来る1月21日に開催される「2018ミス・ユニバース・ジャパン 長崎大会」に、予選を通過したファイナリストとして出場する池田愛実(まなみ)さんは、西海町出身の24歳。

ファイナリストだけが参加できるビューティーキャンプでは、外見と内面の両方を磨くための100時間のプログラムを通して自分自身と向き合い、より自分のことを知ったそうです。

今回は、そんな池田さんをキラリ☆kirariインタビューさせていただきました。

 

 

【プロフィール】

池田 愛実(いけだ・まなみ)

西海市西海町出身。1993年生まれ。地元の小中学校を卒業し、市外の高校へ進学。東京の大学を卒業し、インターネットサービスの会社へ就職。昨年帰郷し、現在は両親と3人で西海町に在住。

 

 

【2018ミス・ユニバースジャパン 長崎大会へ出場することになったきっかけ】

 

 

心と体のバランスを崩して帰郷

 

大学を卒業後、インターネットサービスの会社でコンサルタントの仕事をしていました。前の職場で心と体のバランスを崩してしまい、環境を変えようと思って地元に帰ってきました。

実家でゆっくり過ごすうちに、だんだん心が元気になり、「いろんなことをやってみよう」と思えるようになりました。

 

 

興味に対して素直になる

 

ちょうどそのころ、東京にいる先輩のお母さんから、「東京でファッションショーに出てみない?」と誘われ、昨年9月に渋谷でファッションショーのオーディションを受けました。

結果は当日発表され、私は選ばれませんでした。オーディション自体が初めての経験。緊張して自分を出せなかったことが悔しく、意気消沈して帰ろうとしたとき、ミス・ユニバースの関係者が私に声をかけてくれました。それが大会を知ったきっかけです。

 

 

【2018ミス・ユニバースジャパン 長崎大会に応募するかどうか迷った】

 

 

長崎大会への応募、締め切りまで1ヶ月なかった

 

「2018ミス・ユニバースジャパン 長崎大会」への応募は、書類の締め切りが9月末、通過したらセミファイナルが10月中旬。セミファイナル応募の締め切りまで1ヶ月を切っていて、応募するかすごく迷いました。

 

自分のコンプレックスもきっかけに

 

14歳のとき、背骨が湾曲する「側弯症(そくわんしょう)」という病気を発症しました。高校受験の直後に手術を受け、背中の真ん中には30センチの傷跡があります。

大会の水着審査では、ビキニを着るので背中が見えるし、見られることに対する抵抗感もありました。「そういう美のコンテストに自分は出ていいのかな?」と思いました。

 

タイミングがよかった

 

仕事を辞めて地元に戻り、自分のキャリアについてすごく考えていた時期だったことと、関係者に声をかけてもらったのがきっかけで、自分が変わっていけたらという思いで、応募しました。

タイミングがすごくよかったと思います。渋谷のファッションショーに行かなかったら、今回の大会を知ることなく、自分の病気のコンプレックスがなかったら、挑戦してみようとは思わなかったですから。

 

 

【ビューティーキャンプに参加してどうでしたか?】

 

 

はじめて言われた衝撃の一言

 

書類審査を通過したセミファイナル47名から、ファイナリスト16名の中に選ばれました。ファイナリストになると、100時間のビューティーキャンプ(*)に参加できる資格が与えられます。

(*)ビューティーキャンプとは、2018ミス・ユニバース日本代表を目指し、外見、内面をより高いレベルへ磨き上げるための、特別講師によるレッスン合宿のこと。

 

ビューティーキャンプに参加した当初、私は先生たちから「特徴のない、自分をまだ出し切っていないような、引っ込み思案な感じ」に見られていたと思います。

とても衝撃的だったのが、「十皮(じゅっかわ)むきなさい!」と言われたこと。「ミスキャンパスじゃない。ミス・ユニバースだよ!ちゃんと世界に発信できるパワーを放てる女性になりなさい。」と言われました。

 

 

オーラがある女性って、何がそうさせているのか?

 

オーラがある女性って、どういう女性がそういうパワーを放つことができるのか。何がそうさせているのだろう?って、わかりませんでした。

このビューティーキャンプを経て、そのオーラって自信からくるものだと気づきました。「私なら大丈夫、自分を知っている。」ということが自信となり、自分の見せ方を表現することで、そのオーラが放たれるのだという結論に至りました。

 

自分の魅力を磨く

 

100時間のビューティーキャンプでは、各界のスペシャリストからヘアメイク、ウォーキング、ヨガ、和文化(マナー)、栄養学(薬膳など)、英会話などのレッスンを受けます。長崎市にある正覚寺のご住職に、お話を聞きに行くこともありました。

外見を磨く講座もありますが、「自分の魅力を知ってそこを磨く」という、内面を磨く内容が多かったです。

 

 

【自分と向き合ったことで気づいたこと】

器用じゃないし、才能もないかもしれない、でも…

 

私、何かを習得するのに人より時間がかかるから、才能がないと思っていました。

不器用で要領の悪い自分が嫌だったけど、今はそういう自分だからこそ、人よりも忍耐力があるし、努力、粘り強さは他より抜きんでていると自負しています。

新しいことをするとき、私なら人より時間がかかっても人よりうまくできるという、変な自信があります。才能がないけど頑張る才能はあるみたいな。

 

 

 

この経験を生かして、最後までやり遂げたい

 

ビューティーキャンプへの参加は、とても恵まれたチャンスでした。途中で抜けたくなることもありましたが、これは本当にこの機会にちゃんとやり通さなきゃいけないと、開き直って、そこから楽しめるようになりました。

悩みやコンプレックスを、自分のいいところに目を向けるパワーに変えていくことなど、ちゃんとセルフプロデュースをして、人のためにその経験を役に立てたいです。

 

 

日本代表になって世界へ

 

今度の大会で長﨑代表になって、日本代表になりたいです。病気のコンプレックス、不器用な自分でも、ミス・ユニバースの舞台に立てた!というところまで行きたい!

私のような人がミス・ユニバースに挑戦することで、一人でも多くの人が何かに挑戦できるようなパワーになれたらいいなと思います。

 

 

どうもありがとうございました。

 

 

【あとがき】

今回の取材では、池田さんが経験したことを通して、ご自分の言葉でまっすぐに話をされる姿勢にキラリ☆kirariを感じました。

いよいよ、今週末1月21日(日)に「2018ミス・ユニバースジャパン 長崎大会」が、長﨑ANAクラウンプラザで開催されます。

大会当日はもちろん、これからも、池田さんの素敵な心に実る大きな愛とキラリ☆kirari輝く魅力が、最高最善の状態で表現され、一人でも多くの人の心にそのパワーが届きますように。心から応援しています。

今回の取材は、道の駅「西海町のみかんドーム」で行いました。ご協力ありがとうございました。