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ウエストのおんな《カタツムリのお散歩は鼻歌うたってどこまでも 第5話》~梅雨時期の洗濯事情~

この数日、梅雨の中休みなのか、太陽が出てくれたので洗濯物が乾いて大変ありがたい。

季節は『梅雨』。やはり『梅雨』なので雨、雨、雨。その間で晴れたりすると、何はともあれ洗濯に没頭するお母さん方ではなかろうか。

 

雨が続けば、どうしても洗濯物が溜まる。乾かないうちにつぎの洗濯物がやって来るから、さらに洗濯物が溜まる、洗濯物スパイラル・・・

 

洗濯物が渋滞してますよー。

 

どこのご家庭でも、この時期はきっとお悩みだろう。とりあえず、我が家は屋根つきのデッキに干すのだが、まぁ乾かない乾かない。

 

外でヒラヒラさせてみて、どうにか乾いてくれるのを願う。

 

1日目・・・2日目・・・ そしてちょっと様子を伺う。

 

あ! くっさ!

ぞうきん臭(しゅう)!

あの『おいに~』を嗅げば、テレビで流れる洗濯洗剤のCMのような「生乾き臭」などと、お上品なネーミングなんてもったいないなくて言えません! 言うならそれはまぎれもなく・・・

 

ぞうきん臭!

マジくっさ!!

 

せっかく洗って干した洗濯物も、ぞうきん臭をフワフワ醸し出してしまったら、その洗濯物は、もう一度洗濯機へリリースである。

 

いくら貧乏性の私でも、ぞうきん臭のする服を着る勇気はない。

 

昔、ぞうきん臭のするシャツを着て仕事に行ったことがある。動くたびにフワフワっと鼻をくすぐるあの『おいに~』。

 

はじめ、その『おいに~』の出どころがわからず、クンクンと鼻をならしていると、どうやら自分の着ているシャツが発信源らしい。

その臭さ!まるで臭覚を麻痺させる、化学兵器!

 

自分から発せられるぞうきん臭。きっと私の周りのみなさんも、私のシャツから放たれる化学兵器にやられて鼻が麻痺したに違いない。

 

最近は『部屋干し用』なる洗濯洗剤が売っている。なので、梅雨時期の洗濯には、もちろん『部屋干し用』の洗剤を使っているのに、どうしても、ぞうきん臭は生まれる。

 

なんでーー?

それはもう罰ゲームを食らっているような感じ。仕事が終わるまで、そのかぐわしき『おいに~』に包まれて過ごさなくてはならない。

 

こんな時に限って、シャツの替えを持ってくるのも忘れて、着替えすらできず、最後まで『おいに~』を楽しむ羽目になるのだ。

 

そんな経験を経て、今はまず洗濯物の臭いを確かめ、ぞうきん臭なる化学兵器を放っていたら、即!洗濯機にリリースと決めた。

 

さて、毎年梅雨になると、このぞうきん臭を生まないための洗濯術なる特集が、朝の情報番組などで紹介される。

 

洗濯物を干すときは、洗濯物の間隔を開けて風が通るようにする。

うう~~ん 実際我が家の洗濯物の量は、そんな少量ではない。3人家族の我が家でも結構な量が生み出されるのに、家族の多いご家庭はもっとであろう。

 

ましてや部屋干しとなると、スペースが限られる。そんな洗濯物の間隔を空けるほど我が家は豪邸ではないので、もう洗濯物の大渋滞。

 

除湿器は?・・・もちろん使っているが、その機能が行き届かないところは、やはり怪しい・・・。

 

職場のお姉さま達は、悩む前に「コインランドリーに走る」と言っていたが、お山の上の我が家からランドリーに行ったとして、乾燥機に突っ込んでもその出来上がりまでの時間をどうする?一度家に帰ってまた回収にくる?

 

家に帰ったら、ゆっくりする間もなくランドリーに戻らなければ乾燥の出来上がりに間に合わない・・・。

え~ 乾くまで現地待機~?? 無理。

 

それを思うとコインランドリーは待ち時間をうまく使えないので、最後の砦的なものになる。

 

渋滞をおこしている洗濯物がこんもりあるのに、そこまでコインランドリーを重視していない理由は、実は我が家には小さな家庭用の乾燥機があって、この時期にはよく働いてくれるているからだ。

 

今使っている乾燥機は2代目。初代はナイショだが

 

私が壊した。

コインランドリーのつもりで、たっぷりと洗いあがりの洗濯物をイン!

 

しばらくグルングルン回っていたが、そのうち「うんともすんとも」言わなくなる。

 

家庭用の乾燥機は濡れた大量の洗濯物を入れてはダメなんだと学習した。

 

にしても。もうしばらく梅雨は続くと思うと洗濯物との格闘にため息が出る。

 

早く部屋の中に広がるヒラヒラ洗濯物と、その中から鼻をくすぐるぞうきん臭。そしてぞうきん臭の洋服のリリースから解放されたい・・・。

 

とにかく太陽が出ているうちに、あもこれも洗って干そう! 梅雨明けまでお母さんの苦労と我慢は続くのである・・・。

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