ちょっと！ 冷房つけて毛布に丸まって寝るってどういうことよ？「昨日シーツもホワホワに変えたけんバッチリばい！」ってうれしそうに言うけども。そもそも冷房はもういらないんじゃない？と次男に突っ込みを入れる私は海近住子である。
10月である。
10月と言えば、秋の運動会。我が西海市西彼町でも
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『西彼町町民運動会』開催！！
『町民球技大会』と隔年で行われる、西彼町民にとっての一大イベントである。
残念ながら今年は台風25号の影響で中止が決定したらしい。
さて、運動会といえば、運動嫌いの私にとっては憂鬱でツライ日である。
長崎の実家地域でも夏休みに『子ども会の球技大会』なるものがあったが、こちらで言う町民運動会のような地区のみなさんが参加する運動会的なものはなかったように思う。
こちらに嫁いできて『町民運動会』なるものがあると聞いたとき・・・
何やら背中あたりがゾワゾワッとしてしまった。
これでも一応、中学生まではわりとスポーツは何でもこなせる方で通して来た私だったが、どういう訳か高校生になってから、すっかりオンチになってしまった。
それから成人して結婚して、体を動かすこともほとんど無く生きて来た。おかげで私の中の『運動』という神経はどうも退化してしまったらしい。
そんな私に「町民運動会」に出ろと、お声がかかった。30代初めの頃だったと思う。
オーマイガー！
チョットイミワカンナイヨ～！
ウンドウカイッテナンデスカ～？
でもそのときは自分の体力や瞬発力、条件反射や俊敏性。いくら退化の一途を辿ったとしても、ちょっとくらいはイケるんじゃないかとつい過信してしまった。
まだかろうじて年相応に動けるんじゃないかという安易な考えで町民運動会への参加を受けたのだ。
正しくは『受けた』というより『受けるという選択肢』しかなかったように思える。(笑)
もちろん運動会前にはちゃんと練習日が設けてあり、地区のグラウンドに集まって、それぞれの年代の人が自分の出場する種目を本番に向けて練習するのである。
それまで『ま、何とかなるやろ』と、のんきな気持ちでいたのだが
私ぃ～ なんか～ 場違いじゃな～い？
そう思わずにはいられない様な風景が目の前に広がっていた。
「えっほえっほ」と威勢よくムカデ競争の練習をしている5人組の横を、「カラカラカラ～」っと輪回しの練習をするご婦人が軽快に走り去ったり。
渦巻リレーのポールをよける棒の進入角度の確認や綱引きの体の倒し具合を皆さん真剣に意見し合い、練習に取り組んでいる。
グラウンドの向こうでは、私たち一般ピーポーとは一線を画すグループあり。
運動会の花形である『100ｍ走』に出場される皆々様である！さすがに体形からして我々とは別格である。
スラリとした手足、ピッタリとフィットするウエアーに身を包み、キッチリと軽いアップから入る。
もうアスリートじゃん！
そんな練習風景を見て、何かとんでもない場所に足を突っ込んでしまったんじゃないかという恐怖で心臓がバックバクしたのである。
こういう地域の運動会って『親睦』が目的じゃないの～？(泣)
ガチ勝負なの～？ 勝ち狙いにいくの～？(泣)
はい、私の住むこの地区は『町民運動会』にかける意気込みがどうもよその地区とは違うらしい。
やるからには『勝ち』を取りにいくぞ！の精神が、私のような運動嫌いな者にとって、とてつもないプレッシャーになるのである。
そういえば、昔近所のお嫁さんから聞いた話し。ウソかホントか、1番でゴールしないと応援席からヤジが飛ぶ。ましてや最下位でゴールしようもんなら、罵声を浴びせられる・・・。
初参加前に聞かされたアンビリーバボーな事実！
本気で骨折して運動会辞退しようかと思ったわよ！
当日、ヤジが飛んだかはわからなかったが、なんとか1日を無事にやり過ごした。
とは言っても、ウン十年のブランクを3～4日の練習で補うことはできない。それでも若さという強みで多少の無理も乗り越えられたが、もうアラフィフの今では絶対に無理である。
普段からスポーツをしている人ならともかく、この年になってからの運動会出場は
命取り。マジで。
「わしゃ まだ召されとーないんじゃー」
と駄々をこねていたが、そんな心配をよそに数年間、私に運動会参加のオファーは来ない。
だってその翌年の球技大会の練習初日に親指をポッキリするレベルの人ですから、これは要注意人物のレッテルを貼られたに違いない！
私にとっては願ったり叶ったりなんだけど❤
残念ながら今年の町民運動会は台風接近のため中止となったが、安全第一！無事に過ぎてくれることを願いましょう。
私もこれから台風に備えてウエストへ『買い出し』出発！
やっぱ 次男大好きから揚げは外せない(笑)
