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スパイスカレーmaru_tamo(マル₋タモ) in雪浦~店主の井手さん紹介編

昨年の長崎新聞で『スパイスカレーmaru₋tamo』さんの掲載記事を見て、(え?雪浦にスパイスカレー屋さんがあるの?)と興味が湧いた筆者。

どうして雪浦?なぜスパイスカレー?などの疑問について、色々とお話を聞いてきましたのでご紹介します。

前回のスパイスカレーについての記事は、こちらから見ることができます。

maru_tamoさんのスパイスカレーにスポットを当てた記事となっています。

店主 井手さん × 紹介

今回お話頂いたのは、スパイスカレーmaru_tamo店主の【井手 保(いで たもつ)】さんです。

店名は、『心が丸く楽しい世になってほしいとの願い(まる)と、自分の名前(たも)から』取られたそうです。

何か地元に貢献したいという想いがある中、「雪浦の活性化のため店をしないか」と誘われ、2021年11月ゲストハウス「森田屋」内で開業、2022年4月下旬にNPO法人「雪浦あんばんね」運営のシェアカフェ「ゆきや」1階に移転されました。

仕込みから調理、提供と一人で切り盛りされています。とてもフランクにお話し頂き、人とのおしゃべりは大好きだそうです。

優しい雰囲気の店主井手さんと、早速話が弾みます!

お答え頂いたお話をご紹介します。

店主 井手さん × 雪浦

Q.どうして雪浦なのですか

店 主) 「私は雪浦の奥浦出身で関東地方の航空関連に就職し、28年間勤めました。最初の2年間は千葉県川崎市に住みましたが、同僚からサーフィンを教えてもらったことをきっかけに、神奈川県藤沢市に移り住み、その後も茅ヶ崎や逗子にいました。

どこも海は近いのですが、平野なので山が遠かったですね。子供の頃から山の近くで育ったので、山が遠いことを寂しく思っていました。小学生の頃は、片道1時間かけ歩いて登下校していましたが、友達と山や田で遊び道草して帰ることが、とても楽しかったです。

山と海が近くのんびりした所がいいと思いまして、4年前に実家の雪浦へ戻ってきました。趣味のサーフィンは、今はお休みしていますが、海も飛行機も好きです。」  

編集部) ご実家があることと、自然が豊かな場所を求めて『雪浦』を選択されたのですね。

店主 井手さん × スパイスカレー

Q.なぜスパイスカレーなのですか?

店 主)「カレーが好きだったからです。元々食べ歩くことが大好きで、高いものから安いものまで、色々なものを食べてきました。そこで、みんながやっていない『スパイスカレー』を選びました。最初の頃は、男料理で材料費が高くついたりもしましたね(笑)」

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厨房の様子を見せて頂きました。ここで、こだわりのスパイスカレーが作られています。

Q.カレー作りで、こだわっているところはありますか?

店 主) 「化学調味料を使わず、スパイスのみを使っています。なるべく地元の食材を使い、体のことを考えながら調理しています。小麦も使用していないので、グルテンフリーなんですよ。オリジナリティーのカレーをあと1・2種増やしたいので、試行錯誤を重ねています。」

編集部) 確かに、副菜も多く野菜がしっかり摂れる料理です。地産地消にこだわり、ここにも店主の地域愛を感じますね。そして、店主のスパイスカレーへの熱意は・・・・。

なんと!月に1回は、スパイスカレーの聖地『大阪』へ調査や試食、様々なスパイスや油などこだわりの品を買いに行っているそうです!!

店 主) 「大阪ではスパイスカレーのお店やフェスが多いんです。油にも、紅花油や米油、GHEE(ギー)というバターのような油があり使い分けています。

『今回は水っぽいな』や『玉ねぎを炒めすぎた』など、毎回違います。始めた頃の(カレー)写真は見られたものじゃないですよ(笑)」

より美味しいカレーを作りたいという熱意があるからこそ、日々進化・更新されたスパイスカレーを提供されているのでしょうね。店主の研究熱心な姿に、感心させられます。

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これが、店主井手さんのスパイスカレーです。毎回メニューが変わるところも、お楽しみの一つです。

Q. 1人で大丈夫なんですか?

店 主) 「自分の好きなようにしたいので、1人がいいです。基本楽しく生きていければと思っていまして、何か雪浦の地域の方に貢献できたらなと考えています。」

取材中にも、常連客や立ち寄った地域の方から「たもっちゃーん!」と呼ばれ、おしゃべりを楽しまれている姿が印象的でした。店主の小さい頃からの知り合いも多く、慕われていることが分かります。

Q.昨年4月のオープンから9ヵ月ほど経ちますが、いかがですか?

店 主) 「おもしろいですよ。例えば、おばあちゃん2人が座っている姿を見るのも和みますしね。うどんやちゃんぽんなど他の料理はしないのかと、言われることもありますが・・・・。こういうスパイスカレーがうちのカレーなのです。自分で決めたことは、失敗しても後悔しないですよ。地域の方が、ちょっとゆっくりできる場所を提供できたらと思っています。」

スパイスカレーを選んだことの責任と覚悟を、そして地域の方の憩いの場として楽しんでほしいという想いが感じられますね。

1つ1つの質問に真摯にお答え頂く店主井手さん、お人柄が表れています。

Q.お客様へメッセージをお願いします。

店 主) 「なにもない所ですが、来てもらえて有難いですね。なにもない所が売りです(笑)雪浦の自然や雰囲気に癒されに、ふら~っと遊びに来てぜひ食べていってください。お待ちしています。」

佐世保や長崎の方からも、「ここ目的で来ました!」と来店されるお客様もいるそうです。「こんな素人が作っているのに・・・・来てもらえて嬉しいです。」と、恐縮されながらも嬉しそうに話す井手さんでした。

スパイスカレーmaru₋tamo インスタグラムもチェックしてみて下さいね。

https://instagram.com/maru_tamo?igshid=YmMyMTA2M2Y=

おわりに

今では、西海市のイベントに積極的に出店している『maru₋tamo』店主井手さんは、すでに雪浦の皆さんへ貢献していると感じました。これからも、より美味しいスパイスカレーへと進化していくと思いますので、皆さんもぜひ食べに行ってみてください。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

Information

スパイスカレー maru_tamo 

営業時間:
木~日 11:00~15:00
土日祝 17:30~22:00 居酒屋メニュー(要予約)

住  所:〒857-2326  長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1241 (ゆきや内)

電話番号:0959-33-9463

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