single.php

【10月は里親月間】『里親制度』について聞いてみました!

みなさん、こんにちは!ばりぐっど編集部です!

突然ですが、みなさん!

10月は「里親月間」ということで、『里親制度』って知っていますか?

「聞いたことはあるけど、詳しくはわからない。」

という方が多いのではないでしょうか?

現在、日本では、親と暮らせない子どもたちが約45,000人いるそうです。

この現状を少しでも多くの方に知ってほしいと思い、

今回、西海市役所の保健福祉部 こども課 子育て支援班の宮原さんにお話を伺いました!

宮原さんは以前、県に派遣で勤めていた時に里親担当を経験されていました。
では、さっそく詳しくお話をお聞きしたいと思います!

 

 

 

『里親』とは?

親の病気や、虐待、その他様々な事情で、家で親と一緒に暮らせない子どもたちを、自分の家庭に迎え入れて養育する人のことを言います。

そんな子どもたちに、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下で養育を提供するのが『里親制度』です。

 

 

 

里親の種類について

里親には対応する児童の特性や、児童との関係、また里親の希望に合わせて4つの種類があります。

これまでなんとなく耳にしていた言葉でしたが、『里親』と言ってもいろんな種類があるんですね。

宮原さん:「これまでは養育里親が多かったのですが、近年、養子縁組里親も増えてきているようです。」

 

 

 

里親になるには?

里親になるのに特別な資格は必要ありませんが、以下の4つの要件があります。

特別な資格が必要なのではないかと思っていましたが、長崎県が行う研修を受講することで里親として受け入れができるようになるのですね。

 

 

 

西海市(長崎県)での里親の受け入れ状況はどうですか?

 

保護者と離れて暮らさなければならない子どもたちは、長崎県内に約450人以上います。
そのうち、里親に委託されているのは約60人。里親委託は進んでいない状況です。
西海市内には、里親の登録は2世帯のみで、受け入れ体制が整っていません。
(世帯数・人数は平成31年4月1日時点)

 

保護者と子どもが離れて暮らさなければならない状況となった時、児童相談所が総合的に判断して、子どもの養育先(里親や児童養護施設等)を決定するのですが、西海市の場合は里親が少ないために、おのずと選択肢が児童養護施設等になります。
子どもたちは、今まで住み慣れた土地を離れ、転校や集団生活など環境が著しく変わることになります。
「障害など専門的な知識を有する職員が養育する」等の理由で施設生活が適している場合もあるので、すべての子どもにとって里親委託が適しているとは限りませんが、子どもの生活環境の選択肢を増やすために県内各市町に多くの里親がいることが望ましい体制だと思います。

 

 

 

里親になるのって難しい?

里親を希望されてから登録までの流れは以下の通りです。

もっとステップを多くふまないと登録できないのかと思っていましたが、4ステップと負担が少なく手続きができそうです。

登録から委託までも、里親になる方と子どもたちがまず会って、次に外出、外泊で一緒に過ごして等のステップをふむことができるので、お互いに安心して今後のことを考えられますね。

宮原さん:「また、里親になる前に、施設に入所している乳児のおむつ替えや幼児と一緒に遊ぶなどの実習を受けることができるので、子育てが初めての方や不安に感じている方でも安心して受け入れの準備をすることができます。」

受け入れる前に、体験ができるのは心強いですね!

 

 

 

里親についてもっと知りたいときは、どこに連絡したらいいですか?

下記の3箇所にお電話や直接足を運んでお尋ねください。

『長崎県里親育成センター』

【住所】長崎県大村市西大村本町127-3
【電話】0957-53-7343

『長崎こども・女性・障害者支援センター』

【住所】長崎県長崎市橋口町10-22
【電話】095-844-6166

『佐世保こども・女性・障害者支援センター』

【住所】長崎県佐世保市万徳町10-3
【電話】0956-24-5080

 

以前から気になっている、興味があるという方は、お気軽にお電話や直接足を運んでみてください。

直接電話やセンターに足を運ぶのはまだちょっと・・・
だけど、話は聞いてみたい・・・と思っている方!

里親制度についての勉強会に参加してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

里親制度の勉強会は、いつ、どこでありますか?

11月22日(金)14時から西彼教育文化センターで開催されます。
当日は、里親制度の概要説明以外にも、実際に里親をされている方の体験談を語っていただく予定です。
『申し込み不要』『参加費無料』ですので、ぜひお気軽にお越しください!

また、長崎県内19箇所で『里親出前講座』が開催されています。
ぜひ、お近くの講座にご参加ください!

 

 

 

どんな方に知ってほしいですか?

里親や施設で生活している子どもたちは家庭復帰が大前提ですが、保護者の様々な事情により長崎県内では450人以上の子どもたちが里親、施設で生活しているのが現状です。
現在、西海市内に里子の受け入れはないですが、今後受け入れがあった場合を考えて、児童福祉関係(幼稚園や保育園など)、学校関係の方や里親になることを考えている方、興味、関心がある方などより多くの方に知っておいてほしいです。

 

 

 

さいごに

今回、『里親』について初めて知ることがたくさんあり、里親制度に対する理解が深まりました。
『里親』には種類や条件があること、また『里親制度』に対する認知度が低い現状があることを知りました。
深いところまでは説明できていないので、関心や興味がある方は、ぜひ、勉強会やセンターへ直接足を運んでみてください!

宮原さん、お忙しい中取材へのご協力ありがとうございました!

 

 

【お問い合わせ】

西海市役所 こども課
【住所】〒857-2392 長崎県西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷2278番地1
【電話】0959-37-0029
【HP】里親制度/西海市

footer.php