お盆に娘が帰って来た。
しかし我が家には重大な問題点がある。
お泊りできる部屋がない~~
部屋がないわけではないが、使えないのだ。
そう。部屋はあるが使えない・・・
【その1】家の中心にあるため窓がなく真っ暗で『万年ジメジメ』の和室。そのうえ旦那と長男の荷物が積み上げられているというできれば入りたくない部屋。
加えて和室は仏間と続き間だし、義母が出入りするのでとても客人を寝かせるわけにはいかない。
【その2】娘が使っていた2階の子ども部屋。1階の義父母の部屋とツーツーで、話し声から何から丸聞こえ。普通の生活をしていても1階から遠回しの苦情が来る面倒くさい部屋。
なので娘が家を出て行ってからはムカつくから絶対使わないようにしている。次男が自分の部屋と二間続きで使いたいと言ってきたが断固拒否。もっぱら物置として使用中。
かくがくしかじかこのような理由で、我が家に客人をお泊りさせられないという訳だ。
かといって長男や娘が帰って来た時はどこで寝ているのかというと・・・?
なんということでしょう
リビングの3人掛けソファーが
ベットに早変わり!
匠の出る幕はなく、ソファーの上から毛布を1枚さらりと羽織るだけで完了する、『寝心地最悪!!!』と呼び声高いベットである。
旦那だって次男だって、すぐにゴロンと横になるくせ2人には不評のソファー。だが私はこのベット・・・いやソファーでのお昼寝が大好きだ。
だって身長が
『シンデレラフィット!』
まるで私の身長にピッタリ合わせて作られたようなベット・・・いやいやソファー。
足をピーンと伸ばしても両サイドの肘あての内側にキレイに収まる私の身長。
これぞ『シンデレラフィット!』だから私以外の家族が寝ようとすると狭くて窮屈で「ここで寝られるかっ!」となるのである。
しかも年代物なので、ソファーのコイルスプリングがピヨンピヨンとあちこちから出てきてて、それがお尻に当たるもんだからソファーなのに座り心地もかなり悪い。
だから先日、お盆で帰って来た娘から声高らかに宣言を受けた。
「ソファーで寝らんばと~?あたしソファーで寝とうない~」
「お母さん!
客間を作りましょう!」
え‘~?え~?え~?どこに?そんな部屋ないよ?どこに作る?
「私の部屋に決まっとるやろ!」
そこは現在物置になっておりまする~~~!
今年の私のお盆休みは1日。その貴重な1日を部屋の片づけに捧げろというのか(泣)
エアコンも付いてない部屋で、汗びったんたんにかきながら海近母娘は片付けに没頭した。
せっかくの貴重な1日休み(泣)
まずは「なんでこんなに溜めたとさっ!」と怒られながら大量にストックしていたア〇〇ンの段ボールを解体。
だって荷物送るときにいるじゃん。そんな時って丁度いい箱ってないじゃん。あぁア〇〇ンの段ボールがピッタリだったなぁとか捨てた後で思うじゃん。
娘)だけんって
こんがんもいらんやろ?(怒)
母)はい・・・。
でもさ、これってさ私だけじゃない。旦那も義母も宝物を捨てられない人達なのである。
私が「捨ててくれ」とずっと頼んでいるボロッボロの毛布や布団を、どうしても捨ててくれない旦那。
理由は『何かに使えるからとっておく』だって。
我が家の裏の義父母スペースや小屋の中に置いてあるあんなものやこんなもの。私の目にはゴミにしか見えないものを大事にとっている義母。
ゴミにしか見えないというかハッキリ言って『ゴミ』。
なぜその『ゴミ』を大事にとってあるのか聞いてみたいが、そこは嫁の立場としてゴックンと飲み込んだ。
娘は私の段ボールと同じことだと言うが、義母はそのレベルの数倍、いや数十倍数百倍上を行く。私など足元にも及ばない。
今回娘から『捨てなさい!』とご指導受けたボロボロの毛布などを、粗大ごみに出してもらうべく旦那にその旨伝えると、娘からの指導だと言ったからか素直に了解を得た。
怪しい・・・
あんなに何年も捨てることを拒んでいたくせ、娘のひと声だけで気持ちが変わるものなのか・・・?
いやいや実はコッソリ目ぼしい物はしっかりと私にナイショでゲットしていたことが判明。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
やっぱりゴミという名の宝物はタダでは手放さない!さすが旦那!!だが娘がこの宝物事件を知ったら怒るだろうなぁ。
そうこうしながら私が旦那とボロボロ毛布の駆け引きをしている間、娘に任せていた部屋の片付け。きっとパーフェクトに片付いていると思って疑わない私の目に飛び込んできた光景は!
あちこちに仕舞ってあった中高生の時の思い出の品々をことごとく引っ張り出して、その余韻に浸っているではないか。
『片付けあるある』にすっかり捕まったご様子。
片付けのつもりが逆に散らかったというあるあるである。
当然、娘は足の踏み場もない部屋で寝る事は出来ずリビングの床でご就寝。
そして翌日『客室』として生まれ変わるはずの部屋に思い出をめいっぱいにまき散らしたまま、アパートへと戻ったのであった。
マジでほんと迷惑
果たして娘の部屋は『客室』としてデビューする日がくるのだろうか?
それから、これからは何でもため込むのは辞めよう。手放す勇気を持とう。そう心に誓ったのであった。
旦那と義母にもこれ以上宝物を増やさない努力をして欲しい。
ていうか、
もう絶対に増やすなよっっっ!!!
切に願う住子であった。
※さて前回の『ウエ女』は家事についてのお話でした。あなたの旦那さんは協力的ですか?こちらから読んでみてくださ~い