去年、旦那の『生きがい』についての話をここで書いたことがあった。
※そのお話はこちらから⇒⇒⇒ウエストのおんな《秋の夜長を照らす月 第4話》~『生きがい、お持ちですか?』~
そう、うちの旦那さまの『生きがい』は長男の『ソフトボール少年の父』『軟式野球少年の父』と娘の『ソフトテニス少女の父』で、全身全霊子ども達を応援サポートすることであった。
それも子ども達の引退に合わせもれなく旦那も引退となり、プツリと途絶えた『生きがい』
しかし燃え尽きてしまったと思われたその『生きがい』は『ものづくり』へと移行したのであった!!!
確かに手先は器用なので日曜大工も前々からやっていた。石垣を積んだりとか、デッキを作ったりとか。
「オイって、
てんさぁ~い♡」
旦那の口癖である。自分で言う分にはこちらに害はないのでいくらでも言わせてあげている。
何かを完成させるたびに「オイって天才」と言うので、私もそのたびに「お~そりゃ良かったね」と返す・・・。
合言葉かよ!!
そしてビックリなのが、それ用に使う道具が何故か一式自宅にある!ということ。
道具小屋を覗けば、ほぼ揃っているという不思議。
これって‟田舎あるある”なのかい?
業者でもなんでもないのに普通のお宅にはないであろう道具が我が家にあるのは、やっぱ田んぼとか畑とか作ってるからそれ関係で必要だったため?
少々のことなら業者は呼ばず自力でやってしまう男気!!『やっぱ田舎ってすごい』・・・バカにしてるのではない!
リスペクトしていると
言ってほしい
とりあえず、ほとんど廃墟だった我が家の小さな小屋を立派にリフォームした時点から、旦那の『ものづくり』への飽くなき探求心は本格的に開花したのであった。
それから『革製品』に興味を持ち、そちらへと現在進行形でガッツリとやっている訳だが、それがどうやら段々と熱を帯びてきたらしい・・・。
師匠の元で初心者コースのカード入れから製作を始め、少しづつレベルを上げて本人が1番作りたかったというビジネストートバックを2点ほど完成させた。
その時点で怪しい風がフワワ~っと吹き抜けたのである。
「なんか、いっとき作らんでよかごたる・・・」
出たー!
もう?
もう燃え尽きた?
そう、作りたかったというトートバックを完成させてしまい『作る』という『生きがい』をまたまた失くしてしまったようだ。
おいおい、旦那がプロ級に革製品作れるようになったら、今度は私にその手仕事を伝授するという約束だったじゃん。それどうなんの?
それから職場の方からヨイショされたかお褒めいただいたのか、怪しい時期をなんとか乗り越えた。
すると・・・
今度は何の反動なのか
狂ったように革製品作りに
没頭しはじめたのである
作品を作るにはまずは材料。
50を越えたオジサンは会社帰りに材料調達のため、恥じらう事も無く手芸屋へ足しげく通う。
家に帰ればヤ〇〇クでも毎日物色。ウォッチリストは旦那の気になる商品でイッパイパイ!
ヤ〇〇クからの通知は私のスマホにも来るように設定してるので、それはそれはおびただしい数のお知らせが私のアドレスへと送られてくる。
じゃあ通知が来ないように設定し直せばいいじゃんと思ったあなた!
確かに!
でもまぁ、旦那が何を買おうとしているのかの把握ができる!・・・したことないし興味もないけど(笑)
結局、面倒くさいってだけの話で設定放置。相変わらず今日も私のスマホにヤ〇〇クからのラブレターがジャンジャン届く。
ジャンジャン届くのはラブレターだけではなく、先週先々週にはそのヤ〇〇クで落札したであろう『革の巻物』が宅配で数日に渡り我が家へ届くという怪奇!!
こ~わ~い~
そして鬼の様に作品づくりに燃える。
やばくね?
でもね、一番初めに作ったカード入れからすると、お世辞ではなくすごく上達していると思う。
これをご本人の前で言うと『オイって天才!』を認めてもらえたと思い、鼻がドンドン伸びて収拾がつかなくなるので断じて甘やかさない。
今は次男からオーダーされたお品物をせっせと製作中である。既に『オイって天才』を連呼中。
私的には『天才か天才でないか』は問題とするところではなく、とにかくドンドンバンバン腕を磨いて、老後の収入源になるよう受注生産できるまでになって欲しいと密かに未来設計中。
私に革製品製作の伝授?
ん~しばらくは遠慮しておこう。私はネット懸賞で超多忙なのだ(笑)
※さてさて前回はワタクシの髪の毛がボンバーだってお話でした。髪の毛が膨らむもんだからアタマがでっかくなるのが悩み・・・。こちらから覗いてくださ~い。