single.php

<こどもの社会科見学!第5弾>お寺でロック!?お寺のイメージがくつがえされる!光明寺の「こども報恩講」に潜入取材

こんにちは!

主婦並みに朝ドラにはまっている〜

 

こどもリポーターのしんちゃんです。(注:これでもよせています)

しんちゃんが住む地域の寺で、子どもをメインの対象とした催しがありました。

大瀬戸町にある光明寺で開催の「こども報恩講」

どんな催しなのか、知らない方もいるかもしれません。

その詳細は、記事の後半にしんちゃんによるインタビューでお伝えしますので、まずはどんなことが行われていたのかをご紹介します!

 

お寺は近寄り難いところではない!楽しみながら育む感謝の気持ち

開会は本堂内にて行われます。

さぁ、入りますよ〜!

 

開始前から、地域の子どもをはじめ多くの人が集まっています。

 

開会から進行を担当するのは、光明寺の若院さん(お寺の長である住職の息子さんということ)。

まずは、みんなで真宗宗歌や賛歌をうたったり、お勤めをしたりすることから始まりました。

 

しんちゃんも保育園で日々お勤めをしているので、その作法は身についています。

 

次に、富山県・大福寺のおおた先生による法話。決して難しい話ではなく、子どもたちが興味を持つようなタイムマシーンをモチーフとしたお話でした。  

タイムマシーンを作った友人がいました。それに乗って友人は、まず行ったのが地獄。そこにいる人たちはご馳走を食べようとしても、箸が長すぎて食べられなかった。次に行った極楽。状況は同じだけれども、そこにいる人々は長い箸で相手にご馳走を食べさせる。お互い食べさせあい、みんな幸せそうでした。(おおた先生の法話より抜粋)

「地獄も極楽も、結局は心の持ちようです。これから大人になって行く中で、地獄もあるけれど、自分がどうとらえるかで極楽にもなります。自分の人生、地獄にするも極楽にするも自分の心の持ち方次第です」

おおた先生より、子どもたちに深いメッセージが送られました。

 

次は劇「水戸黄門」。お寺の関係者と地域の壮年会が役者となって快演。

 

ここでも、子どもの興味を引くユーモアや笑いがたっぷり盛り込まれていました。一方で、鏡に映る自分の顔をその人の心と重ね合わせ、心の持ち方について考えさせられる内容でもありました。

 

法話も劇も、4歳のしんちゃんでも黙って見続けることができる、ユニークさもありながら興味深い内容でした!

 

さらに次は音楽ライブ♪しかもロック!!

御仏様をバックに、ONE OK ROCKやRADWINPSのカバーを披露!高校生をメインに大人がサポート。

 

若院さんが、ベースを演奏していましたよ!

 

テレビ放映中の「今日から俺は」のテーマ曲とともに、ツッパリを装った高校生が登場!観客の子どもたちも巻き込んで、踊りを披露してくれました。観客も大賑わい♪  

 

ステージイベントの最後は、お楽しみ抽選会。受付で配布された番号を元に抽選!子どもも大人もワクワク感満載で、盛り上がりました!!

ステージが終わると、昼食(おとき)を食べたり、「お寺マルシェ」で自由に遊んだりすることができます。

 

食事やマルシェで遊ぶチケットは、受付で事前に配布。(盛りだくさんの内容の500円チケット)

 

しんちゃんは遊ぶ前にまず腹ごしらえから。

欲張ってチケットにあるすべての食事メニューを注文!

 

いっただっきま〜す!!

 

「はぁ〜おいすぃっ!」とご満悦。

 

食堂もたくさんの人で賑わっていましたよ。

 

食事の後は自由遊び!

しんちゃんが「わぁー!」と飛びついていったのは、ボールすくい!やぶれても、ねばってすくい続けるしんちゃんでした(笑)

 

お次は一番楽しみにしていた射的!スナイパーのようです!!

 

思いっきり遊んだ後は、しっとり念珠づくりコーナーへ。

 

しんちゃんは、おばあちゃんにプレゼントする念珠を制作。いつになく真剣な表情!

このほかにも、しんちゃんはクジ引きをしたり、ポップコーンを食べたり、楽しい時間を過ごしました。

 

閉会の挨拶では住職より、“御仏様・おおた先生・演者の方々など、それぞれに「ありがとう」と感謝を伝えることの大切さ”をお話いただきました。

参加していた子どもたちみんなが、色々な体験を楽しんでいた「こども報恩講」

楽しみながらも、物事のとらえ方や感謝の気持ちなど、人として大切なことにもふれることができました。

 

地域に開かれたお寺でありたい!光明寺が独自で続ける「こども報恩講」

しんちゃん、遊ぶだけではなく、リポーター業もしっかり勤めましたよ!

インタビューするのは、音楽ライブを終えたばかりの、若院さんこと、武宮 智(たけみや さとる)さん。今回の催しの企画・運営の中心人物です。

ズバリ!

しんちゃん「このお祭り(こども報恩講)はどうしてあるんですか?」

 

若院さん「報恩講は、親鸞さま(浄土真宗の開祖)が亡くなった日(11月28日)を偲んで、毎年お寺で親鸞さまに仏教の大切な心を教えて頂きありがとうございますと手を合わせる集まりです」

こども報恩講は、元々は県全体で行なっていたそうです。それが3年前になくなりました。しかし、”子どもが楽しみながらお寺や御仏様の教えにふれる機会を設けたい”という想いのもと、光明寺は独自で続けることにしたということです。

 

若院さん「お寺は堅く敷居が高いイメージがあると思いますが、もっと地域の方々に気軽に立ち寄って欲しい。子どもたちに、お寺で楽しく過ごしてもらえたら。そんな思いで、企画内容を考えました」

実際ご覧になった通り、笑いありロックあり遊びありで、子どもも大人も親しみがもてる内容でした。

 

音楽ライブをしていた高校生グループのリーダー(右端の方)である御舟(みふね)さんは、かつてお寺の日曜学校に通っていたそうです。

御舟さん「子どもの頃は正座がきついなぁなんて思いながらいましたが、お経は今でも唱えることができるんです。今回も当時からのつながりで、若院さんから誘っていただき、お寺でライブができて感慨深いです」

 

幼い頃から体験してきたお寺での学びや遊び、人とのつながりが、意識せずとも記憶や心にしっかり残っていくのでしょうね。

目まぐるしく新しい情報が更新されていく現代において、昔から変わらない教えや人との繋がり方を伝えていくことの大切さを、改めて感じました。

 

1年の最後のしめくくり!除夜の鐘を叩きに行こう

「年末×お寺」といえば、12月31日の除夜の鐘ですよね。(写真はイメージ)

こどもの疑問を投げかけます!

しんちゃん「どうして年の最後に鐘を叩くのですか?」

若院さん「人には煩悩(欲や怒りの心)が108個あると言われています。一年の締めくくりに、鐘の音を通してその心を見つめ直し、新しい年を迎えるために叩くのですよ」

 

しんちゃんは心の中で、

「お母さんのご飯より、お菓子を食べたいとばかり言ったな〜。鐘を叩きに来ないと!」

と思ったのでした。

光明寺でも、除夜の鐘を叩くことができます!

12月31日 22:30より開始!

ぜんざいのふるまいや、お焚き上げ(不要になった仏具などを燃やす)も行われます。

あなたも、一年の締めくくりに除夜の鐘を叩きに行きましょう!

そして、新たな心で新年を迎えましょう!!

ではみなさま、良い年を〜

footer.php