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【ウエストのおんな~北風と手ぶくろと私~第1話】<我が家の偏食王子様>

仕事帰り、いつものようにウエストで買い物して外に出ると「おってと! 辺りはすっかり真っ暗じゃないか!」と、いう季節になりました。

ワタクシ、西彼在住のアラフィフパート主婦『海近住子』と申します。

 

8月の半ばに職場のお姉さまたちと汗をベッタリかきながら「盆の来たね~」「早かよね~」「すぐクリスマスの来るばい」「そしたらもう正月ばい!」とかいう世間話をしていたら・・・

 

はい!12月に突入!

早っ!

年を取ると、年月の進み具合がハンパなく早い。

ビュンビュン特急並みに過ぎて行く・・・。

いや、新幹線?

いやいや もうジェット機並みのスピードで私を通り過ぎて行く・・・。

 

ということは、ジェット機なみのスピードで年取ってる?

 

ま、まさか!

そう思いたい ある日のアラフィフであった・・・。

 

さて!気を取り直して!

体の冷えるこの時期はやっぱり『お鍋』に限る。

一つの鍋に具材をほたり込めば(投げ入れれば)あら不思議。もう完成♡

 

カンタンお手軽!そのくせ美味い!主婦が大好きお鍋である。

 

メニュー考えなくていいし、「献立が決まらん!」とウエストジプシーしなくて済む、夢のような晩ごはん!

しかしその夢のような晩ごはんを拒む者が我が家に若干一名。

 

お前だよっ!

我が家の次男は筋金入りの偏食王子であった。

小さいころから白メシしか食べない王子様であった。

過去形なのは、それから彼もだいぶ世間の波に揉まれ、一応人並みの食事はできるようになったらしいから。

しかし家ではやっぱり王子様なので、好きなもの以外がテーブルに並ぶと、「ふ~ん なるほどね~」って感じでおもむろに白メシに生卵を割り入れ

 

『TKG』卵かけごはん。

 

あるいは冷蔵庫から豚肉を取り出し、フライパンでジャージャーと

 

『Y N』 焼肉。

 

白メシにONしてホフホフいただく。

「ちくしょう」とも思うが料理を作っている段階で、「今日は彼の食べるものは無い」とすでにわかっているので、彼の行動は了承済み。

「食べないなら自分の食いぶちは自分で用意しろよ」ということになるので、そこは彼もよくわかっている。

 

食にキビシイ母なのだ。

 

鍋料理も彼の天秤にかかれば、『嫌い』の方にグラリと傾く。

もちろん食べない。

まぁ私も頑固な偏食さんだったし、『お鍋』大嫌いだったし、『お鍋』の美味さを理解できない彼の気持ちは痛いほどわかる。

 

だから無理して食べろとも言わない。

 

しかし私は21歳で初めて『キムチ鍋』を食してから、『お鍋』の魅力にすっかりハマってしまった。

箸でツンツクつつくだけだった『お鍋』が一瞬にして天秤の『嫌い』から『好き』にガクンと傾いたくらいだ。

 

それを思えば我が家の次男は同じ21歳でも、まだまだお子ちゃまである。

 

大人になればゴーヤも美味いと思うようになるんやで~。

『舌』が若者ベロから、アダルトベロに変わる時が必ず来る。

 

アダルトベロになれば今まで食べれなかったあんな食べ物、こんな食べ物美味しく食べれるようになりますよ。

 

「あのさ~、年取ったらさ~、舌のバカになって料理の味わからんごとなるとってばい」

 

息子が一言言い放った。

 

あん?

おいおい せっかく若者ベロとアダルトベロについて熱く語っていたのにケンカ売ってんのかしら?

しかも母親の私のベロはすでにバカちんだと言ってる感じがありありじゃないか。

 

失礼だわ!

 

ほんとにお年が進むと料理の味付けに変化があるのかググってやるわ!

なになに・・・

 

私たちには味を感じる味覚が『甘味・酸味』など5つあって、それを舌にある【味蕾みらい】というセンサーで感じるらしい。中高年になると【味蕾】の細胞が減ったり、感度が鈍くなったりしてちょっとづつ味がわからんようになってくる・・・。

 

オーマイガーー

マジじゃん。

味噌汁なんかの味が物足りなくなるとか、しょうゆとかソースをタップリかけたくなるとか、そうなってくると要注意らしいですよ!

 

確かにワタクシ中高年だし、この前作った『豚汁』の味がいつの間にか「濃っゆ!」になってたし。『皿うどん』にはソースがかかせなくなったし。

 

私のベロはバカちんになっているかもーー!

これ、生活習慣病につながる恐れ大であるー!

 

減塩みそに減塩しょうゆ買わなければ!あと減塩ソースって存在するのかしら?

 

今すぐ ウエストにレッツラゴー!

☆気になる【ウエストのおんな〜北風と手ぶくろと私〜第2話】はこちらから

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