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【ウエストのおんな(第8話)】~西彼在住アラフィフ主婦とその日常/更年期には半額シールでリオのカーニバル~

更年期には半額シールでリオのカーニバル

 

私は海近住子(うみちかすみこ)、西海アラフィフパート主婦である。

 

あぁ、天気がスッキリしない日はどうも調子が出ない気がする。

「気がする」ということは確定ではないから、もしかしたら「気のせい」ということでもある。

O型の血が「そういうことにしとけ」とささやくので、そういうことにしておこう。

天気がスッキリしない日はどうも調子が出ない気がするのは気のせいだ。

 

変な日本語だ。

 

しかし何だか妙な季節である。朝寒かったり、昼夏だったり。

こんな時は体調も崩しやすくなるものだ。

 

そうアラフィフだから!

 

体調をつかさどるアンテナがアラフォー・アラサーより数段に数が多く、敏感である。(海近住子個人の見解)

ゲゲゲの鬼太郎の妖怪アンテナばりの繊細さである。(海近住子個人の見解)

この妙な季節の中仕事をこなし、それから買い物をし、夕飯の支度をして家族に食事をさせ、後片付けをし・・・。

 

きーーーーーーっ!!

これはもしや天気や体調だけの問題ではないのではぁぁぁぁぁぁ?・・・・

 

言うでない!

わかっておる!

 

ちょっと取り乱してキャラが不安定になってしまった。

 

まぁ アラフィフと言っているぐらいだからお年頃といえばお年頃ではある。

この敏感な体調の変化、イライラもんもんキーキー・・・。

『更年期』とかいう症状が出ているのかもしれない。

 

 

若づくりをいくらやったところで、からだは正直である。

 

「まぁ、気にするなよ」とO型の血がささやくので、その件については無かったことにして、ウエストへ行こう!

 

嫌なことから脱出するには・・・

ドゥルルルルルルルルル、ダンッ!

 

甘いものを食す!(海近住子個人の見解)

 

甘いものは私の精神安定剤なのだ。

気持ちは『スキップ』でウエスト店内へ。

 

若者まわりで足を進めると、右手にデザートコーナーがある。

1番下の段に大好きな割引シールのついたデザートがあったりなかったり・・・。

私が愛して止まない半額シールが貼っているパックのケーキがあれば文句なしに

 

ゲッチュー!

 

私の気持ちは『スキップ』から『小踊り』にレベルアップする。

 

 

デザートコーナーの先にはヨーグルトのコーナーがあり

その一角にもヨーグルト類の割引きシールエリアがある。

私のテンションはアゲアゲのまま、そのエリアも物色。

あからさまにシール商品を物色するのは少々気が引けるので

 

横目でチラ見。

 

半額シールが確認できたら

 

ゲッチュー!

 

私の気持ちは『小踊り』から『リオのカーニバル』に2ランクアップとなる。

かごの中は半額シールのデザートでとても充実。

そのままレジに行ってもいい勢いだ。

 

そうなると今日の晩ご飯が作れないので、何かしらおかずの材料を決めないといけないのだが、私の脳みそはサンバのリズムでダンシング・ナウなので、もう何をどうしていいのか判断がつかない状態である。

結局、半額シールのデザートと、パン粉やらマヨネーズやら晩ご飯のおかずには絶対にならない『広告の品』を買って家路につくのだ。

 

家につき、半額でゲットしたデザートをホットのブラックコーヒーと一緒にいただくと、やっと気持ちも落ち着き、サンバのリズムもフェードアウトとなる。

 

そしてパン粉とマヨネーズを見て愕然とするのだ。

そりゃパン粉にマヨネーズをかけてもおかずにはならんだろう・・・。やっぱり・・・。

逆に脳みそがカーニバルで祭り一色の中、キッチリ広告の品を買ってくる私って『抑えるとこ抑えてるわ~』と自分で自分を褒めちぎりたいくらいだ。

 

まぁ何にしろ、私の愛して止まない半額シールの貼ってあるデザート。

 

これからも末永くお世話になります。

そんな私を今日もスーパーウエストは優しく受け入れてくれる。

次回「ウエストのおんな第9話」はこちらから

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