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学童児童の囲碁とチョンカ 合同対抗戦!〜子どもたちの真剣な表情と、無邪気な笑顔が交差した〜

こんにちは!スポーツニュースを各局見比べるのが好きなベーヤンです。

今やゴルフやフィギュアなどのスポーツだけでなく、囲碁や将棋の世界でも若い年代が活躍していますね

囲碁連盟長で、はちのこクラブ保育会指導員の今村昭利さんから、『西海市でも子どもたちが頑張っているから見に来て』とお誘いがあったので、 学童保育のある1日を見学することになりました。

 

西海町の「はちのこクラブ」から17名の子どもたちが、西彼町の「学童くらぶかめだけ」を初めて訪問して行われた『囲碁交流戦』です。

 

 

『学童くらぶ かめだけ』は玄関を入るなり、「僕ここに住みたい!」と興奮する子もいたほどアットホームで素敵なところです。

 

今日の注意点を静かに聞いたあと、はちのこクラブ17名と学童くらぶかめだけ6名が、2名づつ向き合って慣れた手つきで石を並べていきます。

【先に石を5個とったら勝ち】のルールで対戦相手が決まります。早い展開もあれば、じっくり考える勝負もあり、どの子どもたちも真剣です。

 

苦戦している場面には、囲碁を指導されている囲碁連盟西彼支部長 大場利夫さんや今村さんがヒントを出します。

 

大場先生が今日対戦した女の子はまだ1年ですが、始めてからメキメキ上手くなっているそうです。

囲碁は、大人とも対戦でき、体格や年齢差も関係なく勝つことができます。

中村とおじ君(写真右前)は「囲碁が楽しい!だって勝つから!」と笑顔で答えてくれました。

家でもたくさん練習しているそうです。

 

はちのこクラブの主任 平松舞香さんは「子どもたちの喜ぶ顔がうれしいです。  負けた悔しさだけでなく、勝って伸びるのがわかります」

「なかなか勝てない子は、私が弱いのを知っていて勝負を挑んでくるんですよ(笑)。でも、勝つ喜びをたくさん体験して欲しいです」と、こっそり教えてくれました。

 

学童くらぶ かめだけ の代表 津元由紀子さんも「姿勢が良くなり、集中力も上がりますね。片づけやあいさつ(礼)もできます」と囲碁の効果を喜んでいました。

でも、写真のようにふざけてそり過ぎてしまうところもまた、かわいいですね!

 

みんなすごい集中力で、しかもとってもはやく打つので見ているだけでも面白いです。

 

 

見守る大人たちは子どもたちの順応性に驚かされています。

囲碁は『考え方の成長』にとっても役立っているんですね。

学童の子どもたちに囲碁を教えたのは、2016年の『長崎県ねんりんピック』がキッカケでした。

「西海市でも文化交流で囲碁を普及させよう」と始まったそうで、まだわずか4年前のことだそうです。

 

景品にはお菓子や文房具もありますが、山瀧ららちゃんは囲碁盤を選択。

「家で練習できる!」とこの表情です。

 

 

あっという間にお別れの時間です。「今回参加は6名でしたが、また対戦相手を受けて立ちます!」と頼もしいあいさつ。

西海町と西彼町の子どもたちの熱く頼もしい交流戦でした。

 

続けて昼からは、西海町「はちのこクラブ」でチョンカの初の合同対抗戦がありました。

 

こちらは入り口正面にボルダリングの壁があり、さっきまで囲碁を打っていた子どもたちが元気に遊んでいます。

 

これがCongkak(チョンカゲーム)に使われるボードです。

マレーシアとの文化交流でお土産にもらったのがきっかけで始めたそうで、各穴に42個のビー玉をそれぞれ自分の陣地に6個ずつ7ヶ所に入れていき、最終的にビー玉を多く取ったら勝ち。

上手く説明できませんが、先生方も、「やれば覚えます」とのことで……。ちなみに子どもたちはすぐに理解して覚えたそうです。

ここでは、西海町 ひだまりの森の児童10名が交流にやって来ました

 

ここでのお約束は、4台しかないチョンカの順番待ちを『大人しく待つ』です。

 

静かな部屋ではビー玉を移動させる音だけが響いています。

 

これも集中力が必要で、一瞬でビー玉の数を把握し移動するのでとても激しい動きです。

 

ここでも勝敗を今村さんに申告し、トーナメント相手を決めて行きます。

 

 

じっくりと考えている姿。どの子も決して飽きたり嫌がったりせずに取り組んでいることが素晴らしいと思いました。今しか見られない子どもたちの交流です。

 

 

ひだまりの森の吉田三由記さんも「今までにも交流はしていましたが、今回初めての交流戦ができてよかったです。子どもたちの順応性や考える力をつけるいい機会ですね」とのことでした。

 

チョンカや待ち時間の合間に、おやつ作りも並行していました。

原松さんの元には、子どもたちが次々と入れ替わりお手伝いをしていました。

さて、何ができるのかな?

 

とっても上手に粉を練っています。お家でもお手伝いをしているのかな?

 

微笑ましいだけでなく、自主性も養われています。

思わず手を出したくなることも『見守る』ことが大事なんですね。

 

 

出来上がったのは、カラッと上がったドーナツ。トッピングはあまーい砂糖を振りかけ、みんなで美味しくいただきました。

 

ではみんな揃って「いただきまーーーす」

地域の子どもしか接点がなく、学童保育を知らない世代なので、今回は興味津々でおじゃましました。西海市の子ども達のひとりひとりが伸び伸びと大きく育っていくのを、あたたかい気持ちで見守っていきたいと思います。

今村さんとっても素敵なお誘いをありがとうございました。西海市に囲碁が普及して、全国や世界中の子どもたちとも交流ができるといいですね!

以上、ベーヤンがお届けしました。

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