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遠い国からの訪問者

みなさん、こんにちは!新米高校生ライターaoharuです。夏休み真っ只中、いかがお過ごしでしょうか?毎日,焼けつくような暑さですね。こんな暑い夏は,西海市の美しい海で海水浴を楽しんでみませんか。

さて、夏の初め頃、崎戸町のんぼ海浜公園を訪れた時のおはなしです。浜辺を散策していると、海から流れ着いたペットボトルたちを見つけました。

色あせたラベルをよーく見ると、見慣れないロゴが…

どこの国から?

        あっ、ハングル文字…韓国だ!

          んん?漢字…中国かな…

見たことがない文字…どこだろう?? ラベルの文字を調べてみると、

なんと…ベトナムでした!!

どんなルートを通って?

韓国、中国、ベトナムからはるばるやってきたこのペットボトルたちは、どんなルートを通ってきたのだろう?

どんな海流が関係しているのかな…  調べてみよう!

これは、日本付近の海流と季節風の図です。

この図を見ると、韓国、中国、ベトナムから、大陸沿岸流や台湾暖流に乗って、やってきたことがわかりますね。また、環境省の資料に、漂流物は海流だけでなく、季節風の影響もあり、南東の風が吹く夏は、太平洋側に、北西の風が吹く冬は、日本海側に漂着が増えるということが書かれていました。ということは、北西の風の影響も受けているようですね。

数ヵ月、数年かけて、ペットボトルたちは、この崎戸の浜辺にたどり着いたのでしょう。旅の途中、魚や海鳥、船とも出会い、雨風に打たれたり、荒波に流されたり、いろんな経験をしたことでしょう。遥か彼方のどんな人がこのペットボトルを手にしていたのだろうと考えるとワクワクしますね。

漂着物のラベルから国を調べたり、海流や季節風について学んだり、夏休みの自由研究の題材にもなりそうです。

夏休みに家族で浜辺を散策してみてはいかがでしょうか。思わぬ国からの訪問者に出会うかもしれません。

ハンドメイド材料の宝庫!

 また、市内の浜辺では、ハンドメイドの材料となる流木やシーグラス、貝殻などをたくさん見つけることができますよ。

おすすめは大島大橋公園の浜辺です!きれいなシーグラスや貝殻が見つかりますよ!! 

浜辺で見つけた自然素材を使って、親子でフォトフレームやモビール、ランプシェードなど夏らしいオシャレな作品づくりに、挑戦してみてはいかがでしょうか。

美しい海のために

遠い国からの訪問者たちは、海流や風に乗って、いろんな経験をしながら、この浜辺にたどり着いてくれました。色あせ、傷ついたラベルは、いくつもの思い出を教えてくれます。 訪問者たちに「長旅だったね。お疲れさま。」「崎戸に来てくれてありがとう。」と心の中でそう語りかけ、持ち帰りました。

現代、海のプラスチックごみは、世界中で深刻な問題になっています。みなさんも、浜辺でペットボトルなどの漂流物に出会ったら、一緒に連れ帰ってください。美しい海を維持するためにご協力をお願いします。
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■西海市内の主な海水浴場

大釜海水浴場  尻久砂里海浜公園  ◇柳の浜海浜公園  ◇雪浦海浜公園  ◇崎戸海浜公園

参考文献:「環境省平成29年度漂着ごみ対策総合検討業務」

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