皆さん、こんにちは。ばりぐっど編集部 やっち です。
西海市西彼町にある『猫がいる海辺の宿 小さな海から・・・』という1日1組限定の宿のことは、ご存知でしょうか。
とても温かいお人柄のご夫婦と気まぐれなかわいい2匹の猫がお迎えしてくれます。毎年冬の期間は宿泊をお休みし、『手作りベーコン燻製体験』をされているそうです。
一度は行ってみたいと思っていた やっち が参加して来ましたので、前後編でご紹介していきたいと思います。
では、行ってきまーす!
Contents
いよいよ当日、楽しみです♪
昨年10月の申し込み受付日から早数ヶ月、待ちに待った体験の日です。ついに美味しいベーコンが食べられると思うと、心が弾みます!
細い道をぐんぐん進み、無事に到着です。迷われるお客様もおられるくらい、隠れ家のような素敵な雰囲気の場所です。
やっち家族5人、防寒対策ばっちりで乗り込みます。
「今日はよろしくお願いします!」など各々挨拶を交わす参加者たち、すでにカセットコンロに火をつけたり、ご主人から説明を聞いたり、それぞれのペースで始まっています。
ついに6時間(9時~15時)の戦いが始まります!
1日12セット限定(1セットは、豚肉の腹側5kg)で、1家族で2・3セット申し込む方や、1セットを数家族でシェアする方もおられるそうです。
今季は、昨年12月~本年3月にかけて週1回のペースにて開催中で、全15回が満員御礼だそうです。事前の相談で貸切や川棚会場で開いたりもされています。
原田夫妻のご紹介
本日お世話になる『小さな海から・・・』を営まれている原田夫妻です。
アウトドアショップで働いていた経歴を活かし、プロ並みな知識と技術で何でもDIYする頼れるご主人【和(かず)さん】と、優しくてテキパキ働く猫大好き奥様【愛(あい)さん】です。
ご主人は30年前からベーコン作りをされており、『小さな海から・・・』で始めたベーコン燻製体験も20年目になるそうです。
夫婦とも、よりお客様に喜んでもらいたいという想いが強く、年々改良・工夫を惜しまず、進化させているそうです。
では、その進化されたベーコン作りを紹介していきます。
ベーコン燻製体験はじまります!
燻製のチップには、匂いが強くなく食べやすい「くるみの木」を使用します。
燻製器の中も、豚の脂が垂れないように工夫がしてあるそうです。美味しくなる選択・改良点が随所にみられます。
これがウチの下処理です!
下処理として豚肉の筋膜を剥ぎ、肉に無数の細かい穴を開け、塩とスパイスとハーブを擦り込んでパッキングし、およそ1週間冷蔵庫で熟成させます。
燻製前日には8~10時間かけて流水で塩抜きし、筋切り専用の器具で全体を刺して肉を柔らかく仕上げます。そして1つずつ吊るし、ひと晩寒風に晒します。それまでが燻製するまでの下準備です。
この過程までで、約10日間はかかるそうです。
ご夫婦談 「この流れの確立がウチの長年の成果であり、この手間が『質に対してお得と納得いただける為の大切な肝』と、『ウチの誠意』なのです。」と、お話されています。
ご夫婦の想いと丁寧なお仕事のお陰で、身体に優しい無添加のベーコンを美味しく食べることができるのでしょうね。
ボッ、ボォー。
カセットコンロに火を点けて、まずは弱火でゆっくりとお肉を温めていきます。
つづきは・・・・
気軽にベーコン燻製体験が出来るのも、ご夫婦の心遣いや手間ひま、労力をかけて準備して頂いているお陰だと分かります。本当に感謝ですね。
そして、ついに点火されたお肉たちは、これからどう変化していくのでしょう。
【後編】へ続きますので、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。
後編はこちらから、どうぞ。