前回、義母の作るオムレツの中身が『野菜炒め』でびっくらこいた!という話をしたのだが、では住子の実家のオムレツの中身は何だったのか?というお問い合わせを多方面からいただいた。
ウソ
お問い合わせはいただいてないが、実家の母が作ってくれていたオムレツの中身は何だったかなぁと思い出してみた。
ジャガイモを茹でて潰したものに炒めたひき肉を混ぜ、ケチャップで味付けしてあったような・・・。
・・・・・
定かではない
実はあまりオムライスの記憶は無いっぽい。しかし、私の中では母が作るそのコロッケの具のようなものが入ったオムレツが全国共通の『オムレツ』だと思っていたのだ。
しかし昨日職場での会話の中で『オムレツ』の話が出た。なのでお姉さま達のご家庭のオムレツの中身は何?という質問を投げてみた。
すると、そのご家庭ご家庭独自のオムレツがあり、あんなものやこんなものを入れたオムレツのオンパレードだった。
そのご家庭で受け継がれてきたものであったり、進化したものでだったり、新たに生み出されたものだったり、それぞれオリジナルのオムレツだとわかった。
海近家の義母が作る『野菜炒め入りのオムレツ』も私が目にしたことがなかっただけで、職場という小さな世界の中でさえ1件1件違うのだから何ら不思議なことではなかったのだ。
確かに世の中にはすでに『オム焼きそば』や『スパニッシュオムレツ』とかあるじゃんね!とか今になって気づく。
さて、海近家では大皿におかずをドカンと盛る『ドカン盛り』で食卓に出すという話もしたが、炊飯ジャーからごはんを茶碗に盛るのは各自、自分で行うこととなっている。
以前は私が家族分よそっていたが、「多い!」だの「少ない!」だの用意してもらっておきながら文句を言うフトドキ者が多発したので、それならご自分でお好きな量よそってくれよ!となった。
おかずを『ドカン盛り』するのも言ってみれば
我が家ルール
だとしたら、このごはんを自分でよそうのも『我が家ルール』になるのだろう。
一家の大黒柱の旦那でさえ例外を除いて、ご自分でよそうのだ。(私、鬼嫁と言われそう)
自分でよそっても、おかわりをするときは私に頼んだりするのだが、どのくらい盛ればいいのかわからないので「どれくらい?」と聞く。
すると
「神様んメシ 2個分」
とか、分量を量る目安にしてはバチをかぶりそうな単位を発する。
これも『我が家ルール』なのだろうか? しかしこれは実家にいた時も父親が言ってたような記憶があるので、もしかしたら長崎共通?全国共通?(笑)
『我が家ルール』といえば
これこそ
『海近家ルール!』
と、子ども達に言わしめたものがある。
それは・・・・・・・
シチューである
おいおいまたシチューの話かよ・・・。
はい、シチューの話です。今回は義母の作る箸でつまめる硬いシチューの話ではない。
料理が破壊的で致命的、かつ絶望的に苦手な私が胸を張って作れる料理!といえば『カレーライス』と『シチュー』である。
文字通り『カレーライス』は『カレー』と『ライス』なわけで『シチュー』は『シチュー』単体なのである。
まだまだ子ども達が幼いころ、いつもの様に『シチュー』と『ごはん』をそれぞれよそって食卓に出していた。
しばらくは普通に食べていた旦那が、ある日箸とスプーンを交互に換えて食事をするのが面倒になったらしく、シチューのお皿に茶碗のごはんを『ポンっ』とダイブさせた。
シチューの中で溺れるごはん・・・
それを混ぜ混ぜにしてスプーンで食べたのである。
結局、別々に出しても最後には1つになる運命の『シチュー』と『ごはん』。ならばいっそのこと初めからカレーライスのように一緒に盛って出せばいいじゃん!
それから我が家のシチューといえば、カレーライスの様に1枚のお皿に仲良く盛られる形へとトランスフォーーーーム!(あっ! 形が変わったってことね)
シチューライスの誕生である
ここでシチューに関する、海近家のルールが出来上がったのだ。
物心ついたときから『シチューライス』で育ってきた我が家の子ども達。海近家の中では、いたって普通の食卓である。
しかし私の知らないところで事件は起きた!
娘だったか次男だったか、お友達の家でシチューをご馳走になったことがあったらしい。
『シチューライス』しか見たことのない海近チルドレン。
友人宅で出された『シチュー』に素直な疑問をぶつけた。
「ねぇ!
なんでシチューとごはんが別々?」
キョトン顔の友人家族・・・。そりゃそうだろうよ。『シチューライス』は海近家のオリジナル。
一瞬の沈黙のあと、大爆笑が起こったらしい。
「もう、お母さんのせいで大笑いされたけんね!!」
「普通のシチューって、シチューはシチューだけお皿につぐとってよ!」
「なんでうちはごはんと一緒にシチューつぐと?」
「めっちゃ笑われたたい!!」
何故かって・・・?
だって、
それが海近家の
我が家ルールだからさ!
※さて前回の『ウエ女』は『ドカン盛り』と義母が作る衝撃の『つまめるシチュー』のお話でした。気になったあなた・・・こちらからどうぞどうぞ