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ウエストのおんな〖冬、ピンとした空気に白い息 第7話〗~老眼と抜け毛~

ウエストのおんな 2019冬

実はワタクシ、とうとう大台に乗ってしまいました。

 

50才ですよ

 

自分のことながらマジでビビった!50才だなんて!!ガーン!

ウエストのおんな、ショック

『心は永遠の24才』と言い続けて早何年? もう記憶がございません。

 

いやはや年齢による体の変調が始まって、やれやれ10年。

 

50才になって「やっぱりそうだよね~」と全面的に受け入れられたような気がする。

 

40代の初めに老眼が始まった。なんでこんなに文字がぼやけるんだろうと雑誌を読むとき、書類に住所や名前を書くとき、とにかく不便でしょうがなかった。

 

「私ったらパソコンし過ぎかしら?目が悪くなっちゃったわ。目が悪い人の気持ちわかるぅ~」とかマジで言っていた。

 

でもそれは目が悪くなったわけではなく、ただの・・・

 

老眼

ウエストのおんな、老眼

そりゃもうビックリ! だって焦点が合わないんだもの。

 

もしや!と思って手のひらのシワがぼやけずにちゃんと見えるところまで手を移動させていったら、だいぶ離さないと見えずらい。

 

「こいつが老眼かーー!」

 

まさか見えずらい正体が「老眼」だったとは。しかし自分の年齢を考えてみると、確かに老眼になってもおかしくはないお年頃ではあった。

 

若者諸君よ! ある程度の年齢に達すると老眼はやって来る!抜き足差し足ニンジャのようにやって来るのでそれになかなか気付かない。

 

そして、あるきっかけでふと「ん?」となる。(私の場合)

ウエストのおんな、う~む。

その時は素直に『老眼キターーーーーー』と認めよう。そしてまずは100均の老眼鏡を試してみよう。

 

『老眼鏡』

マジスゴイ♥

 

初めは老眼鏡をかけると、返って老眼が進むと聞いたことがあったような、ないようなで我慢して使っていなかったのだが、今はとりあえず家にいる時は頭の上に常時乗せている。

 

とにかく老眼鏡は私にとってなくてはならないもの。無人島に3つだけ道具を持って行けると言われたら、私はやっぱり1番に『老眼鏡』を握る。(断言)

 

そして体の変調といえばもう一つ、老眼と同じく私を苦しめるものがある。

 

抜け毛~

ウエストのおんな、抜け毛

私の行動範囲には必ず落ちていると言っても過言ではない。『住子のいる場所に抜け毛有り』!

 

私の歩いた後には抜け毛があるので、迷子になっても抜け毛を辿れば必ず元の場所へ帰って来られる自信がある。

 

ヘンゼルとグレーテルかよ!

 

しかし抜け毛は本当に切実な悩みである。40才を過ぎたあたりから「抜け毛が増えたな」と思い始め、部屋のあちこちに私のものであろう髪の毛が落ちていることに気づいた。

 

誰がどう見ても、その長さの髪の毛を所有しているのは家族の中で私しかいない。

 

さらにシャンプーをした時の抜け毛は恐ろしいものである。コレ、今までの抜け毛をまとめたらきっと『カツラ』ができたんじゃない?

 

それぐらい髪の毛が抜ける。逆にそれだけ抜け毛があるのにペラペラにならない私の髪の毛ってすごくない?

 

しかし最近はおでこの生え際あたりの地肌が『うすうす』であることに気づいてしまった。

ウエストのおんな、前髪の生え際

旦那から「うわっ〇ゲとるやっか! うわ~~」と上から覗かれる。

 

知ってます!

言われんでも自覚してます!

 

人には『いたらんこと』を言うが、旦那も実は頭頂部がうすうす。

 

頭頂部こそ自分では見れないし、わざわざ他人が「〇ゲてるよ」とは教えてくれないんだから、私が優しい親切心で

 

「ここ、〇ゲとるよ。

うっすうす」

ウエストのおんな、薄毛

と指摘してあげている。もう何年も前から。それなのに男という生き物は何なんだ。

 

自分のアタマが『うすうす』だとは絶対に認めたくないらしい。

 

「いや、ここはちょうど『つむじ』やけん、〇ゲて見えるだけ」とか「あ~この前、髪切ったとき毛量ば少なくしてもらったけんやろう」とかよくわからない言い訳。

 

でも頭頂部なだけに、このままいくときっと・・・。

ウエストのおんな、ザビエル

なんとなく姿が思い浮かぶ。

 

そうなったら困るだろうから、私の大きな愛で教えてあげてるのに

 

自分の〇ゲは認めないくせに私の『うすうす』は飛びついて茶化す。そんなヤツは・・・

 

天罰よ下れ!

 

とりあえず私はいざとなったら、実家の母がコレクションしているかぶり物を譲ってもらう約束を交わしているので、にっちもさっちものときも安泰である。

 

旦那はどうしようもないので、このまま思う存分散らかすだけ散らかしてもらい、サイドの髪で無理矢理頭頂部を隠すもよし、潔くありのままの姿を貫くもよし。

ウエストのおんな、ハゲ

お気のすむまま、お好きなように自分のアタマをもてあそんでいただこう。

 

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