西海市大瀬戸町在住のフォトグラファー山野未那美(やまの・みなみ)さんは、フォトスタジオに勤務しながらフリーランスとしても活動する若きフォトグラファーです。

ベビーフォトを学び、人との出会いや様々な機会を通してさらに活動の幅を広げようと、目標に向かってチャレンジしています。

今回はそんな山野さんのキラリ☆をお届けします。

 

【プロフィール】

山野 未那美(やまの・みなみ)

西海市大瀬戸町出身、1994年生まれ。地元の小中学校を卒業し市外の高校へ進学。高校卒業後に就職し、事務職や営業職、接客業を経験。6年前から佐世保市内のフォトスタジオで働きながら、フリーランスのフォトグラファーとして活動している。趣味は手芸と読書。両親とともに大瀬戸町に在住。

フォトグラファーみなみ

 

 

自分を変えたい!人嫌いだった私

ーーどうしてフォトスタジオで働こうと思ったのですか?

子どもと接することが好きで、楽しそうだなと思いフォトスタジオに入りました。それまでは経験していなかった接客業で、どうにか人嫌いが克服できたらなというのもあって。

 

ーー人嫌いというのは?

人と話すことがあまり好きではなかったんです。苦手というか。何を話せばいいかわからないし、相手が自分をどう思っているのかが怖かったのもありますね。

 

 

ーー人嫌いを克服したかったんですね。

20歳ぐらいのとき、ちょうどフォトスタジオに入る前の頃、自分はこのままじゃダメなんじゃないかと、自然とそう思い始めました。克服するというか、人嫌いを自分でどうにかしないといけないなと思って。

それで、荒療治もかねて接客業をやってみようと。ちょうどカメラに興味を持っていた時期でもあって、フォトスタジトで働くことにしたんです。

 

 

ーーフォトスタジオではどんなことを?

最初に、アシスタントと案内、着付け、ヘアメイク、写真選びの仕事を経験してから、今はカメラ撮影をしています。七五三シーズンは忙しいので、働き始めてから1年も経たずに「カメラやってみようか!」ということで、撮影を始めましたね。いろいろ教えてもらっています。

 

 

フリーランスのフォトグラファーとして始動

ーーベビーフォトの撮影を始めたきっかけは?

甥っ子のベビーフォト体験会に行った時、「こんな仕事があるんだ。やってみたい!」と思い、自分で調べて2年ぐらいお金を貯めてから、佐世保で教えている先生のところへ1年ぐらい通って、ベビーマッサージとベビーフォトを学びました。

学びに行っている時はひたすら必死でしたが、いろいろなことが学べて楽しかったです。

 

ーー周りの反応はどうでしたか?

ベビーフォトをやりたいと思ったとき、まず親に相談しましたね。お金もかかるし、クリアしないといけないことがあったので。そしたら「やりたいなら応援するよ」と行ってくれて、姉もすごく支えてくれました。

フォトスタジオの人たちも、モニターやってあげるよとか、がんばってる?とか、声をかけてくれて、とてもいい環境だと思います。いろんな人に感謝ですね。

 

ーー講座を修了後、フォトグラファーとしての活動が始まったんですね。

講座を修了したら開業届を提出しなければならないというのがあって、2018年6月に届けを出してから今にいたります。

それからフリーランスのフォトグラファーとして、保育園の子育て支援でベビーフォトやベビーマッサージの講座とか、あとは個人的に写真を撮ってほしいなど、お客さんのご要望に対応しています。

 

ーーフォトスタジオでの経験は個人の活動にも活かせていますか?

フォトスタジオを訪れるのはご家族づれがほとんどで、いろんなお母さんから悩みやお話を聞く機会もあって、いろいろ自分なりに会話ができるようにもなったし、その経験が保育園の子育て支援でお母さんたちとのコミュニケーションにもいい感じでつながっていますね。

 

ーー愛用しているカメラを教えてください。

今、パナソニックのLUMIX G8とソニーのα6000のカメラを持っています。LUMIXは、ベビーフォトをするにあたり必要になって購入しました。

フォトグラファーとして写真の幅を広げるために、カメラ屋さんでそれに適したレンズを教えてもらい購入しました。

 

 

自分の意識が変わった

ーー2018年に開催されたSAIKAIアカデミー(*)を受講されたそうですね。

はい、第3期生になります。講座を参加して、いろいろな講師の先生の話を聞いて自分の視野が広がりました。それまでは1人の先生から学んだものだけだったので。

アカデミーの写真講座で出会った先生とお話したとき、カメラマンをしていくにはやっぱりこうなんだ!と確信したことがあって、赤ちゃん路線(ベビーフォト)からフォトグラファー路線へと変更しようと思いました。

(*:SAIKAIアカデミーとは西海市が主催する「新しい働き方講座」のこと)

 

ーーなるほど、人との出会いから視野が広がり意識が変わったんですね。

今までを振り返って思うのは、仕事を楽しめるようになったなということ。人との関わりがちょっと楽しいなと感じるようになっていて、それまで持っていた「ちょっと怖いな」がなくなりましたね。自分でもだいぶ変わったなと思います。

 

ーー素敵です!

 

 

これからの展望について

―これからどんなことにチャレンジしたいですか?

人を撮りたいです。大人の人、女性とか、頑張っている人とか。その人の魅力を発揮できる、引き出せるようなフォトグラファーになりたいです。

 

いずれは撮りためた写真を展示して、個展を西海市でやりたいです。3年から5年後ぐらいにできたらいいなと思います。

 

―2020年の目標を教えてください

今年は本当に人を撮りたい!そしてブツ撮り(物を撮影する)、商品の撮影など、幅を広げたいのでいろいろ勉強したいです。

 

あとがき 

まるで新しく誕生した星の輝きのような「キラリ☆」を感じさせてくれた山野さん。これからいろいろな出会いと経験、学びを積み重ねながら、さらにその光を強く明るく放っていかれることでしょう。

これからのご活躍に期待と応援の気持ちでいっぱいになりました!

インタビューへのご協力ありがとうございました。