仕事帰り、いつものようにウエストで買い物して外に出ると、「明るい!」確実に陽が長くなってる!
ワタクシ、西彼在住のアラフィフパート主婦『海近住子』と申します。
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世の中オリンピックで大盛り上がりですね!
我が家も毎日精一杯の応援をさせてもらい、お返しに感動をもらっているという感じである。
今、夢中なのは20年振りに出場のカーリング男子!
なんて奥深いのかしらカーリング! 私も一緒にすっかり妄想アスリート!
そんなオリンピックで色んな競技選手のみなさんの神業を拝見しながら、実際のところの私は
コケました。
職場でマジコケ。
朝一番! タイムカードを押し、事務所の階段を元気よくトントンと下った瞬間。
48歳のおばちゃんは、右足の着地が上手くいかなかったらしい。
何もないところで足を『ぐにっ!』
きっと若ければその反射神経で受け身の体制を取り、最小限の負傷で済むところ、おばちゃんはすっころんだそのままの体制で地面と熱い『ちゅう』を交わしてしまった。
もし誰か回りにいたら「大丈夫?」と親身に介抱してもらいながら、きっと笑い話しで終われるのに、今回は完全なる単独事故。
そのひとりぼっちなところが非常にさみしい。
痛い・・・・・・。
これ、絶対いろんな所が骨折してるね。
くらいの痛みが足首、膝、手首、手のひら、あごに電光石火で走った。
キョロキョロしても誰もいない。しいて言えば目の前の国道を渋滞のため、ゆっくりとしか進まない車がずらりと並んでいたというシチュエーション。
恥ずかしい・・・・・・。
これ絶対に見られてるね。
ド派手に転んだその光景を渋滞のドライバーさん達に見られてしまったという羞恥心が、早くこの場から逃げ去りたいという気持ちを大きくさせた。
きっと全身骨折しているであろう48歳の体をなんとか起こし、痛みで『生まれたての子ヤギ』のようにブルブル震える足を引きずって、しかし何事もなかったように振舞いながらとりあえず車の中に逃げ込んだ。
「もうダメ 今日仕事無理」
48歳の駄々っ子は痛みと恥ずかしさでしばらく車内で悶絶。
自分の運動能力を過信してはいけないと痛感した48歳、2月の出来事であった。
さて、そうは言っても仕事をしない訳にはいかない。これは社会人の責任である。
痛みもだいぶ和らいだし、どうも骨折はしていないらしいし、コケて地面と『ちゅう』したことは職場のお姉さま達にご報告するまでもないし、普段と変わらず仕事に入った。
「あんた!なんでジーパン汚れとっと?」
「へ?」
まじまじと自分を眺めると、膝辺りは泥んこ。『ヒリヒリするなぁ』と思っていた手の平は皮がペロ~ン。
あごと、デニムをめくって膝の確認すると、擦り傷と打撲。
結局「聞いて下さい~ さっき~ こけて~・・・」と一部始終の事の成り行きを説明することになり、その後
「ふん」
と鼻で笑われて終わるのである。
さて、夕方までどうにか1日を無事に過ごして家に帰ったが、膝とあごの打撲は赤や黄色や紫に変色し、さながらネオン街のように華やかな色どりで賑わってきた。
擦り傷のヒリヒリはヒリヒリのままで、今晩の最大の試練が待ち受けるのである。
どうやってお風呂入る?
膝と手の平はどうしてもお湯につけたくないもん!
湯船の中につけたらしみるに決まってるもん!痛いに違いないもん!
48歳の駄々っ子はバレリーナか、はたまた上海雑技団ばりのアクロバティックなかっこうで入湯。
両足を浴槽の縁に投げ出して手は万歳。さすがに足が短いので膝の裏がつって「あいたたたた」
でも、なんだかんだ言って「やっぱり足の先も温めたい」
膝のネオン街をタオルでギュっと縛り、じわりじわりとお湯につけてみる。
「おひょひょひょひょ~っ!」
やんわりと攻めて来るお湯の侵略に屈せずひたすらに耐えてその時を待つのだ。
そして縛っていたタオルを徐々にゆるめ、膝のネオン街をお湯の中に開放したのだ。
「うい~」
ちょっとヒリヒリするがやっぱり肩までお湯につからないと温まらないのよね。
手のひらは、やっぱりお湯につけてヒリヒリを味わう勇気がないので、髪の毛を上手く洗えない。
というか今の私は『髪の毛を洗う』というそんな小さい事より
なにしろカーリング男子を見たい。
ゲーム展開の面白さとか、ストーンを操る技もスゴイものだが私はひたすら両角選手(兄)を見たい。
そういう訳でオリンピック期間中は、私の主婦業もお留守になりがち。
そんな時は
「そうだスーパーウエストに行こう」
夕飯のおかずなら、ズラリ惣菜コーナーに並んでいる。
さて、今晩の夕食も決まったし、コケた痛みはカーリングの両角選手に癒してもらおう。