《ウエストのおんな『空一面のいわし雲』第6話》~長靴と稲刈り~

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先週の話し。私はどうしても6日中にマツキヨに行かなければならなかった。   スマホのマツキヨアプリのダーツゲームで当たった20%offクーポンの使用期限が6日までだったから。   あせるよね~ 20% …

先週の話し。私はどうしても6日中にマツキヨに行かなければならなかった。

 

スマホのマツキヨアプリのダーツゲームで当たった20%offクーポンの使用期限が6日までだったから。

 

あせるよね~

20%offなんて、なかなか当たらないからさ~、無理矢理にでも使いたい!

 

そんなことを言っていると、旦那が「オイもナフコで買いたかモンのある」と言うので台風の風がおさまってから一緒に出かけた。

 

「で、ナフコで何買うと?」と聞く私に、フフンと不気味な笑みを見せながら店内へ消えていった。

 

「ちっ!」

 

しょうがなく、私もマツキヨで色々と物色した後、お目当ての物を買って車へ戻った。同じタイミングでナフコから出て来た旦那は

 

満面の笑み。

うっわ、怖っ!・・・。そしてその手に握ってきたナフコの買い物袋から

 

「ほら!住子ちゃんの長靴❤」

 

と、履き口をヒモでキュッと締めれるガチなタイプの長靴をニコニコしながら出して見せてくれた。そして「だって明日仕事昼までやろ?」とか言われ

 

『稲刈りすっぞ!』とトドメを刺される。

 

はーん、なるほど!稲刈りのための『長靴』だったのか!どおりでガチ目な長靴だと思ったよ・・・。そして明日の癒しの半日休みが無くなったショックを噛みしめている私に

 

「サイズ23センチでよかったやろ?」とかふざけたことを言ってきた。

 

「何言ってんの! 私の足は22.5センチじゃ!23センチはデカくて履けん!」と噛みつく。

 

「えー、0.5センチしか変わらんたい、23センチじゃダメと?」と食い下がる旦那に

 

「あのね、その0.5センチが大事かとよ!23センチはMサイズけど22.5センチはSサイズばい。MとSじゃサイズが全然違うんじゃ!」・・・私も負けられない。

「でもたった0.5センチばい。あっちゅか(厚い)靴下履けばよかたい」・・・なかなか折れない男じゃ。

 

「あのね~、たった0.5センチけど、幅とか奥行きとかそれぞれ0.5センチずつ大きくなったら、全体的にサイズがデカくなるんだよ。そしたら私の足は長靴の中で泳ぎまくって大変なんじゃ!」・・・畳みかける私。

 

「ん~・・・」・・・まだ納得しない旦那。

 

「デカい長靴履いたら、長靴ん中で足ば踏ん張らんばいけんとばい!」

 

「長靴ん中で足の指ばグーってせんばとよ!グーって!わかる?」

ナフコ前の駐車場で、半ギレ嫁の剣幕にやっと『これはサイズ交換に行かないと後でどんな目に遭うかわからん』と悟ったらしく、すごすごとナフコへ引き返していった。

 

いやしかし、靴というものはやはりサイズが合っていないと変なところに力を入れたり、変に気になったりして結構疲れてしまう。

 

それにいくら水の抜けた田んぼとはいえ足場は悪い。そんな現場でまだまだ初心者マークの外れない稲刈り素人を使おうというのだから、そこんところはきっちりとジャストフィットにこだわってほしいものだ。

 

そうこうしていると、交換済みの長靴を持って帰って来た。

「22.5に変えてきたばい!」

 

それでよい。それでよいのに

 

「レジのおばちゃんもあっちゅか靴下履けば大丈夫って言いよったぞ」とかまた私にケンカを売ってきたので

 

「バカたれが!」心の中で一喝してやった。

 

次の日、お昼でパートの仕事を終えて帰ってくると、私以外にもツナギを着せられている人物がもう一人。

「オイ、今日オフの日なんですけど・・・。」次男である。

 

「残念、家にいたことを悔いるんだな」と次男をなだめつつ、同じ境遇の者同士励まし合った。

 

毎年恰好だけは一人前だが、なんせ何年たっても初心者の素人。

 

とりあえず与えられた単純作業を黙々とこなす。しかし普段使わない筋肉を使うし、ほんとに自分に体力がない事を痛感。

 

数日後にやって来る筋肉痛がえらく怖い・・・。

 

旦那と次男が代わるがわるバインダーで稲を刈り

 

そのバインダーから飛ばされた稲の束を集め、さらにその稲を天日干し用の棒へと掛けて行く。

 

作業が終わった頃には、もうおばちゃんフラフラ。

 

きっとそんな状態に陥るであろうことはわかっていたので、実はパートの仕事が終わってからウエストに寄って来た。

 

もちろん今晩のおかずを買いに。そしてこんなとき心から思う。

 

ありがとうウエスト。ありがとうお惣菜。

 

疲れて帰ってきても、もうそこにおかずは用意されてるという幸せ。

 

しかし稲刈りは始まったばかり、一日では終わらない。翌日の稲刈りは仕事で参加しなかった私。まだまだ稲は残っている・・・。

 

いよいよ次の休日には終了しないと大変! なのに・・・

 

ごめ~ん今度の土日も私、仕事なんだ❤

 

きっとまた次男はツナギを着せられて田んぼへ連行されるんだろうな。

 

母は『現金収入』の方を頑張るので、次男よ、『米』を頼んだ!

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