【ウエストのおんな<雨音のやさしい調べ>第4話】~男子チームの髪の毛事情~

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晴れ続きだったけど、やっと梅雨らしく雨。と思ったらまた晴れ?ん?曇り?雨?晴れ?雨?どっち?どうせなら雨か晴れかスッキリしてくれると心の準備もできるのに。自分の都合で梅雨をコントロールしたいと浅はかな考えを平気でする私は …

晴れ続きだったけど、やっと梅雨らしく雨。と思ったらまた晴れ?ん?曇り?雨?晴れ?雨?どっち?どうせなら雨か晴れかスッキリしてくれると心の準備もできるのに。自分の都合で梅雨をコントロールしたいと浅はかな考えを平気でする私は海近住子(うみちかすみこ)西彼のアラフィフパート主婦である

 

我が家の男子チームは暑さを感じると

 

やたら髪が気になる様子。

髪を切りたくてたまらなくなるらしい。

 

現に数日前から旦那は「髪ば切ろうかなぁ、切りたかなぁ」とずっと言っている。

 

『独り言』のように言っているが、実は『独り言』っぽく言いながら、私のアンテナがキャッチできるように方向を『びしゃり』こちらに合わせて『独り言ビーム』を放っている。

 

きっとBARBERに行かず、手っ取り早く我が家でカットしてしまおうという根端なのだ。

 

で、なぜ旦那が私に髪を切らせようとするのかというと、それはロングロングアゴー。遥か彼方の大むかし、若かりし独身時代のワタクシは

 

美容師だったから。

 

いや、今となっては自分のことを『美容師だった』と口に出すのもおこがましいのだが、独身時代に少し美容師をかじったことがあるので、旦那は「髪切って」と軽々しく口にするのだ。

 

私にしてみれば、ただただ『めんどくさい』。

自宅のリビングに新聞紙をいっぱい広げて、真ん中に小さな椅子を置いて。しかし美容室じゃないから大きな鏡もないし、椅子の高さも調節できない。

 

おまけに旦那の頭はデカい。

 

切る面積が広くて、腱鞘炎になるわ!

 

確かにね、BARBERに行く手間も省ける。時間もお金も節約できる。自分のお小遣いからBARBER代3500円は、なかなかに痛い。

 

3500円でも羽根が生えて財布からドロンする辛さは理解できる。

 

でも私の財布が辛くなる訳ではないので、どうぞ行きつけのBARBERに行ってちょうだい。

 

なのに今日も仕事から帰って来て一番に

 

「おかぁさ~ん、おかぁさ~ん、髪の毛切って~」

 

と『独り言ビーム』を放ってきた。小学生がお小遣いをおねだりしている感覚だ。しかし私は華麗にそのビームをマトリックスばりによけて一言。

 

「あたしゃアンタの母ちゃんじゃなかけん 切らんしっ!」

旦那のせつない瞳が妙にジワジワきて笑ってしまった。

 

なかなかの『Sっ気砲』を旦那に発射してしまった自分に『もう少し控えめに。』と指摘したところで旦那が「じゃあ、もうしょうがないけん床屋に行かんばかなぁ」と小声でつぶやいた。

 

旦那に対するジワジワが止まらない。

 

それに対して次男は「暑くなってきたけん、髪を切ろうと思うんやけど、どがん切ればいいと思う?」とへスタイルについてマジメにアドバイスを求めて来た。

 

今どきのヤングなお兄ちゃんたちはどのようなヘアースタイルがお好みなのか、元美容師の母は二つ返事でネット検索をカタカタした。

 

いや~しかし私の中ではお祭り騒ぎである。

何でって、あのファッションに疎かった次男がヘアスタイルについてアドバイスを求めているという事実!

 

前回旦那が車にも疎かった次男とまさかの車の話題で話しが出来たとお祭り騒ぎになったのと同じである。

 

年齢詐称を疑うほど、若者のくせに若者を感じさせなかった次男に今!

さわやかな20代の風が吹いた!

 

キターーーー(゜∀゜)ーーーー!!!!!

なんだやっぱりキミも若者だったんだね!

 

『今どきのヤングなお兄ちゃんヘアスタイル検索』にも熱が入る!

 

そして私が選びに選んだその画像を持って、なんのためらいもなく次男はBARBERの門を叩いたのだ。

 

もう!なんて素直な子なの!(笑)

 

そしてそしてすっかり今どきのヘアスタイルに変身してきた次男は私がチョイスした画像よりもだいぶ

 

攻めていた。

 

右側だけ頭頂部まで刈り込んだ、アシンメトリーなスタイル。私のイメージを遥かに超えた攻めスタイル。

 

「お、おっと・・・。結構攻めてきたねぇ」

そう言う旦那と私に次男は軽く

「よかっちゃ? 夏やし☆」と一言。

 

ちょっとのことでは動じない肝の太さというか、その攻めたヘアスタイルを柔軟に受け入れる懐の深さというかデカさというか・・・。

 

次男よ ホントに21歳?

 

その腰を据えた感じが旦那よりも年上っぽいんだよなぁ。

 

さて、懐の深い次男に比べて小学生のようにおねだり坊やの旦那はしょうがないから今回だけ言うことをきいてあげることにした。

 

だからまずリビングに新聞紙をいっぱい敷きなさい。

 

そしてスーパーウエストで本日のおかずを買ってきなさい。

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