《ウエストのおんな『空一面のいわし雲』第12話》~不幸のハガキ~

朝は旦那がスイッチを入れ、夕方は次男がスイッチを入れ。   何のことかって?   エアコンですがな。 まだファンヒーターを出すほどでもないが、やはり朝イチやちょっと体が冷えた夕方など、暖房の恩恵にあず …

朝は旦那がスイッチを入れ、夕方は次男がスイッチを入れ。

 

何のことかって?

 

エアコンですがな。

まだファンヒーターを出すほどでもないが、やはり朝イチやちょっと体が冷えた夕方など、暖房の恩恵にあずかりたい。

 

最近は朝起きるのも旦那の方が早いし、夕方仕事から帰って来るのも次男の方が早いので、どちらもちゃんと私がリビングに入るころにはエアコン暖房でほんわか状態になっている。

 

そう! そういうこと!

 

しかし段々と寒さが増し、ファンヒーターの出番になってくると、朝から誰が先にリビングに行ってファンヒーターのスイッチをポチっとな!とするかの『尻くらべ』が始まる。

 

次男は出勤時間が冬季仕様となり遅くなるので、まだまだおねむ。そうすると、おのずとアダルティーな二人にその重大な任務が課せられ、その『尻くらべ』はお互いギリまで布団から出ないという

 

骨肉の争いとなる。

しかし、次男の『弁当製作』という逃れられない指名を背負っている私は、その部分で旦那より一歩マイナスなのだ。

 

どうせ今年の冬も、私が一足先に極寒のリビングに行き、ファンヒーターのスイッチをONするハメになるということはわかり切ったこと。

 

はいはい。冬の『朝イチ』スイッチ当番はワタクシがいたしますから、今は存分に早起きして私が来るまでにリビングを温め倒しておくれよ。

 

まぁタイマー設定しとけばそれで済む話しだが、頑なにそれはしないという変なルールに従う海近家。

 

そしてファンヒーターがリビングに登場すると、もれなく『灯油購入』という面倒くさい作業も合わせてやって来る。寒いのにセルフのスタンドで灯油を買い、その灯油代も自分の財布から・・・。というのも暗黙の海近家ルール。

 

なので、その灯油を買いに行くにもアダルティーな二人の

 

醜い戦いが勃発する。

なんだか私、エキサイティングしてしまいそうなので、その話しはまたいつか。ということにして、今日は我が家に届いた一通のハガキについて話そうと思う。

 

三~四日前に届いた旦那宛てのハガキ。『ここからゆっくりとはがしてご覧ください』という、ペロ~ンとめくった内面に重要なお知らせが書いてあるやつ。

 

めくりたい!めくりたい! ペロ~ンとめくりたい!

 

何のはがきが知りたい!知りたい!知りたい!

 

しかしこれは旦那宛てのハガキ!! そこは我慢して旦那の帰宅を待ってから、一緒に中身を拝見しよう。

 

「何かの請求かな?請求かな?請求かな????」・・・すごく心配である。

だって!

 

おかげさまで夫婦でどんぶり勘定の上に、とーっても目の粗いザルの持ち主のため、すくってもすくっても湯水のようにお金が出て行く私たちは

 

『どんぶり夫婦』で『ザル夫婦』だから。

 

そんな我が家に請求書っぽいハガキや封書が届くと私のテンションがちょいと不安定になる。

 

でもそんな時のどんぶり旦那の口癖は

 

『じぇんって言うな!じぇんは使わんば、世の中まわらんとぞ!』である。

その考えに則りこれまでだいぶ世の中のために散財してきたようだが、その恩恵に1ミリも預かっていないのは甚だ心外である。

 

さて、旦那に送られて来たナゾのハガキ。

 

仕事から帰って来た旦那に『即めくれ』と言わんばかりに差し出す。しょうがなくペロ~ンとめくり内容を確認する旦那。

 

そして一言!

 

「こりゃ~ 次男の車の保険代やっかー!」

やっぱりねーーっ! 請求書ーー!

 

その請求に関して私は管轄外だ。まぎれもなく旦那の担当である!間違いなく旦那の担当である!

 

請求書だと確定した瞬間、ちょっと意識が飛びそうになったが、歯を食いしばって踏ん張り

 

私は何も聞こえていなかったように、その場をヨロヨロと立ち去った。

 

旦那は向こうで何か『念仏』を唱えている。

 

「こいはオイが払わんばとか? 次男が払わんばやろ? いやでも次男が一番お利口息子やけん、オイが出してやらんばやろうなぁ」

 

一人で問題解決したらしい。(笑)

きっと次男は車代とガソリン代を払えば、車に乗れると思っているのだろう。しかーし、その他に保険代と車検代もかかるんだよということを、教えてあげなくては!

 

と、その昔同じ様に車代を払えば車に乗れると思っていた。いや、思いっきり車代だけで車に乗っていた旦那が言った。(きっとその他のもろもろは義母が払っていたのだろう)

 

説得力ねーな。

 

とりあえず、その辺のごたごたは男同士で良きに計らっておくれ。

 

私は最後まで何も聞こえなかったし何も知らなかったし、そもそも初めから何も見てはいなかったというテイでこの件は無理矢理一件落着。

 

しかし、急に懐が北極南極並みに冷え込んだ旦那が不憫に思えたので、今日はウエストで滅多に私が買うことはない

 

おビールを買おうと思う。

こんな時こそ、おビールで懐の寒さを温めてもらい、私へ火の粉がかからない様に手回し、根回し、袖の下。(笑)

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