ウエストのおんな《秋の夜長を照らす月 第10話》~屈強な喉~

ウエストのおんな、秋

旦那は薬が苦手である。   錠剤をのみ込むのが非常に苦手だというのだ。   私は思う。   なんで?   さらに次男も言う。   なんで?   旦那が「ウグウグ …

旦那は薬が苦手である。

 

錠剤をのみ込むのが非常に苦手だというのだ。

ウエストのおんな、くすり苦手

 

私は思う。

 

なんで?

 

さらに次男も言う。

 

なんで?

 

旦那が「ウグウグ」と言いながら錠剤をのみ込んでいるのを見ると、毎回私と次男は不思議に思ってしまうのだ。

 

なぜなら、私と次男は錠剤をのみ込むことに何ら困ったことがないからである。

 

ゴックンゴックンのみ込める

 

MAXを試したことがないので、一度に何錠ゴックンできるかは定かではないが、5錠くらいまでは経験がある。

ウエストのおんな、薬大好き

その5錠も小さな粒ではなく、サプリメントなので結構大粒。

 

旦那は病院でもらった米粒くらいの錠剤をヒーヒー言いながら、コップにタプタプの水でゴックンする。

 

どんだけ~!!

 

そこでなぜ私と次男は錠剤をのむのに、あまり苦にせずゴックンできるのか?

 

それも1粒とかではなく、数粒を一気にイケちゃうのか?2人で考えてみた。

ウエストのおんな、ディスカッション

すると次男と私には、やはり共通点があった!

 

それはお互いの幼少期へとさかのぼる。2人とも好き嫌いが激しかったということがまず一つ目の共通点。

 

当時、野菜はほぼ食べれなかった2人

 

自分の小さな頃の記憶はないが偏食だったのは実母から聞いているし、次男に関しては当時、保育園で「給食を食べないので『ごはん』を多めに持たせてください」と担任の先生に言われ、小さな弁当箱に白ごはんをパンパンに詰めて持たせていた。

 

偏食王子は給食に箸をつけなかったらしい。結局食べれるのは『白ごはん』のみ。

 

幼稚園に通うようになっても、偏食は続いたが食べれるものは食べていたように思う。そして小学校に入り、今までのようなわがままが通らないと小1で悟った次男は、血のにじむような努力をした・・・・たぶん(笑)

 

偏食王子なので、その難点を担任の先生にご報告申し上げた。きっと少しづつ食べれるようにご指導いただいたのだと思う。

ウエストのおんな、給食

ある日の連絡帳には「今日、きゅうりのスライスが5枚ありましたが、次男くんは3枚に減らしておきました」と先生からのメッセージが。

 

ありがたやありがたや。

 

しかし学年があがるにつれ、自力でどうにかこの給食を乗り越えなくてはならないようになってきた。

 

給食で出た苦手野菜をどうやって食べるか?

ウエストのおんな、考える少年

その問題を考え導き出した答えが2人同じだったのだ。そこで編み出したワザが二つ目の共通点である。

 

『食べる』と言ってはみたが本当は苦手な野菜を口に入れたくないのである。歯で噛みたくないのである。

 

噛むと野菜本来の味が口いっぱいに広がり、しばらくその歯ざわりやニオイ、味が残ってしまって地味にキツイ。

 

こっそりティッシュにくるんで机の中に隠すとか、バックに突っ込むとか、やろうと思えばできたはず。そうしなかったのはちゃんと食べなくてはいけないという『良心』と、

 

あまりの多さにティッシュにくるんで隠せる数ではなかったという諦め・・・。

 

では、どうすれば噛まずに野菜を食べるれのか?

 

その答えはただ一つ!

のみ込むべし!!

ウエストのおんな

噛めないのであれば『のみ込め!』というところに小学生時代の私と次男は行き着いたのである。

 

その為には『水分』がどうしても必要。次男は暑い時期『水筒』という強い味方があったが、昭和時代の私の場合、給食時の水分といえば『牛乳』しかなかった。

 

確かに次男も冬場は水筒を持たせた記憶がないので次男も冬場の水分は『牛乳』オンリー。

 

私と次男にとって、『牛乳』とはまさしく天の恵み!

 

200㎖の天の恵みなのだ!

 

この『牛乳』で野菜たちを胃へと押し流す。しかし、200㎖は何気に少ない・・・。

 

当時『うま煮』という給食があった。野菜の煮物である。ほぼ一皿全滅である。

ウエストのおんな、煮しめ

これを全部胃の中へ流し込まなければならないが、200㎖の牛乳でまかなうには少々心もとない。

 

どうする?

 

なので流し込まなくてはならない全ての野菜を、牛乳200㎖でゴックンできるように微調整しながらいただくテクニックを習得したのだ。

 

初めに調子に乗って牛乳をたくさん使うと、あとでえらい目に遭うので、それはそれは細心の注意を払わなくてはならない。

 

しかしどうしても『牛乳ひとくち』に対しての『野菜のサイズ』が、若干大きくなっしまう。

 

考えてみると、その野菜の大きさは錠剤の大きさの比ではない。きっと何倍も大きいサイズだろうと推測する。

 

ここ!

 

なぜ私と次男が錠剤を苦にせずのむことができるのかの答えが『ここ』にあった!

ウエストのおんな

2人とも小学生の頃から知らず知らずのうちに

 

給食の野菜で『喉』を鍛えていたのだ!

 

毎日毎日大きめの固形物を牛乳でゴックンしていたので『のみ込む』ということに抵抗がなくなっていたのだろう。

 

しかも、結構なサイズでものみ込める屈強な『喉』を作り上げていたという話。

 

旦那が米粒くらいの錠剤で「ヒーヒー」言うのは、きっと小学生時代に『喉』を鍛えていなかったに違いない。

 

我々の喉は長年の鍛錬の成果である。何事も積み重ねが大切。

 

旦那も錠剤をスムーズにゴックンできるように、ぜひ日頃から喉の鍛錬に勤しんで欲しいものだ。(笑)

ウエストのおんな

※前回の『ウエ女』は『スペシャルウイーク』のお話です。こちらからどうぞ!

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