single.php

広がる、西海市の新たな特産品〜アボカド苗木の配布会〜

西海市の特産品といえば「みかん」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。市内の山間部では、日当たりが良く水はけの良い傾斜地でみかんの栽培が盛んに行われています。

しかし近年は、急速な温暖化や生産者の高齢化などにより、みかんの生産をとりまく環境は厳しさを増しています。そこで、みかんに代わる新しい特産品を作ろうと、地元の農家さんたちがグループを立ち上げ、西海市と連携してアボカドの生産に取り組んでいます。

その取り組みとして、5月27日(火)にアボカド苗木の配布会が開催されました。

暑さに強く栽培しやすいアボカド

アボカドとは、クスノキ科の常緑高木で、その果実は栄養価が高く、脂肪を多く含むため「森のバター」とも呼ばれています。苗木から育てると3~5年で実をつけて、1本の木から100〜200個以上も収穫できるそうです。

長崎アボカド普及協議会 西海市グループ(2015年設立)代表の原口誠司(はらぐち・せいじ)さんは、14年前から西海市でアボカド栽培に取り組み、試行錯誤しながら仲間とともに研究を続けています。

原口さんによると、これまであらゆる品種のアボカドを試した結果、西海市での栽培に向いているものは「メキシコーラ、ベーコン、フェルテ、エッティンガー」の4種だそうです。特におすすめなのが「ベーコン」という耐寒性に優れた品種で、温州ミカンやビワが育つ地域であれば、畑だけでなく露地栽培も可能だということでした。

配布会に参加したのは30数名のプロの農家さんや一般の人たち。アボカドの植え方や育て方に関する手引きが配られ、原口さんが重要なポイントを説明すると、みなさんメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

説明が終わると、参加者の名前が順番に呼ばれ、次々とアボカドの苗木が配布されました。

アボカドの成長を楽しみに

成長したアボカドの木

配布会へ参加した方にお話を聞いてみました。

「知人が育てたアボカドをもらって食べてみたらとても美味しかったので、私も栽培してみたいと思いました」

「耕作していない畑があるので、畑の有効活用としてアボカドを植えてみようと思い、参加しました

「西海市で育ったアボカドを食べてみたいと思い、栽培に興味を持ち参加しました。苗木が大きく育って、数年後に大きな実をつけることが楽しみです」

みなさんのそれぞれの思いがありますが、共通しているのは「アボカドの成長と将来の収穫」を楽しみにしているということ。

西海市産のアボカドはまだ市場には出回っていませんが、昨年からはふるさと納税の返礼品として取り扱われるようになり、「新しい西海市の特産品」としてデビューしています。

5年後、今回配布されたアボカドの苗木が大きく成長して、たくさんの実をつける頃には、市内の直売所でもお目にかかれるかもしれませんね!

Information

footer.php