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【ウエストのおんな~北風と手ぶくろと私~第6話】<明けました>

仕事帰り、いつものようにウエストで買い物して外に出ると「おってと! 辺りはすっかり真っ暗じゃないか!」と、いう季節になりました。

ワタクシ、西彼在住のアラフィフパート主婦『海近住子』と申します。

 

あけました。

とうとう、あけました。

というか、もう10日以上たってしまいました。

 

いやぁ・・・今年もあと353日になりましたね・・・。

 

結局、大掃除らしいこともしなかったし、おせち料理的な料理もしなかったし、今年も『正月』は我が家を経由せず、通り過ぎて行くのよね~。

 

とか言って、『紅白』と『ガキ使』をとっかえひっかえチャンネル変えながら見るという毎年恒例の海近家の年越しとなった。

 

去年と違うと言えば、県外にいた次男が我が家へ帰って来たことと、花の女子大生になった娘が家を出たこと。

 

なので海近家の人口としては、プラスマイナスで変わりなしである。

 

相変わらず県外の専門学校に行っている長男はフワリフワリといつ帰ってくるのか、「帰って来る」というその当日まで油断ならないし、実家へ居候している花の女子大生は・・・

 

「あたし~ 31日の昼までバイト~ それから家に帰って来る~ で~ 2日の昼からバイト~ だけんそれまでに向こうに帰らんば~ で~ 1日って~初詣行く~? あたし~ アウトレット行きたいっちゃけど~」 ニコリ。

どか~んと 姫様が爆弾を投下されました。

 

確かに31日昼までバイトしてバスでこちらまで来ようと思ったら、何時に到着するかわからない。

結局『迎えに行ったが早い』ということになるのだが、そこで思い出して欲しい。

 

海近家のヒエラルキー

 

我が家の頂点に君臨するのはワタクシ住子である。しかし娘が帰ってくるとその頂点は娘に取って代わるのだ。

『底辺』にいる旦那は『迎えに行ったが早い』という気持ちではなく

 

もはや姫を『お迎えにあがる』という『お仕えいたします』の気持ちなのである。

 

「休みやけん、お父さんが迎えに行ってあげてもいいけど~♡」と言いながら。

 

もちろん 平和な海近家に『爆弾』を投下した姫様の願いをしもじもの者は「はは~」とひれ伏して聞くのである。

 

元旦しょっぱなから。

 

まあ バイトバイトで頑張ってる娘だし、久々に我が家へ帰って来る訳だし、正月だし、娘のいいなりになる心の準備をしてその日を迎えたのである。

計画通り初詣のあと、娘にとってのメインイベントであるアウトレットへ。

お抱え運転手の旦那のハンドルさばきも軽やかに~。

ただ、アウトレットも元旦から大変な賑わいで、駐車場も長蛇の列。どうにか割とすんなりいいタイミングで車を停めることができて、夢のアウトレットへGOである。

 

人の群れが苦手な旦那はいつの間にかフェードアウト。

私は娘の後を金魚のフン状態でひたすらにお供。

 

回り回って、巡り巡って、結局なにも買わず・・・。

 

まぁ・・・そんなもんだわよね。

はるばるやって来たアウトレットも戦利品ナシという結果ではあったが、姫様がそれでご納得されたのであれば、運転手もお付きの者も働き甲斐があったというものでございます。

 

そしてお約束通り、2日の昼、バイトに間に合うように運転手は姫様を丁重にお送りしたんだと。

 

どこの家の父親も、娘に対してはこんなもんなんでしょうかね?

 

ところで、無事に長男もフワリフワリといつの間にか我が家へ帰って来ていたし、おかげ様で我が家のヒエラルキーが数ヶ月ぶりに完璧な形で完成!

 

オールメンバーが揃った貴重な期間限定のバージョンである。

やはり長男の位置は安定のここ。 宇宙的な存在は健在なのだ。

そうなると次男のお利口ちゃん加減が、とても際立つことに気づく。

確かに三兄妹の中で一番親孝行の良い子なのだ。次男は長男のようにフワリフワリなんてしていないし、末っ子の娘のようにいきなり『爆弾』を投下するようなことなんて・・・

 

あったわ!

 

ま、まぁ みんな大なり小なり『爆弾』は投下してきた訳だ。

それでもしぶとく生き延びている海近家は今年もしぶとく生きて行くのだろう。

 

そんな海近家をどうぞ今年もよろしくお願いいたします。

 

さて、すっかり正月は終わってしまったのに、正月ボケからいまだ脱出できていない私は、もう何度となくウエストのお惣菜に手を出している。

 

ん~~・・・

すいませんっ! 今日もお世話になりますっ!

 

今すぐ ウエストにレッツラゴーー!

平成30年も私のウエスト愛は止まらない!

 

☆気になる【ウエストのおんな〜北風と手ぶくろと私〜第7話】はこちらから

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