ばりぐっど記事上でもご紹介したLINEアプリの「文字起こしばりぐっどくん」と「外国語ペラペラばりぐっどくん」、便利なAIアプリですよね。文字起こしばりぐっどくんは公開後順調にお友達が増え、ついに2019年9月現在、5万人!!ものユーザーが使っています。
でも、これらのAIアプリ、実はプログラミングを学び始めてから1年も経たないプログラミング初心者が開発したアプリだってことは知っていましたか?
それまでプログラムなんて見たこともない、100%未経験からのスタートだったそうです。
それならもしかして誰にでもできるんじゃ……?なんていう思いを抱き、プログラミングを学んでたった8ヶ月でAIアプリを開発したその勉強方法を取材してきました。
そもそもなんでプログラミングを学ぼうとしたの?
「文字起こしばりぐっどくん」「外国語ペラペラばりぐっどくん」のばりぐっどくんAIを開発したのは、西海市大瀬戸在住の宮里賢史さん。元銀行員でメロンパン屋などをしていました。
宮里さんは、プログラミングは全くの未知の分野だったとしながらも、興味を持ったきっかけを教えてくれました。
宮里さん(以下敬称略)「西海市に住んでいますが、地方は働く場所が少ないじゃないですか。家業を持たない人なら特に。でも、WebやITという領域ならどこでだって働くことができる。むしろ、これからはITしかないと思ったんです」
注目のプログラミング勉強方法公開!
【ステップ1】プログラミングを身に着けるためにスクールへ
ITの仕事は将来性がある、と語る宮里さん。仕事になるスキルを身に着けるため、まずは福岡のITスクールに通ったとのこと。
宮里「知人が受けていて、成果がスゴイと思えたスクールがあったんです。G’s Academyというスクールでした。だからそこに行ってみました」
このばりぐっどメディアの編集長でもある宮里さんは、IT技術を活用してばりぐっどをより良いメディアにしたいという思いもあったそうです。
スクール生活の始まり
そうして2018年7月に福岡のG’s Academyへ入学。その後6か月でHTML、JavaScript、JQuery、PHP、firebase、Laravelと複数の言語を学んだといいます。
宮里「G’sAcademyでは、週に一日講義があり、あとは自宅学習の課題が課せられるというやり方で進むんです。課題といっても、週一でアプリを作って提出させられるんです。すさまじいですよね!」
かなり大変だったようです。
宮里「スクールの同期生の中には、すごくカッコいいアプリを作る人もいました。僕はできなさすぎて焦りましたよ。全くの未経験者なので。
講義が終わったら家で教科書を読み、自分で調べて週に10~15時間ほどの勉強時間を確保していました。」
課題のアプリ作りも、”考える”のは楽しかったといいます。ですが……
やりたいことはあるのに、どうやってやればできるのかわからない。「技術」の壁にぶち当たる
宮里「やりたいことを考えるのって楽しいじゃないですか。でも、それをどうやって作るのかがわからなかったんです。自分の技術が足りなくて思っていたものが作れない。それは苦しみでもありました」
苦笑いをしながら、過酷な思い出を振り返る宮里さん。スゴイ同期生達に刺激を受けながらも、プログラミングに関して悔しい思いを抱えたまま卒業したといいます。
宮里「とにかく苦しかった6か月ですが(笑)、”なぜ自分はこれをやるのか”という点を突き詰めて考えることができたと思います。
ただ、やりたいことの実現に向かうのは楽しいけど、実現できないもどかしさはずっとあった。卒業式でも、晴れ晴れした感じは全くなかったです」
なお、G’sアカデミーでは卒業生が起業につなげるためのプレゼン大会が開かれるとのこと。ここで起業したり、企業にスカウトされたりする人も多いのだとか。
しかしこうした華々しいイベントで発表することもなく、静かに静か~に卒業した宮里さん。そんなモヤモヤ状態の宮里さんがなぜ、その後数か月でヒットアプリを作るに至ったのか?!
其の弐へ続きます。
●本日のまとめ
AIばりぐっどくん開発へのステップ1→→スパルタなスクールで6か月努力する
第2話はこちら↓
其の弐・「地方に住む人こそプログラミング」!? 未経験者から学習期間8ヶ月で、50,000人ユーザーのLINEアプリを開発した勉強方法の公開<2>
第3話はこちら↓
其の参・「地方に住む人こそプログラミング」!? 未経験者から学習期間8ヶ月で、50,000人ユーザーのLINEアプリを開発した勉強方法の公開<3>
そもそも「ばりぐっどくん」AIって何だっけ?という方はこちらもどうぞ!