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地元の子どもたちに勉強の楽しさを!「学習スペースCOCOLO」

西海市西海町の静かな山あいに、みかん畑に囲まれた古民家をリフォームして作られた学びの場があります。ここは、学習スペースCOCOLO。代表の堤優子(つつみ・ゆうこ)さんが、地元の子どもたちの学びを支えたいという想いを込めて、2022年夏に開設しました。

COCOLOとは、「Connection(繋がり)」「Local Community(地域コミュニティ)」「Communication(コミュニケーション)」の頭文字を取りました。英語を通じて個性と自信を育み、地域の子どもたちに「学ぶ楽しさ」と「選択肢の広がり」を届けたい。そんな願いが詰まった学習の場です。

西海から世界へ。英語教室への道のり

西海市太田和で生まれ育った堤さんは、中学校で英語に出会ったとき、英語の「話す楽しさ」に惹かれました。長崎県立佐世保商業高校の国際コミュニケーション学科を経て、久留米大学文学部で英語を専攻。在学中にカナダ・ノバスコシア アケイディア大学への半年の留学を経験、そして教員免許と日本語教育資格を取得し、卒業後にはアメリカ・オレゴン州ポートランドで1年間、日本語を子どもたちに教えるインターンシップを経験しました。「ALTの逆バージョンです」と明るい笑顔で話すこの経験は、その後の道のりに繋がっていきます。

帰国後、西海市内の中学校の臨時教員として英語を教え、続いて小学校の英語専科教員として時津町の小学校で2年間勤務。子どもたちの成長を間近で見る中で、「国語や算数がしっかりできないと、英語も本当の意味で理解できない」と痛感したそうです。そんな中、実家の農業を手伝いたい、実家から時津へ通勤する中で、もっと身近な西海市に貢献したいという思いが強まり、地元に戻ることを決意し、教員を退職しました。10年ほど空き家だった祖父母の家を活用したいという思いもあり、新たな道への扉を開いたのです。

英語だけじゃない、一人ひとりに寄り添う学びの場

COCOLOでは、英語教室を始めた当初から「スタディホール」という自主学習時間を設けています。「ここに通ってくる子どもたちに国語や算数など、学校からの宿題で困っていることがあれば、一緒に取り組んでいいよという時間を作っていて。両方できる学習教室をしています」と堤さん。

現在、小学生23人、中学生9人が通い、小学生はグループレッスン(最大8人)で楽しく英語に親しみ、中学生は個別指導(最大4人)で学校の勉強や受験対策に取り組んでいます。低学年は「英語っておもしろい!」と感じてもらうことを優先し、高学年では基礎知識と発音をしっかり固めます。ただの遊べる45分ではなく、知識や耳のトレーニング、発音を含めて、基礎ができる内容にしています。

中学生は個別指導で一人ひとりの学びのスタイルに合わせて、教材などもカスタマイズしています。「何をどう勉強したらいいかわからない子」にこそ寄り添いたい。堤さんはそう語ります。レッスンは45分ですが、その前後に自習スペースを利用可能なので、子どもたちが「困ったときに来られる場所」になるよう工夫されています。

勉強は選択肢を広げる。地元の子どもたちの未来を育む

西海市では、塾や習い事が少なく、「勉強はしなくてもいい」という空気が漂いがちだと堤さんは感じていたそうです。どちらかというと部活優先の風潮の中、勉強したい子が「浮いてしまう」こともあるのかもしれない。自身も中学生時代には、大学進学という選択肢すら想像できなかったという経験から、「勉強は選択肢を増やすもの。こういう第三者的な学びの場があることで、勉強をすることの大事さや、勉強した方がいいよ、一緒に勉強しようよみたいな、空気ができたらいいなと思います」と話してくれました。

COCOLOでは、英語学習を通して自己表現力や広い視野を養い、基礎学習を支えることで、子どもたちの自信を育てています。規模を大きくするより、一人ひとりに深く関わることを大切にしたい。学校を卒業後に「あのとき勉強してよかった」と思ってもらえる場所でありたい。そんな願いを胸に、堤さんは今日も笑顔で子どもたちを迎えています。

英語に興味がある子も、学校の勉強でつまずいている子も、気軽に訪れてみてください。きっと、新しい世界が広がるきっかけが見つかるはずです。

学習スペースCOCOLO(ココロ)

◾️インスタグラム(@cocolospace
◾️公式サイト(https://www.cocolospace.com/

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詳細はインスタグラムをご覧ください!

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