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地域新電力を通じた新しいまちづくり〜人材育成編〜

こんにちは、ばりぐっど編集部です。

「生産者支援編」では、西海クリエイティブカンパニーはどういうことをしているのか?「地元の生産者さんが必要な事業と支援する人材をつなぐ役割」についてお話しました。

今回は、その支援する人材をどのように育成しているのか?にフォーカスしたいと思います。

 

新しい働き方講座のこと。

2017年1月に始まった「新しい働き方講座」は、西海市民を対象に「西海市×ランサーズ」によるWebライター養成講座として、基礎セミナーと実践講座(初級)に続き、中級講座が開催されました。

 

2020年現在、当時と比べて随分社会情勢が変化し、今でこそテレワークやオンラインでの仕事が一般的になってきていますが、西海市では3年前からインターネットを使って仕事を受注し、Webライターとして記事を書いて報酬を得る「クラウドソーシング」に着目し、すでに新しい働き方を取り入れていたのです。

 

当初はライティングに力を入れていた講座内容も、回を重ねるごとに写真、動画、SNS活用、デザイン、ホームページ作成、プログラミングと拡大。西海クリエイティブカンパニーも、この事業を運営面などでサポートしています。

各講座を受講した卒業生の進路についても、手厚いサポートが施されているので、受講時はパートやアルバイトをしていた主婦たちが、卒業後に実績を積み重ね、個人事業主として開業する人も出てきました。

 

 

卒業生の活躍

デザイナーとして活動

デザイナーとして活動している荒木好美さんは、新しい働き方講座第2期の受講生でした。受講時は図書関係のお仕事をしていましたが、「自分が本当にやりたいことを仕事にしたい」と、熱心に講座を受講し卒業。

現在は、フリーランスのデザイナーとして西海市内の事業者から発注される案件に取り組んでいます。

 

 

フォトグラファーに

ベビーフォトを学んでいた山野未那美(やまの・みなみ)さん。昨年、新しい働き方講座を受講後、本格的にフォトグラファーとして活動を始めました。

自身が主催したオンライン講座では、写真の撮り方を指導するなど講師の一面も。現在は、西海クリエイティブカンパニーから依頼された案件に取り組んでいます。

 

 

主婦プログラマー誕生

独身時代システムエンジニアをしていた星野美緒(ほしの・みお)さんは、結婚後に夫の転勤で西海市へ。子育てをしながらフリーランス業を始めたものの、安定した働き方を模索していました。

そこで、新しい働き方講座を受講。勉強会にも意欲的に参加しながら、プログラミングの技術を身につけ、今ではLPやHP作成などプログラマーとして活躍しています。

 

眠っている宝を掘り起こす

「新しい働き方講座」が開催されたことによって、西海市内に眠っていた「人材」という宝が掘り起こされています。

「地方だから仕事がない、田舎だからいい人材がいない」という言い訳はもはや通用しない。それを証明してくれたのが、この「新しい働き方講座」ではないでしょうか。

受講生が自分が本当にやりたいことに出会い、経験をさらに活かせるスキルを身につけ、卒業後には実際に仕事を受けて報酬を得る。

こうして、地元の生産者さんが必要な事業の支援を担う人材が誕生するのです。

 

 

 

 

 

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