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ウエストのおんな《カタツムリのお散歩は鼻歌うたってどこまでも 第1話》~添乗員と金魚のフンの東京旅~

段々と梅雨入りってことで、【ウエストのおんな】も梅雨入りしました。

 

これからきっと雨・あめ・アメの日々に突入するんだろうなぁ。

 

雨が続くと何かとヤル気が失せてしまうので、う~む、どうにか上手くやり過ごしたい期間である。

さて、話は変わって、今回実はと言うと私と旦那は久々に2人揃って遠出をしたのでその珍道中を書こうと思う。

 

そう、あれは・・・この2月に

 

東京大進出!!

漫画本と多数の楽器とパソコンを段ボールに詰め、東京へと旅立った長男の話である。

 

はい、もう大人です。親がアレコレいうお年ではありません。しかしその人生の中で挫折を味わい、壁にぶち当たり、進んでは止まり、止まっては進み・・・。

 

その様子を見て来た私は、どうしても気になってしょうがないのだ。

 

ていうか、ちゃんと洗濯してる~?

 

トイレとか掃除してる~?

 

仕事はどうなってんの~?

 

そっちがかなり心配~

 

前回、旦那が東京までお宅訪問に行ったが、ここは私も是非東京へとおもむき、この目でその様子をしかと見てみたいと思ったのである。

 

人間の生活をしているのかどうかのチェックをせねば、どうしても私の気が済まない。

 

そんな母心を知ってか知らずか、『生存確認』のLINEにも相変わらず既読は付かず・・・。

大丈夫 にーちゃんも絶対やっていける!

 

変な自信を持とうとした私だが、やはり無理っぽい!

 

福山雅治が20万円靴下に入れて上京したっていうあの話。やっぱそれは『福山雅治』だからじゃ~ん。

 

まぁ福山雅治になれとは言わないが、ゆくゆく有名ジャズトランぺッターか何かなるって神様が約束してくれるなら、何も心配はしないさ!

 

でもそんなの無理じゃん?

 

いくら神様でも、うちの兄ちゃんを有名人にはできんだろうから。

 

住むところだけ確保しての上京。仕事のあてがある訳でもない。我が家のチャレンジャーは何をするにも破天荒だ・・・。

 

 

わかってます!もう大人です。親がアレコレいうお年ではありません。しか~し

 

親の『不安』を一身に背負い

ややその重みで、ちょい前のめりになりながら旅立って行った長男のその後、どういう風に東京LIFEを送っているのか、やはりこの目で確かめないと

 

寝ても寝たりん!

 

いやいやいや 死んでも死にきれん!!(笑)

 

すいません、やっと長い前置きが終わりです。(汗) そしていよいよ東京へ出発!

 

 

もちろん私一人行くわけではなく、私を引率してくれる私専用の添乗員さんがいる。その名も!

 

『添乗員 旦那さん』 ぷぷぷ

この添乗員さんがいないと私の旅は始まらない。飛行機、ホテルの予約から、スケジュール管理、観光案内、全てお任せだからである。

 

Suicaのチャージもやってくれる。何もできない私にとって、非常に心強い添乗員さんなのだ。

 

旦那は普段から仕事で東京出張もわりとあってか、東京の電車に乗るのもお手のもので、たくさんある路線の中から、目的地に向かう電車にキッチリと誘導してくれる。

 

私はというと、その旦那の後を『金魚のフン』のようにフラフラとついて行くだけ。

 

『金魚のフン』とか、上手い表現だわ!

 

一糸乱れず旦那の後をビッタリとついて行く様子はまさしく『金魚のフン』って訳だ。

さて、そんな私と旦那の珍道中だが、東京に行く数日前に長男と運よく連絡が取れ、『キミに会いに行くよ』とアピールはできた。

 

しかし、東京到着のその日に長男と会うというこちらの予定は、

 

「その日おらんよ」

 

という長男のひとことで、あっけなく玉砕した。

 

ええ~~~! どうする~?ポッカリと空いてしまったその一日。

 

それじゃぁ どこか観光するか! しかし今回は長男に合うことが目的だったため、それ以外はほぼノープラン。急にアラフィフふたりでアタフタ。

 

厳密に言うと私は『金魚のフン』なので、旦那ひとりがアタフタ。

 

『金魚のフン』は旦那の回りをフワフワ回遊しながら、「ね~ どこ行くと~?」と、せかすのだ。

 

東京タワーやスカイツリーなどのベタなところではなく、「まだ行ったことのない所に行きた~い♡」そんな『金魚のフン』からのリクエストも、

さすが『添乗員 旦那さん』はバッチリ厳選して引率してくれた。

 

しかしひとつ思ったのが、どこに行くにも移動が多くて、こんなに歩いたことないわ!ってくらいに歩いた。東京の人達は本当によく歩く。私達、田舎の人間は車が足なので、車と目的地の間でいったい何歩歩く?って話し。

 

おかげでスマホの万歩計はその一日で18000歩を越え、この49年間の人生の中で1番歩いただろうと思われる歩数をたたき出した。

 

これだけ歩いたら、足どころか腰にも鈍痛が走り、アラフィフ夫婦はその痛みに悶えながら寝たのである。

 

翌日、腰から足の痛みもなんとか和らぎ、今回の旅の大本命。長男とのご対面を果たすべく、また徒歩と電車の移動で1日が始まったのである。

 

ということで、お時間になってしまいました・・・。涙なみだ!感動の親子の再会は次号にて・・・。(引っ張ります)

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