お久しぶりです。ベーヤンです。
『アール・ブリュット』って⁈
あまり聞き慣れない言葉だと思います。
フランス語で特別な芸術の教育を受けていない人たちが、自分の沸き起こる衝動のままの作品「生(き)」の芸術。英語では「アウトサイダー」とも言われます。
長崎県でも、去年の秋に障害者の文化祭芸術フェスin九州で「アール・ブリュット」作品の展示がありました。
西海市からは坂口倫太朗さんが出展されその作品の素晴らしさを紹介されました。
先日、西海市でも大島文化ホールにて、『互隣の家』の利用者さんの作品を中心に、関わりのある地域の方たちとの共同展示会がありました。
アールブリュットの作品の魅力
得意やこだわりを活かした作品や、その時の感情のまま描いた作風を大切にした多くの作品は、そのカタチや色が本当にステキです。
実際に、雑貨や商品として認められている作品もあり、おかずの容器のデザインや、Tシャツやバック、名刺などにも利用されています。
今回のアールブリュット展は、施設の活動公開と西海保育園などの地域との関わり、そして自分の感情や言葉として出来上がる作品と共に互隣の家の方たちを知ってもらう企画でもありました。
多くの方々にふれあう機会と、知ってもらうための展示会は、西海市でも初めての試みでした。
子どもたちに すぐに受け入れられる、楽しく興味ある作品が多かったと思いました。
共同出展として、互隣の家さんと一緒に「ふれあいの広場はるの」さんの作品も展示されました。こちらは、クスッと笑える習字や思わず近寄って観て、さらに驚く細かい貼り絵などの作品がありました。
目標を1文字で表した「一陽来福」という作品は、1文字1文字が絵の様で味のある注目の一点。
今回の作品の中には、コロナでイベントなどができず、面会なども規制され日の目を見ずにしまわれたままだったものもあり、施設の関係者だけでなく、何よりも利用者さんが喜んでいたのが印象的でした。
またいつか、虹色の色の表現者たちの「生(き)」の作品を観たい!
この方たちの作品が芸術として評価され、みなさんの励みになれば素晴らしいと思ったベーヤンでした🎶