー)、ハートクラフト(革工房小物・衣類)、雪浦を愛する仲間達が同敷地内で出店。庭ではライブや弾き語りもあり、毎年ここだけでミニウィークのようになっている集いの場所です!
ここは雪浦ウィーク発起人の渡辺さんご夫婦宅。
奥様であり雪浦ウィーク実行委員会・会長の渡辺美佳(わたなべ みか)さんにお話をうかがいました。
雪浦ウィークの20年間の歩みを振り返ってまず思うこととして、
「雪浦ウィークを通して地域内外につながりができました」
地域内のつながり
雪浦ウィークでは参加者はもちろん、学生や地域住民、行政職員など多くのボランティアが参加することにより成り立っています。
地元の人によるサポートも。地区の草刈りを、雪浦ウィーク前の定例活動にしてくれています。雪浦ウィーク期間中、地元の人が来訪者から道を尋ねられると、丁寧に道案内し、車で目的地まで送ることもあったそうです。
「来訪者の方から感謝の声を聞いてわかることが多いんです。地元のみなさんが自主的に行ってくださり、とてもありがたいです」
地域外のつながり
ほかの地域で開催されている『神浦散歩未知』や『あっと!さ@琴海』は、それぞれ開始前に雪浦ウィークに視察があったそうです。
「地域回遊型の町歩きイベントの先駆けとして注目していただき、その後もつながっています」
また雪浦ウィーク中は、たくさんの来訪者と出会います。年間を通したお付き合いも生まれ、その後移住につながることも!
渡辺さんは移住のお手伝いもしています。
これらのつながりを振り返り、
「雪浦ウィークは、関わる人々によって育ててもらいました」
と感慨深い様子でおっしゃっていました。
また、認知度が広がり来訪者も増え、拡大する雪浦ウィークの変化について、
「交流を楽しむということは、当初から今も変わっていないんです」
『雪浦ウィークがどうあってほしいか?』というアンケートを来訪者に実施したところ、多くの回答が“今のままでいい”という内容だったそうです。
本質的には“そのままでいいんだ“と思えたということ。
渡辺さんから語られたのは、イベント内容のアピールよりも周囲の支えへの感謝。そして、人々の交流を大事にする雪浦ウィークの変わらないコンセプトでした。
雪浦ウィークの歴史や移住の情報も豊富な『童心窯』。お越しください!
親から子に伝えられる雪浦の魅力発信!『川添酢造』
第1回目から参加。店舗にて酢や味噌をはじめとする商品の販売、甘酒や美味しい飲用の酢などの試飲も行っています。毎年、多くの人でにぎわいます。
川添酢造の社員であり、川添家の長女である久保桂奈(くぼ けいな)さん。
現在テレビの料理コーナーで自社商品を使った料理を披露したり、味噌作り教室や玄米酢の試飲販売を実施したりと、県内外で勢力的に活動しています。
久保さんが10代の頃から、お父様が町おこしの活動をしている姿を肌で感じてきたとのこと。
お父様は長年雪浦の発信に尽力し、初代の雪浦ウィーク実行委員会・会長である川添成行(かわぞえ しげゆき)さん。その活動が新聞に取り上げられたこともあるそうです!
現在、久保さんのお兄さんと弟さんも家業に従事。昔からの教えを大切にしながら、若手の新しい発想を生かして事業を展開しています。
川添さんは子どもたちの働きについて、
「大分、自分たちの力で色々な取り組みができるようになってきました」
一方で久保さんは、
「やはり、両親が縁の下の力持ちですね」
と、お互いを尊重し合っている関係性がうかがえました。
また、雪浦ウィークの経過を振り返って思うこととして、
「雪浦ウィークで、(参加者も来訪者も)みんなゆっくりできているだろうか」
と親子で同じ思いを語られました。
イベントとしての規模が大きくなったことは嬉しい限り。その反面店舗が混雑することもあり、”ゆっくり交流を楽しむ”ことができているかどうかが気かがりのようです。
このように思うのも、雪浦ウィークのコンセプトを、そして雪浦の雰囲気を大事に思っているがゆえ。
家業だけでなく、地域愛とおもてなしの心も世代間で受け継がれていることがうかがえました。
雪浦の老舗でありながら、時代に合わせて新たな展開を続けている『川添酢造』。
今回は20周年の特別商品も思案中とのこと。楽しみです!
長年出展している地元メンバーと移住者とのコラボレーション!『かたつむり』
手作りの雑貨・和小物などがずらりと並び、古民家の縁側でお茶ができる『かたつむり』。
店舗名は変化しながらも、地元の手作り仲間と一緒に10年以上継続出展しています。
昨年のかたつむりの会場。
こちらのお宅のご主人は内田(うちだ)さんご夫妻。約3年前に雪浦に移住。
内田さん夫妻の住まいの大家さんが、かたつむりの代表である山本さん。
「昨年のウィーク前に、山本さんが私たちの住まいで一緒に出店しようと声をかけてくださいました」
内田さん夫妻は、一昨年は自分たちだけで出展。ウィーク初参加で力が入りすぎてしまったそうです。
昨年は、山本さんと一緒に出展したことで、「気負わず自身もゆっくり楽しめました」とのこと。
そう!こちらは他の店舗にはない、地元メンバーと移住者の合同出展なんです!!
内田さん夫妻は、住まいのことを中心に日頃から山本さんとよく交流し、良好な関係を築いているようでした。
「おかげでさまで、自分たちにあった暮らしを楽しむことができています」
全国的にも増加傾向にある田舎への移住。しかし、理想と現実のギャップにうまく事が進まないことも。
これから移住を考えている方は、内田さんご夫妻に体験談を聞いてみるのもいいですよ!
手作り雑貨が楽しめ、縁側でゆっくりできる空間『かたつむり』。一息つきに、お立ち寄りください♪
内田さんご夫婦のように、雪浦は移住者が多い地域。
たくさんの移住者の方が積極的に雪浦ウィークに参加しています。
第4回では、移住者の方々の店舗をご紹介します!