10月21日(月)、長崎県立西彼杵高校(松尾修校長、生徒数145名)にて台湾修学旅行団との学校交流が行われました。
今回来訪したのは、台湾南投(ナントウ)県にあるキナン国際大学付属高級中学(以下、キナン高級中学)2年生の生徒34名と引率の先生2名。台湾の高級中学は日本の高校にあたるそうです。
ということで、西彼杵高校とキナン高級中学の生徒たちの国際交流を取材してきました!
Contents
体育館で歓迎行事・一緒に昼食を食べながら英語で交流
最初に体育館で歓迎行事が行われました。
西彼杵高校の松尾校長先生と台湾修学旅行団のRin先生による記念品贈呈です。
両校の生徒が一緒になり記念撮影!
次に、両校の生徒らが出し物を披露する交流です。まずはキナン高級中学の生徒たちによる武術体操。
太極拳を思わせるような動きやダンスの要素が合わさったような武術体操で、ポップな音楽に合わせて踊りました。
西彼杵高校からは、授業で音楽を選択している生徒たちがバンド演奏とハンドベルの演奏です。
映画「君の名は」で使われた「前前前世」など2曲を披露。
ハンドベルの美しい音が体育館に響き渡ります。
ふれあい交流では、両校の生徒たちでグループになり、一緒に昼食をとりながら英語を使ったコミュニケーションを体験。
スライドに映された質問などを参考に、お互いの自己紹介やグループトーキング。
ジェスチャーを交えながら英語を使って交流します。
少し恥ずかしさもあったようですが、英語でのコミュニケーションに挑戦していました。
ふれあい交流を通して日本文化を体験
昼食をとった後は、3つのグループに分かれてふれあい交流の体験を行いました。
弓道、お点前、折り紙の3つの体験を、弓道部、茶道部、2年1組の生徒がそれぞれ担当し、キナン高級中学の生徒たちをエスコートします。
では、それぞれの体験をご紹介しますね。
お点前(茶道)
茶道部の生徒たちが着物でお出迎え。
お茶を点てる様子を興味深く見つめるキナン高級中学の生徒たち。
和菓子とお茶が配られます。
「どうやって飲むの?」と相談しながら、見よう見まねで茶筅を使ってお茶を点てていました。
茶道部の先生や生徒たちに教えてもらいながら体験。
キナン高級中学の女子生徒に感想を聞いてみると「ハウチー(おいしい)」と笑顔で答えてくれました。
折り紙(折り鶴づくり)
こちらは別の教室で折り鶴づくりを体験しています。担当の先生が折り方をモニターに映しながら説明をする様子を、キナン高級中学の生徒たちは真剣に見つめます。
途中でわからないところは、西彼杵高校の生徒たちがやさしくていねいに折り方を教えてくれます。
両校の生徒たちは、折り鶴づくりを通してコミュニケーションを楽しんでいました。
弓道体験(弓道場)
こちらは弓道場です。弓道部のみなさんが、普段部活動で練習している様子を見せてくれました。
しんと静まった空間で集中する部員たち。順番に弓を引いて的を狙います。うまく当たれば「パシッ」と、紙が破れる音が響き渡ります。
私も間近で弓道を見るのは初めてだったので、弓道の作法や雰囲気を感じることができ、とてもいい経験になりました。
次は、キナン高級中学の生徒たちが実際に弓道を体験。弓道部のみなさんから手ほどきを受けながら、弓と矢の持ち方や姿勢に気をつけながら、弓を引き的を狙いました。
両校の生徒たちは、時間が経つにつれてお互い慣れてきたのでしょうか。積極的に交流を楽しんでいました。
今回の交流について両校の生徒に感想を聞いてみたところ、
キナン高級中学の女子生徒は「日本の高校生はシャイでキュートだと思います」「弓道はとても難しかった」「日本の文化を体験できて楽しかった」と話してくれました。また、以前日本に来たことがあるという生徒が多かったのも印象的でした。
西彼杵高校の男子生徒は「英語、難しいけど勉強になります」「英語で違う国の人と通じ合えることが楽しかった」と話してくれました。
英語を使ったコミュニケーションや海外の同世代の生徒との交流で、今まで知らなかった世界が広がる!まさに国際交流の醍醐味ですね。
以上、県立西彼杵高校とキナン国際大学付属高級中学の国際交流の様子をお届けしました!