こんにちは。ばりぐっど編集部大崎支局のビワ農家主婦ゆっかです。
前回の投稿から随分経ってしまいました。
ビワの収穫作業も終わり、やっとパソコンに向かっているところです。
今回は、そのビワ収穫作業の模様をお届けしようと思います。
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4月中旬ぐらいから、ビワが色づき始めました。
畑で袋を覗いて熟しているのを確認しながら収穫するので、手間がかかります。
ビワは、採ったあとには追熟しないので、早採りに注意が必要です。
逆に収穫が遅れると、裂果やしなび果が発生するので、採り遅れないようにするため、雨の日でも休めません。
今年は、収穫日に雨が多くて大変でした。
我が家の収穫方法!
とり籠を持って畑を回って収穫し、コンテナに移します。
倉庫に持ち帰って腐敗や出荷できない傷ものを選別し、コンテナに30袋ずつ入れて、出荷準備をします。
個人注文も可能で、1.5キロ入りの箱、袋のまま等、お客様の注文に合わせて対応しました。
ここは、長崎西彼農協大西海ビワ部会大崎支部です。
生産者6名で、共同出荷をしています。(火曜日、木曜日、土曜日が出荷日)
各自、コンテナに30袋ずつ入れ、出荷前日に出荷場に運びます。
前日15時までに、出荷数を板書し、コンテナ数に応じて選果人夫の手配をします。
今年は、5月5日が初出荷でした。
作業工程は流れ作業!!
ビワは丁寧に扱わないと、品質価値が下がるので、取扱いにも十分気をつけなければなりません。
まず、コンテナから1袋ずつ台の上に出し、それを1粒ずつに切ります。
切り分けたものを文太(量り)の上に乗せ、1粒ずつ取ると重さを教えてくれるので、
2L・L・Mとサイズごとに分けます。(品種により、3L・4L・5Lも)
選果する人が選果台の上に箱を並べ、サイズごとに赤秀、青秀、無印、〇の4段階に選果し、パックに詰めていきます。
1箱は4パック入りです。これが基本の入れ方で、特注が入ればその都度対応します。
4パック揃うと、検査印を押し、梱包します。
それを一度小迎(こむかえ)選果場に集め、関西や関東方面へ振り分けられます。
6月2日が最後の出荷日でした。
出荷量は、前年より多かった人、少なかった人がいましたが、品質的には、よかったように思います。
生産者の皆様、お疲れ様でした。
選果人夫の皆様、ありがとうございました。
出荷終了と同時に、来年へ向けての作業が始まっています。
収穫時期は、1ヶ月程度と限られていますが、1年を通して管理をしないと、いいビワはできません。
今からの管理が重要となります。
長崎特産品のビワを全国の皆様へ!
その思いで頑張っています。
後継者不足で、続けていくのは難しい状況ではありますが、何とか維持していきたいです。
また来年、美味しいビワを食べてもらえるように、頑張りたいと思います。