こんにちは、ライターのかのぽむです。

みなさんは「風しん」という病気をご存知ですか?

「風しん」はウイルスによっておこる急性の発疹性感染症のことですが、小さな子どもがかかる病気というイメージがあると思います。

しかし、平成25年度には20代以上の男女ともに大流行し、子育て世代に感染が広がってしまいました。

「風しんにかかっても治せるでしょ?何が問題なの?」と思う方もいるかもしれません。

実は風しんが流行して困るのは、妊娠初期の女性とこれから生まれてくる赤ちゃんです。

今回は風しんの恐ろしさと、無料の抗体検査についてお話しします。

 

妊娠初期の女性が風しんにかかるとどうなるの?

妊娠初期に妊婦さんが風しんに感染してしまうと、赤ちゃんの耳が聞こえにくくなったり、目が見えにくくなったりする場合があります。また、心臓に疾患が生じる場合もあり、これらは「先天性風しん症候群」と呼ばれています。

あなたが風しんに感染してしまうと、身近にいる妊婦さんが恐ろしい感染リスクにさらされてしまうのです・・・!

そのような被害を防ぐために、これから妊娠を希望する女性はもちろん、パートナーとなる男性や同居する家族も風しんを予防することが大切です。

 

風しんを防ぐ方法は?

ワクチンを接種し、風しんに対する免疫を獲得するのが最も有効です。

平成2年4月2日以降に生まれた方は予防接種を2回受けていますが、それ以前に生まれた方は1回しか接種していない場合があります。

1回接種しただけでは、大人になって免疫が弱まっている場合もありますので、追加接種を受けて免疫を強化してください。2回接種している方も、感染リスクがゼロになる訳ではありませんので注意が必要です。

また、昭和54年4月1日以前に生まれた男性は予防接種を1度も受けていない可能性があります。風しんにかかった経験があるのかハッキリとわからない場合は、抗体検査を受けましょう。

↓風しんについての詳しい説明はこちら。
風しんについて|厚生労働省

抗体検査を無料で受けよう!

 

自分に風しんの免疫がどのくらいあるのかは「風しんの抗体検査」で調べることができます。

 

【検査が受けられる場所】

西彼保健所(長崎市滑石1-9-5)

 

【検査日時】

毎週 月・金曜日 9:00~17:00

 

【検査方法】

血液検査(8ml)

※結果は約4週間後に来所していただき、説明します。

 

【無料となる対象者】

1.妊娠を希望している女性(既に妊婦の方は除く)

2.妊娠を希望している女性の夫・パートナー

3.風しん抗体価が低いと判明した妊婦の、夫・パートナー

4.風しん抗体価が低いと判明した妊婦の、同居者

※既に風しんにかかったことがある人、過去に風しん抗体検査を受けたことがある人、あきらかに予防接種を受けたことがある人などは対象外です。

 

【申し込み・お問い合わせ先】

電話予約が必要です。下記連絡先にお申し込みください。

西彼保健所 地域保健課 健康対策班

TEL:095-856-5059