皆さんこんにちは!今年も残すところあとわずかとなりました。新しい年に向けて大掃除シーズン、お家のお掃除情報を目にすることは多いですが、意外と楽器のお手入れ情報は目にしないかも・・・!?
お子さんの習い事でピアノを持っている方や自分の楽器として持たれている方など、普段のお手入れはどうしていますか?
今回は楽器のお手入れについてお届けします!
Contents
日ごろから出来る簡単なお手入れ
自分の大切な楽器を長く愛用していくには、日ごろのお手入れがとても大切です。面倒そうですが、普段のお手入れは簡単です!
アコースティックピアノも電子ピアノも、基本は乾いたクロスでさっと拭くだけです!これならお子さんでも簡単ですね!
ただし、強く擦ると傷がつきやすくなるので、使用後に軽く拭くようにしておくといいです。
鍵盤とボディ(外装面)のクロスはそれぞれに用意して使いわけます。
乾拭きの場合は電子ピアノも同じです。
ボディの汚れが目立つ時は、水を含ませ、かたく絞ったタオルで水拭きし、汚れを落とします。
仕上げに乾いたフランネル生地で優しく乾拭きをします。
ピアノの表面に付いたホコリを払うために、やわらかい羊毛の毛ばたきがあると便利です。
市販の化学モップはピアノに適さないことがあるため、ピアノ用を使用します。
毛ばたきがあると電子楽器のボタンやノブのお掃除も楽です!
キーボードは蓋がないことが多いので使わない時はキーボード用のカバーをかけておくと埃から楽器を守れます。
ピアノのお手入れには専用の物を
汚れが目立つ時にはクリーナーを使用します。
○電子ピアノ専用
○ピアノ、電子ピアノ専用
○ピアノ専用やペダル用
など、用途に合わせて種類があるので楽器に合わせて選びましょう。
鍵盤の素材によって使えないクリーナーもあります!
ピアノの種類や型番によって違うので、必ず注意書きに気をつけて、わからない時はご購入店か調律師にお尋ねして使用してください。
鍵盤用でも、黒鍵には使えないクリーナーもあるので注意して使用します。
電子ピアノなどに使用する場合もスイッチなどの内部に入らないようクロスに少量つけてから拭きます。
こちらはボディ用。少量をフランネル生地のクロスにつけて使用します。お手入れ後は手アカや汚れが付きにくく、付着した場合も簡単に拭き取りができます。
ペダルは、乾いた柔らかい布に、ピアノコンパウンドを少量ずつ付け、拭きあげてください。
アルコール消毒はNG!
ベンジンやアルコールは決して使用しないようにしてください。
鍵盤のひび割れなどの原因になることがあります。
ピアノはデリケートな楽器なので、弾く前に自分の手を洗うのが1番です。今は手の消毒も当たり前の世の中ですが、手の消毒液が乾く前にピアノに触らないよう注意が必要です。
爪が長いと、良い音色が出せないだけでなく、鍵盤を傷つけることになるので爪のお手入れも忘れずに。
グランドピアノは中に埃が入りやすいですが、フロントフレームカバーを使用することでグランドピアノ内部へのホコリの進入や筆記具などの落下を防止します。掃除も一段と行いやすくなります!
窓に近い位置にピアノが置いてある場合は窓に結露防止のシートなどを貼って結露対策をしておくのもおすすめです!
余談ですが、ピアノの白鍵を外すと・・・
こんな感じになります。
白い鍵盤の中はこんな感じになってます。本来は白い部分は剥がれる事はないので、剥がさないでくださいね!!
日頃のお手入れで、My楽器を長く大切に
ピアノは繊細な楽器です。その日の天候や気温で音色が違ったり、弾く人の心境で音色が違ったり、弾き込んでいくと音色が変化したり、その繊細な変化が楽しみの1つでもあります。
お掃除をして心もスッキリ!ピアノを埃やサビから守って、心に響く音色で豊かな時間を過ごせますように。