ウエストのおんな《秋の夜長を照らす月 第4話》~『生きがい、お持ちですか?』~

ウエストのおんな、秋

突然ですが、みなさんは『生きがい』ってありますか? 『生きがい』を持っていますか? ・・・・・・・ニッコリ。   では、旦那の話をしよう。   また旦那の話?また旦那の話です。(笑)   我 …

突然ですが、みなさんは『生きがい』ってありますか?

ウエストのおんな、笑顔

『生きがい』を持っていますか?

ウエストのおんな、笑顔

・・・・・・・ニッコリ。

 

では、旦那の話をしよう。

 

また旦那の話?また旦那の話です。(笑)

 

我が家の旦那さまはきっと『子煩悩』だと思う。

 

子ども達が小さい時はよく遊びに連れて行ってくれてたし、よくかわいがってくれた。

 

それが、いつしかちょっと違った形で旦那の『生きがい』へと変わっていく。

ウエストのおんな、ステキ

長男が小学校4年生の時、町の少年ソフトボールチームに入りたいと言って来た。

 

その当時、チームに入った子の親は、それはそれは大変だと聞いたことがあり、正直、出来ればお近づきにはなりたくないと思っていた。

 

しかし! 誰に誘われたのか、当時その存在を知るはずのない長男が、ソフトボールチームに入部を志願してきたのだ!

 

ええええええええええ!

ウエストのおんな、ショック

もう終わったと思った。我が家の平々凡々な毎日は終わったのだと、その時確信した。

 

しかし、本人の希望とあらばOKを出してあげるのが親だろう。出来るか出来ないか、挑戦させてのがあげるのが親だろう。

 

自慢のサラサラヘアーを丸坊主にした長男の気持ちを尊重したのである。

 

それが、5年生6年生となるにつれて試合に出るようになり、毎週土日、どこかで試合がある度に必ず応援に出掛けた。

 

なんのことはない、子煩悩おやじはどっぷりと『ソフト少年の父』と化していたのだ。

ウエストのおんな、えへへ

自家用のワンボックスカーにチームの子ども達をゴロゴロ乗せて、朝も早よからあっちのグラウンドこっちのグラウンド、次男も娘もみんな巻き添え家族総動員で応援に行った。

 

旦那は『ソフト少年の父』が相当に楽しかったらしく、保護者会の会長まで勤め上げる勢いであった。

 

これが彼の『生きがい』のスタートである。

 

それから長男は中学生になり、軟式野球を始め、旦那はもれなく『軟式野球少年の父』となった。もちろん試合にはどこにでもついて行った。

 

しかし、長男が引退。それと同時に旦那も『軟式野球少年の父』を引退。

 

あんなに頑張って、あんなに楽しかった『ソフト少年の父』。きっと長男よりも心のダメージが大きかったと思う。

 

そう、旦那は燃え尽きてしまったのだ。

ウエストのおんな、燃え尽き症候群

次男では燃えなかったのか?・・・次男は水泳と剣道そして大本命の美術部の道へ。なかなか燃えるタイミングが掴めなかったようだ。

 

ところが!旦那の『生きがい』の火種はまだ残っていたー!

 

プスプスとくすぶっていたその火種は、娘が中学生になりソフトテニスを始めたその時に再び燃え上がった!

 

旦那は『ソフトテニス少女の父』になったのだ。

 

娘が高校生になり本格的にテニスに打ち込むようになると、旦那は更に水を得た魚のように『ソフトテニス少女の父』に命を懸け、『生きがい』としてそれはそれはイキイキと、そして健気に娘の手となり足となり存分にその『生きがい』を楽しんだ。

 

が! やはりその日はやって来てしまった。

 

そう、『娘、ソフトテニス部引退』である。

 

本当に本当に、これで最後。子ども達に懸けて来た『生きがい』が無くなったのだ。

ウエストのおんな、悲しい

それが今から3年前。これまで全身全霊『生きがい』としていた子ども達のサポートが終了してしまった旦那。

 

心にポッカリ穴が開くとはこういうことだろう。

 

この人はこれから大丈夫なんだろうか?と本気で心配もしたが、それからの旦那は、それなりに細々と小さな『生きがい』を探しては、それを全う。また『生きがい』を見つけては、それを全う。

 

そんなこんなで最近は、我が家の朽ち果てた小屋の修復にここ一番の『生きがい』を感じて作業に没頭していた。

 

休日と、仕事から帰って来てからのちょっとした時間に、まぁ熱心に取り組んでいたが、それも先々月にめでたく完成。

ウエストのおんな、完成!

一丁前に完成お披露目会を催していたが、私としては私が旦那に前々から発注している、デッキの修復と勝手口の手すり設置をどうにか早急に施工していただきたい。

 

何故にそれらは『生きがい』にならないのか!

 

数ヶ月前から頼んでいるのにデッキの修復と勝手口の手すり設置は、どうも旦那の『生きがい』には該当しないらしく、私の発注案件より、割り込みで入って来た旦那の持ち込み案件を優先しているというところにいささかイリイリしている私である。

 

さて、旦那の『生きがい』について話してみたが、実は『ソフトボール少年の父』の横には『ソフトボール少年の母』が。

 

『軟式野球少年の父』の横には『軟式野球少年の母』が。

 

そして『ソフトテニス少女の父』の横には『ソフトテニス少女の母』がワンセットとして存在していた事実。(笑)

ウエストのおんな、やだぁ!

な~んだ住子も『生きがい』共有してたんじゃ~ん!このこの~!というオチ!

 

ホントは娘が部活を引退するまで、全く旦那と同類だったという話。(笑)

 

さすがに私は大工仕事は出来ないので、そちらの『生きがい』はお一人で堪能していただいたが、また何か一緒に楽しめるものがあれば良いなと思う今日この頃。

 

だってやっぱり『生きがい』ってステキじゃん!

 

さて!前回の『ウエストのおんな』は「ひっくり返し」がどうのこうの言ってたよね~。なんだったっけ? そんなあなた!こちらをポチリ!

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