大串祐貴選手など多くの活躍する選手を輩出してきた野球クラブ
大崎高校の活躍が注目される西海市の野球シーンだが、小学生世代も活発だ。
大島少年野球クラブは創部から38年の歴史を持つ少年野球チーム。現在は西海小と大島東小の小学生9名が所属している。
今年夏の甲子園でも”最強の2番”として活躍した海星高校の大串祐貴選手もここの卒業生だ。
大崎高校と同じ「若人の森」がその練習場。全国レベルの高校生と切磋琢磨しながら、小学生も負けていない。
大島少年野球クラブは小さなチームだが、近隣地区と合同チームを組んで、今月の大会に向けた練習に励んでいる。
練習日は基本的に土日と火曜。木曜日が自由練習日だ。
降りしきる雨の日も、練習と指導に励む、大島少年野球クラブの西田昌司監督に話を聞いた。
Q 野球を通じて、どんなことを教えていますか。
野球の技術はもちろんですが、「挨拶」や「礼儀」「感謝する気持ち」を学んでほしいと思っています。
自分だけでは野球はできないんだということ。家族などの支えてくれる人がいて、はじめて野球ができているんだということを学んでほしいです。
Q指導スタイルはどういうことに重きをおいて、行なっていますか。
「基本」を大切にしています。(何をするにせよ)上に行くためには、基本が大事なので、そこを多めにやっています。
Q 野球を通じた教育、感じられている課題は?
中学校で野球ができる環境が少ないというのが今の課題ですね。
この子たちには、この先中学校や高校でも野球を続けてほしいと思っています。
そして(全国レベルの)大崎高校で頑張ってくれるならとても嬉しいです。
部員は絶賛募集中だ。
甲子園を目指す大崎高校と並んで練習ができる環境。次世代の活躍も見逃せない。
(聞き手:宮里賢史)