この人があの舞台で見せなかったら、きっと私は知る由もなかったであろう・・・。
ワールドカップで見たあのヘンチクリン(失礼だぞ!)なポーズ。
五郎丸ポーズ!
なつかしいっっっ!
それが『ルーティン』だとメディアで言われていたのを聞いて初めて知った。
そもそも『ルーティン』とは何ぞや?ウキペディア教授によると、『ルーティン』とは【習慣的・定型的な手続きや仕事のこと。 日課。 定常処理。】とある。
なるほど。
では、毎朝、定位置の椅子に座ってコーヒーを飲むのは『ルーティン』?
毎回玄関を出入りするたびに旦那や次男の脱ぎ捨てた靴を見て、イラっとした私が「チッ」っと舌打ちするのも『ルーティン』?
毎日旦那や次男が冷蔵庫から麦茶を出してくるが、絶対に元に戻さないのを見てイラっとした私が「チッ」っと舌打ちするのも『ルーティン』?
毎回旦那や次男や義母がトイレのドアをキチンと閉めないことにイライラが募った私が『グーでパンチ』したくなるのも『ルーティン』?
んーーーー。
たぶん違う(笑)
そんなんじゃない。そうすると私が今までの生きてきた中で、自分に『ルーティン』があっただろうか?
まぁ、気にとめたこともなかったので何かあったかもしれないし無かったかもしれない。
でも、1つだけ『これは!!!』というのがある。今はもう必要なくなったが、当時はその都度行っていた儀式である。
娘が高校生のとき、入っていた部活の試合前に必ずやっていたこと。それは・・・
トンカツを食べる!
『ルーティン』というか、こりゃ『ゲンん担ぎ』だな。
人って、絶対に叶えたいこととかお願いごとがあると、いつもは気にもしない『神様』だとか『仏様』だとかを急に拝みだしたり、『ゲン担ぎ』だとか言って片っ端から担いでみたりする。
それにまるっと当てはまる人間がここに・・・
はいっ!!
子ども達の高校入試や娘の中総体高総体のときには地元の金毘羅さんでお百度参りならぬ、2週間参りをやっていた。
試験とか大事な試合の2週間前になると、どうもソワソワウズウズ居ても立っても居られなくなり、自分の気持ちを落ち着けるためと、何もしないで後悔するより神様でもなんでも見方につけろ!感じで金毘羅さんに毎日通っていた。。
さて、トンカツの話に戻るが、中高でソフトテニスをやっていた娘はありがといことに高校の時は1年生のときから試合に出させていただいていた。
学年が上がると責任も大きくなり、出る試合は絶対に負けられないものになってきた。
本人には相当なプレッシャーだったろうと思うが、なぜかここにも変なプレシャーを勝手に感じでワナワナする母がいた。
そこで、そういえば勝負事の前に『絶対勝つ!』というゲン担ぎで『カツ』を食べるとよく聞くじゃないか!
そうだ!
トンカツを食べよー!
ということで、試合の前日にはトンカツを食べるようになった。
その頃、はじめは家でトンカツを作っていたが次男が就職の為に家を出てからは、旦那と娘と私3人になり、なんだか大掛かりにトンカツをつくるのが面倒になってきた。(O型炸裂)
さらに旦那が仕事帰りに高校に寄って部活終わりの娘を拾って一緒に帰って来ていたので、帰って来る時間も遅かった。(待てない!)
なので旦那に直訴した。
お頼申します!
試合前日は私がわざわざ遠路はるばる娘を学校まで迎えに行くので、その足であの『カツ専門店』に行かせてはくれまいか?
自分でゴマをスリスリする、あの『カツ専門店』に行かせてはくれまいか?
まぁ旦那は私の言うことに「NO」とは言えない心優しき人間なので(どうだか?)すんなりとお許しをもらって、思惑通り試合の前日は私が娘を迎えに行き、美味しいトンカツ定食をいただいて帰ったものである。
考えてみると会社の帰り道に娘を拾える旦那がそのまま2人で店に行けばよい話なのだが、そこは試合前のナーバスな娘に何も考えずポンポンと思ったことを口から発射する旦那はとても・・・
デンジャラス!
そんなこんなで、美味しいトンカツを食べることもでき~、母娘で色んな話もでき~、そして要のソフトテニスの試合も頑張れた!
ときもあったし・・・そうじゃないときもあったし。(汗)
今では良い思い出となったあの頃の『ルーティン』?ゲン担ぎ?だった。
もう試合にかこつけてトンカツを食べに行けないのが淋しい・・・。またそんな美味しい『ルーティン』ガンガンやりたい!
※前回は台風の時のお話でした。9号10号が立て続けに来ましたし、停電や断水で大変な思いをされたご家庭も多かったです。日頃からの備えはホントに必要ですね。それと電気や水のありがたさ身に沁みました。こちらからどうぞ