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ウエストのおんな《秋の夜長を照らす月 第12話》~天使住子と悪魔住子~

ウエストのおんな、秋

我が家のフリーのニャンコ達が、最近激太りしている。

ウエストのおんな、フリーのニャンコ

確かに彼らの食欲が日ごとに増しているのは私も気付いている。

 

なるほど、『食の量』と『体の重量』は比例するものだなと、ニャンコ達を見て

 

なっとく!!

 

フンフンとうなづきながら、自分の『お腹』を上から覗いてみると、

 

おお!! 比例してるわ!!

 

更になっとく!

 

ニャンコ達に何も言えないくらいに、でっぷりとした『お腹』にため息が出るやらゾッとするやら。

 

『止まらぬ食欲、それも寝るまで・・・』

 

演歌のタイトルみたい(笑) 

ウエストのおんな

しかし頭に浮かぶのは、我が身の最終形態である。

 

『最終形態』とは・・・私のDNAが勝手に目指している最終的な自分の姿のことで、それは「何だ?」と言われたら、

 

実家の母!

 

姉妹の中で母のアレコレを1番色濃く受け継いでいるに違いないと思う私は、自分の行く末を『母』だと思っている。

 

母がどんな姿をしているかはご想像にお任せしよう。

 

その『母の姿』になるべく、私のDNAは勝手に努力をしていると思うのだ。

 

着実に母に向けてその階段を1歩づつ、そして着実に確実に登っている自分が恐ろしく怖い。

 

そんな私を止めようとする『天使住子』と「本能のままに生きろ」と荒れ狂う『悪魔住子』

 

2人の住子が頭の中で大乱闘である。

ウエストのおんな、天使と悪魔

どうにか天使住子に頑張っていただき、『ダイエットの神様』を降臨させて欲しいのだ。

 

しかしながら本能のままに生きる『悪魔住子』が勝負にならないほどに勝っているので、私はズルズルと『最終形態』へと歩みを進めている。

 

前にも話したことがあったと思うが、自分の中で体重がこのラインを越えるとアウト!という『線』を引いている。

 

これまで何回もそのラインを越えてしまい、軌道修正をしたという経験があった。

 

それが少しずつ体重計に乗ることが苦痛になり、ビビりながら『悪魔のアウトラインの確認を取るようになった。

ウエストのおんな、体重計にこっそり乗る

更にここ最近ときたら、すでに『悪魔のアウトライン』を越えるか越えたかのところにいるというのは、揺れる『お腹』を見れば何も言わずとも察しはつく。

 

しかしもう50才を迎えようとしている自分にキビシイ言葉は掛けたくない。

 

なので体重計に乗ることすらなくなった

 

体重計を亡き者にした時点で、自分で決めたルールに赤信号がビッカビカと点灯。

 

そんなダメダメな私の目の前で、ここのところ心に闇を持った旦那が

 

「オイ、痩せたかもしれ~ん・・・」

 

とか言いながら体重計に乗ってみせる。「ほら~やっぱり痩せとる~! メシば食いきらんも~ん」

 

ふ~ん あ~そう

ウエストのおんな、ふ~ん

ごめんなさいね~食欲旺盛で! ごめんなさいね~お腹減ってなくても食べちゃって!

 

でもねコレね、悪魔の仕業なんだわ。私は食べなくても全然いいのに『悪魔住子』が「本能のままに~」って言うから~!

 

誰かエクソシストを呼んでくれ!

 

1日3食プラス10時と3時と夕食後のデザートに、寝る前の至福のひとくち。

 

これが全て全て悪魔の仕業なんだわ。

 

職場のお姉さまが「仕事の日は休憩時間におやつばつまんでしまうけど、仕事休みで家におる時は間食って全くせんよね~」と話していた。

 

ごめんなさい。全く共感できない(笑)

ウエストのおんな

逆に家にいると、ず~~っと何か飲むやら食べるやらで、お口のモグモグが止まらない。

 

不用意にお菓子なんぞあったりしたら、食べ尽くすまでモグモグしっぱなし。

 

私の場合は、職場で時間ごとに食べるおやつの方が、家で無限に食べるおやつより俄然少ないのだ。

 

どれだけ食べてるんだ!と思うけど、これじゃお腹のお肉がだらしなくなるのも理解できる。

 

本当は増加した体重を来年に持ち越したくないのだが、『悪魔住子』がいるうちはほぼ叶わないだろう。

 

だって、そうこう言いながらこの話を書いている私の机の上にはしっかりお夜食デザートにと買ったウエストの『シフォンケーキ』がセッティングされているのだから・・・。

ウエストのおんな、シフォンケーキ

 

※さてさて先週の『ウエ女』は健康診断のおはなしです!こちらから見てね!

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